「ゴールデンカムイ」聖地巡礼:神居古潭編 2022/6/26
HIS北海道「アイヌ文化と北海道開拓の歴史を巡る旅」バスツアー最終日。は、北鎮記念館の次に訪れたのは旭川市博物館でした。
⚠️【ネタバレあり】この投稿では「ゴールデンカムイ」本編の最終回まで内容に触れています。予めご了承ください。
⚠️【本編ページ数】この投稿の本編ページ数は、電子書籍のコミックスに準じています。1p単位で読んでいるので紙書籍とはズレが生じることもあると思いますが、予めご理解ください。
旭川市博物館
北鎮記念館での興奮と反省でグッタリしかけていた私をピーーーン!😳とさせたのは、受付にいきなり登場した野田先生のサイン色紙でした。
旭川市博物館はアシㇼパさん。逆への字口がとても可愛い。
ツアー参加者は全員パチリと写真に収めてから展示スペースに入場〜🚶♀️🚶♂️🚶
旭川市博物館はこんな風に立体的な構造でした。
この旅ではいくつもの博物館を巡ってきましたが、私が普段行きなれている東京国立博物館や、国立新美術館などとは違う、凝った作りの展示方法だなぁ、企画展示というより常設展示だから飽きさせない工夫をしているのかな?という印象でした。
アシㇼパさんの装飾品
アシㇼパさんが身に着けている装飾品はやはり目に留まります。
アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」の表紙でアシㇼパさんが身に着けていたタマサイ/シトキ。
このイラストが大好きで、よくApple watchに表示させてます。
「ゴールデンカムイ展」では、アシㇼパさんの装飾品、携帯品がモデルとともに詳しく展示されていました。
ウイルクのトンコリ
「ゴールデンカムイ」6巻 p25 第50話「春雷」の扉絵で、ムックリに熱中しているオソマの隣で谷垣が持っているのがトンコリ。
インカㇻマッのマキリ
インカㇻマッのマキリを彫った藤戸幸夫さんのマキリが展示されていました。
美しいマキリ・・・。その後、谷垣はインカㇻマッに彫ってあげたのかな?彫れそうにないからほかの形で愛を示してそう。
インカㇻマッのマキリは現在「ゴールデンカムイ展」で展示中。
谷垣を射ったアマッポ
「ゴールデンカムイ」4巻 p18 第28話「捜索」では、アシㇼパさんを捕らえた谷垣が鹿垣を通り、アマッポの罠にかかりました。
旭川市博物館は、私がポンコツでなければもっと見ごたえのある博物館なのですが、なんせ既に記憶があやうくて・・・撮った写真を見ても「???」と思うばかりで情けない。
動物の剥製がたくさんあって子供が怖がっていたのと、その子供が入場するときに「あっ!ゴールデンカムイだ!」と色紙を見て叫んでいて、お父さん、いい教育してるなァ・・・という、どうでもいい記憶だけ残っています。
あさひかわラーメン村
旭川市博物館をあとにして、向かったのはあさひかわラーメン村。私はこの日の朝、胃が痛くて目覚めてしまったほど調子悪かったのですが、このラーメン村を楽しみにしていたので、朝食ブッフェをパスしてラーメンにオールインしていたのでした。
添乗員さんが「函館は塩、札幌は味噌、旭川は醤油」が有名と教えてくれました。たくさん有名なラーメンやさんが集合しているラーメン村なのですが、どうせなら旭川の地元のラーメンが食べたいな~と、梅光軒を選びました。
醤油ラーメンにメンマをトッピング。ラーメン久々に食べましたが、ヒンナヒンナでした!🤤
この時、お隣に座った親子でツアーに参加されている方たちの娘さんが、谷垣のアクスタを褒めてくれたのが嬉しかったです。
神居古潭
ついに、ツアー最終の訪問地、神居古潭に到着!
「ゴールデンカムイ」本編では10巻で第七師団に捕らえられた白石を奪還するエピソードの舞台です。
「ゴールデンカムイ」10巻p46の扉絵で、土方歳三がビャッとロープを切ったとこ!と妄想が捗る橋を渡り切って振り向いた反対側。
「ゴールデンカムイ」10巻p42 第92話「変装」で「神居古潭」とキャプションがついた見開きページと同じ横からのアングルは、下に降りて行かないと撮れなかったですね~。残念。
キロランケが「来い白石ッ!!」と救出に向かった急流はどこらへんだろうか?と雄大な景色を眺めます。
このシーンのアングルを探してウロウロウロウロ・・・
ツアー参加者さんたちはみんな階段を上がって上にある神居古潭の駅跡のほうに行っていましたが、私は橋を渡り切って右方面に降りていき、このシーンと同じアングルを探していました。
足場は草ボーボー、虫ちゃんがピョンピョン飛んでいるところで「ぎいやッ」となりましたが、苦労した甲斐があって、なかなか似たアングルを見つけられました。
p54で白石が「おわぁ~」と流されているところにも似ています。
旭豆
カムイコタンといえば、「ゴールデンカムイ」10巻p29 第92話「変装」で、「煎り大豆に砂糖を衣掛けしたお菓子」として出てきた旭川の名菓、旭豆。
p38で豆売りに扮した土方歳三が「カムイコタン 吊橋」と包み紙に書いて渡したお菓子です。
これが欲しくて、特に青い缶がほしくて、前夜ホテルにチェックインした後、旭川駅に向かったんですよね。
でも・・・ないッ!
