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マンハッタンの繁華街にある本屋さんの地下の目立たないところにひっそりと隠れてあったあった近松門左衛門の本
昭和28年の出版物でまだ収入印紙を手作業でつけ印鑑が押してあります。
何でだろう?だってこんな素晴らしい言葉の響きがあるのにメニューや言葉もほとんど英語に置き換えてる。
あんまりカッコいいとは思わないな。
それより居酒屋や食堂で手書きで”里芋の甘辛煮”などお品書きを書いてるのは字が上手い下手は関係なく美味しさや食欲が湧いてくる。
和食を食べるのに横文字があると美味しさが激減する気持ちになるのは私だけ

海外生活が長くなり日本語が英語と混じって話す派か、きちんと日本語の時は切り替えて話す派と分かれる傾向があるのは暮らす上で日常的に耳にします。
ずいぶん前に三島由紀夫がニューヨークで英語で演説した時のスピーチを聞いた時に北米の英文学の教授たちもびっくり仰天するほど表現力や語学力がすごかったという海外では有名なエピソード。
芥川龍之介、種田山頭火などもフランス語や英語のレベルは飛び抜けてすごい物だったようで実際にアイルランドのイエーツのような奥深い文学を翻訳してます。

そういうわけで最近は読書時間を一日30分は取り入れる工夫を始めてみました。
違う世界へと心と意識は旅ができる30分
過去へも行けるし場合によれば未来にも行ける不思議な空間。
随分と昔子供の頃はいろんな世界へと旅をしていたんだなあ。当時は今ほど気軽に海外へ行けなくても。
綺麗な日本語が話せるようになりたいな。

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