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#0065【建築法令等】建物を建てるときの建ぺい率と容積率

皆さん、こんにちは。記事をご覧頂きありがとうございます。
建ぺい率と容積率という言葉は知っていますか?説明できないけれど、なんか聞いたことあるという反応が意外に多いので今回は建ぺい率と容積率について説明します。

【建ぺい率】
建ぺい率と容積率ですが、いきなり定義を難しい言葉で見てもピンとこないと思うので、簡単に説明します。そもそも建物を建てるとき、土地(敷地)に目一杯建てたほうが土地を有効活用できると思ってしまいますが目一杯建てることができないのが、建ぺい率です。建物を建てるときには余白を設けないといけないという規制です。建物が隙間なく建てられると火事がおきたとき延焼しやすくなるためです。建ぺい率を具体的にみていくと、土地(敷地)を真上から見たときに土地の何%までと上限が決められています。例えば、建ぺい率60%の330㎡(100坪)の土地があった時、330(100坪)✕60%=198㎡(60坪)までしか使えないわけです。100坪土地があっても100坪全部に建物は建てられないということです。

【容積率】
建ぺい率を理解したところで、次に容積率です。土地の全部を目一杯使えないため上に高くしようとしたときの容量の上限を規制するのが容積率です。例えば、土地の大きさが330㎡(100坪)で容積率200%とあれば延べ660㎡(200坪)までとなります。660㎡(200坪)を建ぺい率で求めた198㎡(60坪)で上に伸ばしていくと3階から4階程度の建物が建てられるイメージです。なお、細かいですが、共用廊下、階段などは一定の場合、容積に算入されません。また地階の場合も一定の要件を満たせば容積に算入されない場合があります。

【まとめ】
建ぺい率と容積率について簡単に説明しました。土地によって建ぺい率、容積率が違います。これは、土地がどういう用途に使うかで用途地域というものが定められています。用途地域には住居系、商業系、工業系に大別され、さらに細かく分かれています。

また、建ぺい率は平面の話をしています。容積率は立体の話をしています。土地を購入してアパートやマンションを建てるとき、古いアパートを取り壊してマンションを建てるとき建ぺい率、容積率の知識が役立ちます。今回は建ぺい率、容積率について説明しました。最後までお読み頂きありがとうございました。よかったらお気軽にフォロー、スキして頂けますと幸いです。

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