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「ゴールデンカムイ」聖地巡礼:札幌編 2022/6/23

「ゴールデンカムイ」聖地巡礼:北海道 開拓の村編に続いて、札幌の名所を巡ってきました。


事前に立てた旅のプランでは、開拓の村を制覇するのに丸一日はかかるだろうと予想していました。しかし、先達たちのおかげで全力で調べ上げていたからか、朝イチで入って5時間ほどで周ることができました。

こうなると「よし、札幌もできるだけ周ってみよう!」と欲が出ます。

この日のお天気は降水確率90%☔️
しかし🌞晴れ女パワーを発揮してか、開拓の村では傘もささず防水パーカーのフードをかぶって、右手にiPhone、左手にiPadを持ってバシャバシャ撮影。

その🌞晴れ女パワーも札幌に着くと効力を失い、ホテルからサッポロファクトリーへ徒歩で向かった私の折りたたみ傘を折らんばかりの暴風雨に変わってしまいました。


⚠️【ネタバレあり】この投稿では「ゴールデンカムイ」本編の最終回まで内容に触れています。予めご了承ください。

⚠️【本編ページ数】この投稿の本編ページ数は、電子書籍のコミックスに準じています。1p単位で読んでいるので紙書籍とはズレが生じることもあると思いますが、予めご理解ください。


サッポロファクトリー


▶︎「ゴールデンカムイ」25 p162 248話「教会」
宇佐美にボコられた石川啄木が、マイケル・オストログの次の犯行現場を「札幌麦酒工場です‼︎と推理するシーン

このシーンのアングルは、後に訪れるサッポロビール博物館にある模型の方がピタッと合うかもしれません。

それでもねぇ〜、この外観を見ただけでめちゃめちゃテンション上がっちゃったんですよね!!!

▶︎「ゴールデンカムイ」25 p175「それぞれの夢」
「こないだ抱いた娼婦にそっくりだ」
牛山に評された門倉の女装。ページ一番上のコマ


▶︎「ゴールデンカムイ」25 p181「それぞれの夢」
「ひょっとしてアイツこそが
マイケル・オストログの正体がジャック・ザ・リッパーなのでは?のシーン

丸に⭐︎。この独特の窓は可愛いなと思うと同時に、何か禍々しいものを感じたのは、連続殺人事件を彷彿とさせたからでしょうか。


サッポロビール博物館


▶︎「ゴールデンカムイ」6 p72 52話「無い物ねだり」
アシㇼパさんが「ヒンナすぎるオソマと悶絶した食べてもいいオソマ、カレー。その後、ちんぽ先生が「札幌ビール飲み比べ勝負だッ」とゴクゴク飲むシーン

サッポロファクトリーからサッポロビール博物館って、なかなかな距離だと思うんですが、普段から1日1時間程度は歩く私にとっては「電車乗るの面倒くせーなァ…」。飛びそうになる傘を必死に押さえつつ、またも徒歩で向かいました。

そんな苦労をしてまでも、行ってよかった!この外観には一瞬で苦労が報われるような効力がありました。でも、まぁ、疲れてたし寒かったしで、外観の写真はこれだけ。そそくさと博物館へ入りました。

▶︎「ゴールデンカムイ」25 p162 248話「教会」
宇佐美にボコられた石川啄木が、マイケル・オストログの次の犯行現場を「札幌麦酒工場です‼︎と推理するシーン

このシーンは、博物館内にあるこの模型の方が近いかもしれません。

▶︎「ゴールデンカムイ」25 p165 249話「それぞれの夢」
扉絵で白石が顔ハメしていたポスター

急に決めた訪問だったせいもあって、事前予約が必要な試飲付きツアーには参加できませんでしたが、自由参加でも博物館は楽しかったです。

男は黙ってサッポロビール

大昔のレトロなポスターから現代までの代表的なポスターギャラリーもあって、池袋の新文芸坐で黒澤特集に通ったばかりだった私は、この三船のポスターがすごく気に入りました。いいフォントですよね!

野田カムイのサイン色紙

野田サトル先生の色紙は、プレミアムツアー受付カウンターの上にあります。
「写真撮ってもいいですか?」と受付嬢に声をかけると「もちろんです!」とにこやかにお返事☺️

アシㇼパさんの「ちんぽ先生‼︎」はうまい具合にカモフラージュされてますね🤣

ミュージアムショップでは、友だちへのお土産にレトロなグラスを買いました。サッポロクラシック×「ゴールデンカムイ」のコラボ缶は発売前だったので、セットで買えなくて残念でしたが、通販で注文済みなので楽しみに待ってます!