駅前の大きなイオンにもない。駅中のお土産屋さんには布袋バージョン。もちろん可愛いから買いました。
でも、青い缶が欲しいんだよぉッ!旭川!旭川で一番有名なお菓子じゃないのかよッ!😤
この旭豆缶を探す旅は帰りの新千歳空港まで続き、とうとう見つけられず、諦めきれずに東京へ戻ってからお取り寄せしました。
かわいいッ!
布と缶ではアイヌ女性のデザインがちょっと違いますね。どっちも可愛いッ!中の豆菓子は会社でわけわけして食べました。素朴な美味しさ。
アイヌ文化と北海道開拓の歴史を巡る旅
神居古潭を後にして、ツアーは新千歳空港と札幌駅で降りる人に分かれて解散しました。
お世話になった添乗員さん、運転手さん、仲良くしてくれたツアー参加者さんともお別れです。ありがとうございました!またいつかどこかで・・・
バス旅なので、時間が押すかもしれないと、帰りの飛行機はかなり遅い時間に取っていた私。時間いっぱいまで旭豆を探しましたが見つからず、しょんぼり・・・。
そんな私にご褒美が!
文教堂さんすごい!愛のある「ゴールデンカムイ」のエンド展開!
「ゴールデンカムイ」、アイヌ関連書籍だけでなくマタギや土方歳三関連書籍も置いてある。棚テープや雑誌の下にアイヌ紋様、モチーフもところどころに貼ってある。
感激ーッ!
あぁ札幌の本屋さんも行ってみるんだったなぁ。
次に行くとき、寄ってみたいです。
可愛いッ!
ちょっと大人びてる表情のアシㇼパさん、可愛いッ!
でも「ウコチャヌㇷ゚コㇿ!!」って言ってる
旅のオチがまさかの「ウコチャヌㇷ゚コㇿ!!」でしたが🤣、初めての「ゴールデンカムイ」聖地巡礼、3泊4日のうちの2泊3日、HIS北海道のアイヌ文化と北海道開拓の歴史を巡る旅は、何から何まで期待を遥かに超える素晴らしさで、心から参加してよかった!と思いました。
ツアーに「ゴールデンカムイ」のゴの字もありませんが、このツアーはどう考えても「ゴールデンカムイ」ファン向けに企画されたツアーだと思います。
土地勘もなく、免許もなく、カムヲタ仲間も持たない私にとって、とんでもない距離の移動を含む聖地巡礼をバスで周ってくれるのは、とてもありがたかったです。
「ゴールデンカムイ」ファンじゃないと楽しめないかというとそんなこともなく…。バスで移動中は添乗員さんが北海道トリビアを淀みなく披露してくれますし、この旅きっかけで「ゴールデンカムイ」を読んでいただければと🤣
お金と時間さえあればおかわりしたいくらい・・・いや、本当におかわりも考えたんですけどね・・・まだまだ周りたい聖地があるので、まずは小樽・函館をメインに旅の計画を立てるとします。
札幌にも周れなかった北大植物園や、雨で半端になってしまったサッポロビール博物館にもリベンジしたいところがありますし…
「また来年」とか言ってないで、この熱い気持ちのまま行っちゃうぞ!
あとですね、北海道を巡っていてアイヌコタンやアイヌ関連の博物館以外で、普通の街中でアイヌ語やアイヌモチーフを目にするたびに、いろいろ考え込むようになりましたね。まだまだ知らないことがいっぱいで、まだまだ勉強が足りないな、と。
北鎮記念館で最初ははしゃいでいたのですが、戦争の恐ろしい爪痕がリアルに感じられてくるたびにどんどん眉間に皺がよっていって、心の中も無口になっていきました。
これらは、何かを見て何かを読めば「はい!把握」とはならないものなので、これからも考え続けていくことになりそうです。
そんなきっかけを与えてくれた作品「ゴールデンカムイ」に感謝感謝です。
飛行機での移動中、野田先生の「スピナマラダ!」を読んでいたんですが、なんでこれこんな短く終わっちゃってんの?ってくらい面白くて、これは心残りだっただろうな、と。これは悔しい。
描きたいものを描くため、先生は本当に頑張られたんだなと思いました。
次回作も期待しています!苫小牧に聖地巡礼したいくらいに!
「ゴールデンカムイ」聖地巡礼シリーズ
「ゴールデンカムイ」
🐻コミックス
「ゴールデンカムイ」は先日ついに31巻が発売ッ!
すごい加筆っぷりで・・・野田先生、関係者の皆さん、本当にありがとうございました!
最終回、最終巻、併走に間に合ってホントよかった・・・!
🐻アニメ
アニメ第四期は2022年10月に放送予定!
🐻ゴールデンカムイ展
「ゴールデンカムイ展」は現在京都開催中!
今後は福岡、そして北海道へ凱旋と、順次開催予定ッ!
北海道の聖地巡礼レポはこれにていったん〆ですが、この後は明治村編に続く予定です。
「ゴールデンカムイ展」についても書いておきたいな~。
またよかったら読んでやってください!
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