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デジタルトランスフォーメーション紀行 その一

デジタルトランスフォーメーション。

私が初めてDXという言葉を知ったのは2015年初め、アジアのビジネスにメインで携わっていた時にフィリピンのシステム開発会社から聞いた言葉だ。当時は3rd Platform と呼ばれていただろうか。Cloud Analytics Security Social Mobile 。シスコやIBM、オラクルあたりが提唱していたのだろう。

アジア各国の社会ITインフラは恐ろしいスピードで進化している。クラウドと4G、スマートフォンの普及がそれに拍車をかけている。だからこれからはシステムインテグレーターからソリューションプロバイダーへ会社を変革するのだ。

そう熱いマニラで語りあったものだ。

あれから数年。昨年2018年に経済産業省が2025年の崖レポートを発表した。日本の企業に対して、2025年までにレガシーシステムから脱却し、ビジネスをデジタルトランスフォーメーションしなければ崖から落ちて日本もろとも会社が崩壊しますよと警告したわけだ。それまで一部を除いた企業の経営者は見て見ぬ振りをしてきたが、お国が言い出したものだから無視するわけにはいかなくなった。

日本の大企業の経営者達は、まあ年輩者が多く、ITリテラシーの無い人がほとんどの状態。

どうにかしないといけない、と感じてくれたらまだマシな方で、なんか国がデジタルなんとかと言ってるが、なぜそれが必要なんだとか、まあ俺もあと三年社長やれば満足だし2025年はもう辞めてるからいいや、とか。だとしたら後に悲劇が訪れるわけだ。日本全体に。

日本のデジタルトランスフォーメーション。各企業が取り組み始めた今、まず私は二つのことを国と経営者に提言したい。

続く

いつもありがとうございます。書きたいこと徒然なるままに書きます。