サッポロビール博物館の外観は、象徴的な上工地圭二が登った煙突とか、もっともっと撮影したかったのですが、この頃にはiPhoneを出すのも憚られるほどの暴風雨だったので諦めました。次回、リベンジ!


日本基督教団札幌教会


▶︎「ゴールデンカムイ」27 p80 264話「小樽の病院で見た女」
捕らえたアシㇼパさんとソフィアを隠した教会
「いわばゴールデンカムイか」の教会であります

次に向かったのは日本基督教団札幌教会。ホテルからわりと近くにあった美しい教会です。

▶︎「ゴールデンカムイ」27 p87 265話「鍵穴」
鯉登少尉がキョロキョロ周囲をうかがっているシーン

▶︎「ゴールデンカムイ」28 p80 272話「イポㇷ゚テ」
アシㇼパを救おうとするイポㇷ゚テ
鯉登少尉が入って行った「勝手口」
▶︎「ゴールデンカムイ」28 p52 273話「鶴見劇場」
鶴見中尉への疑念を打ち消そうともがく鯉登少尉が佇むシーン

シリアスなシーンの舞台となった教会ですが、この丸いカラフルなステンドグラスはとても可愛かったです。



札幌時計台


▶︎「ゴールデンカムイ」25 p166 249話「それぞれの夢」
「時計台で合流とのことです」

「ゴールデンカムイ」聖地巡礼 札幌編のラストは、札幌のシンボル、時計台でした。

本編でも札幌が舞台のエピソードで、何度も登場しますね。

この日は早朝4時起き、羽田から新千歳に飛び、そのまま開拓の村を5時間で制覇、雨の中札幌の聖地を全て徒歩で周るという、聖地巡礼ハイだからこそ出来たとんでもない運動量だったため、時計台に着く頃は疲れ果てて、撮った写真も2枚ほどでした。

札幌の聖地といえば、江渡貝くぅんの家のモデルとなった北海道大学植物園ですが、残念ながら開館時間に間に合わず。

暴風雨な天候もあり、私があまり札幌の聖地をちゃんと調べてなかったこともあり、未練が残る結果となったので、次回リベンジしたいと思います!



番外編 札幌駅ミナパ


アイヌ文化を発信する空間
ミナパ=「大勢が笑う」という意味のアイヌ語

「ゴールデンカムイ」の聖地ではありませんが、この日とても感動したスポットが札幌駅構内にあるミナパでした。

貝澤徹さんの彫刻があるとのことで、どうしても見たかったのです。

ところが、地下鉄駅付近にあるというだけの情報で向かった私に「え…地下鉄の駅ってどっち?」と迷いに迷ってウロウロウロウロ。おまけにスマホの地図がなぜか正常に作動せずさらに迷ってウロウロウロウロ。

途方に暮れて駅構内の地図を眺めていたら、駅の?駅ビルの?清掃スタッフの女性が「どこかお探しですか?」と声をかけてくださったのです。

私は貝澤徹さんの彫刻の写真を見せて「地下鉄駅付近にあるらしいミナパという広場?に行きたいのですが…」とすがりつきました。

スタッフさんは「あぁ、私も行ったことがないのですが、おそらく…」と道順を丁寧に教えてくださいました。

教えられた通り進むと、無事にたどり着けました!あの時のスタッフさん、親切に教えていただいて本当にありがとうございました!

貝澤徹さん作
「イウォルン パセ カムイ」

待望の!貝澤徹さんの彫刻!コタン(村)の守り神=コタンコㇿカムイ。シマフクロウが翼を広げている見事な彫刻。遠くからでも近くからでもかなりの迫力で迎えてくれます。

IWOR-UN-PASE-KAMUY(イウォルン パセ カムイ)
止まり木にはファスナーが
貝澤珠美さん作
「レタㇻ」
荒木繁さん作
「チュㇰレラ」
下倉洋之さん作
「ケニトゥク」
貝澤幸司さん作
「ぬし」

ミナパには、貝澤徹さんの作品をはじめ、さまざまなアートが展示されています。貝澤珠美さんの作品名は「レタㇻ」なので、金カムファンにはものすごく親近感がありますね!

