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映画 ボヘミアン・ラプソディー Bohemian Rhapsody

ロックバンド、クイーンの栄光と挫折を映画化した「ボヘミアン・ラプソディー」を最初に観たのが2018年12月4日。その一ヶ月後に書いた日記です。

本日は2019年1月5日、中山競馬の3レース(3歳未勝利戦)にボヘミアラプソディという馬が出走。すでに8戦目、初勝利が期待されたが、残念ながら5着。未勝利脱出とはならなかったが、次走は期待したい。日本の競走馬の名前は字数制限があり9文字である。オーナーは悩みに悩んで、ン、を削ったのだとは思うが、妥当な判断でしょう。

となんで、競馬の話やねん、と突っ込んでくださって結構。

昨年、大ヒットを記録した映画「ボヘミアン・ラプソディー」。
皆さんは、ご覧になられましたか?
数回観に行った人もいるのではないでしょうか。
興行収入はすでに50億円、ちょっとした社会現象にもなっていますね。

私も観に行きました。12月4日。
フレディがソロやってた頃、レディオガガから聴きだした私は70年代から80年頭のクイーンの絶頂期はリアルタイムで聴いていなかったので、ああクイーンってこんな感じだったんだなあと今更ながらに知ることが多かったですね。Wewillrockyouや地獄へ道づれといった名曲があんな風に出来上がったなんて、バンド全員が作曲できるクイーンの凄さをあらためて実感しました。
それでもって最後はフレディはじめクイーンのメンバーとウェンブリーアリーナの観客が一体となる姿に心が震え感動しました。LIVEAIDは1985年。1986年に単独でウェンブリーアリーナ講演をやっているのですが、DVDとYouTubeで数回観ちゃいました。そこにフレディ、クイーンがいるんですから。まさに魂の叫び、観客の盛り上がりも最高です。

フレディが1991年にエイズが原因で亡くなって、早30年近くも経ってしまったということに時の流れの早さを痛感。当時エイズといえば不治の病、またゲイ、ホモという同性愛者ということをカミングアウトする文化は世界でもインパクトがあり、敬遠されがちでした。

音楽の世界では今ではエルトン・ジョンや故ジョージ・マイケルが2000年代に入ってカミングアウトしたかとは思いますが、この30年間でずいぶんトランスジェンダー、LGBTに関する風潮も変化しました。医療も発達してますから今だったらフレディも助かったかもしれないんですよね。

と思ったら昨日自民党議員、平沢のおっさんが「LGBTばかりになったら国は潰れる」とか発言しちゃって、日本はやっぱり世界から置いてけぼりにされているなあと思っちゃいました。未だにフレディが苦しんだ80年代と変わっていない風潮があるんだもんなあ。

映画ではフレディの葛藤がけっこう詳しく描かれていますが、実際はもっと闇は深かったのかもしれません。スターや天才は今でも孤独な人が多い、清原とか貴乃花みてたら胸が苦しくなってしまう。フレディは映画の後半、ゲイ仲間に裏切られ、自分の家族、友人、そしてブライアン、ロジャー、ジョンを家族として、クイーンとして生き抜くことを決意。エイズであることをメンバーだけに告白し、そしてLIVEAIDに立つ。涙腺崩壊。


死を覚悟することって人間にとって一番恐怖、しかし彼は命を懸けた、人を感動させるということに。

もう一回観に行っちゃおう。



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