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生存者バイアスの理解は企業経営、業務にも大いに役立つ

生存者バイアスという言葉をきかれたことがあるかもしれません。



 生存者バイアスの軍事での利用、第二次世界大戦中に帰還した飛行機が受けた損傷をヒートマップとして集計し、飛行機の強化に努めたというお話です。

赤い点が損傷受けた点ですので、強化すべき点はどこになるでしょうか?
こちらは調べてみても面白いですね。

成功しなかったことからどれだけ学べるか

 皆さんはうまくいかなったことからどれだけ学びをされているでしょうか。
かくいう私も、診断士の学習をしているときが一番わかり易い事例ですが、間違えた設問の原因追求をあまりしない時期がありました。
理解や得点も伸びず、悩ましい時期がありましたが、うまくいかなかったことに着目すると途端に理解が深まりました。

わかっていることは置いておいたとして、うまくいかなかったことにもそれ相応の理由があります。
この理由の追求が重要で、理由の解消をすることで、次回の発生を防いだり、本質的な理解にたどり着くことが多いです。

単に理解していなかった
誤って認識していた
取り違えていた
手順を誤った

こんなことが理由かと思います。
単に理解していなければ理解すれば良いですし、手順の誤りであれば謝らないような工夫をすれば良いです。

やっかなのが、誤りの認識、理解違い です。
一度定着した記憶として再現をしていますので、これを正すのは習慣や癖を治すことになります。
一度定着したものを治すのは意外と時間がかかります。

ではどうするか?

最初の段階で正しい理解をするということです。
焦って、早とちりは倍の時間がかかります。

最初から落ち着いて取り組めば、正しい理解で物事がすすみますので、結果時間の短縮となります。

生存者バイアスの例で出した飛行機の損傷部分への対処をどうするか、対処前に正しい道筋があれば、効率よく改善できます。
お仕事も一緒だと思います。

生存者バイアスの理解は企業経営、業務にも大いに役立つ というお話でした。

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