こうしたアートの展示のほか、大きなスクリーンもあって、ざざまな映像作品が上映されていました。

貝澤徹さんのインタビュー映像

コタンコㇿカムイの止まり木に、なぜファスナーを施したのかなど、興味深いお話が聞けます。
翌日、まさかご本人にお会いできるとは想像すらしてなかったのですが、それはまた別のお話。

ボリス・ラベル氏によるアニメーション

時間があれば、ずっと座って全編見届けたかったのが、このボリス・ラベル氏によるアイヌ紋様を使ったアニメーションです。アイヌの伝統的な音楽とともに、アイヌ紋様が動く様に魅了されました。

アイヌ文様アニメーション「SIRKI(シリキ)」
フランス人作家ボリス・ラベ氏が、アイヌ民族の着物の文様をもとに制作。アイヌ民族への芸術性への敬意を表した作品です。小さな文様が伝統音楽ウコウㇰのリズムの中で躍動します。作品は全部で4種類あります。
アイヌ文化を発信する空間「ミナパ」
アイヌ文様アニメーション「SIRKI(シリキ)」



さわりだけ短時間撮ってみたので、ぜひ雰囲気を感じてください。


アイヌの伝統紋様が施された美しい天井

ミナパには美しいアイヌの伝統文様が施された天井や、気温と連動して色を変える柱、タッチパネル、テーブルシアターなど見どころ満載!椅子も多く、自然の音や動物の鳴き声などが耳に心地いい。市民の憩いの場所としても満席に近かったです。ぜひ、訪れてみてください!



札幌ごはん


根室花まる 大同生命札幌ビル miredo店

根室花まる

プランでは開拓の村でにしん蕎麦を食べる予定だったのですが、思いのほか早く周り終えたので、札幌に着いてから昼夜兼用でお寿司を食べに行きました。

東京でどハマりしていた根室花まる。本場北海道でもどうしで食べてみたかった…!シャリがほんのり温かくて期待通り美味しかったです!魚卵LOVE(⌯˃̶᷄ ⁻̫ ˂̶᷄⌯) ❤️


イニシャル

イニシャルの夜パフェ

札幌といえば夜パフェの聖地!
この日は3万歩以上も歩いたのだから…と言い訳して、すすきの方面の「イニシャル」で夜パフェしました。

どのメニューも美味しそうだったのですが、「パルフェ・ソレイユ」というみかんと苺、ピスタチオのアイスでできた激うまパフェにしました。(ピスタチオアイスはオプションで追加)

もぉ〜これが!映えだけでなくめっちゃヒンナ!疲れも吹っ飛ぶ美味しさでした。表参道や中目黒にもお店があるらしいので今度また行ってみようと思います。


札幌での宿泊ホテル


法華クラブ札幌

はじめての「ゴールデンカムイ」聖地巡礼は全部で3泊4日。そのうち2泊3日は、この翌日から参加するHIS北海道の「アイヌ文化と北海道の歴史を巡る旅」というバスツアーになるので、前乗りした初日だけ自分が手配したホテルです。

「札幌駅から徒歩圏内で、大浴場付きで安いとこ」という条件で探したのですが、お部屋が広々したツインルームにグレードアップされててゆったり過ごせました。

お風呂は小さめではあるものの、ジャンプバーがあって、試してみたかったお高めシャンプーがずらりと並んでて嬉しかったなァ!朝晩入りました。

モーニングはブッフェ

私のチョイスが地味なだけで、種類も多くてヒンナヒンナでした。


お世話になった聖地巡礼ブログ


急遽決めた札幌聖地めぐりだったため、主にサポロビール関連をこちらのブログを参考にさせていただきました。あいにくの雨でブログに書かれているところを全て特定するに至りませんでしたが、おかげで見たいところは最低限おさえられたと思います。お世話になりました。ありがとうございました!


さいごに


連れて行った谷垣とゴトリフォーゼ


嬉しくて楽しくて発狂しそうなほど大興奮した「ゴールデンカムイ」聖地巡礼の初日は大満足!

次回、いよいよHIS北海道「アイヌ文化と北海道の歴史を巡る旅」レポートに続きます。


つづき



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