【憧れのウィーン 女一人旅】 有名観光スポットを巡る。街歩き編
ずっと行きたかった場所、オーストリアはウィーンへ行ってまいりました。(ドイツにも行ったのですが、目的はウィーン!とにかくウィーン!!!)
一人旅ということもあり、事前の下調べは非常に手厚く、フライト・ホテルは半年以上前から予約しておりました。
ガイドブックや大量のブログ記事を参考にしたので、私も2023年秋の最新版を。どなたかの参考になれば嬉しいです。
街歩き編、飲食編に分けて記事にしました。
ウィーンへの熱き思い(読み飛ばして大丈夫です。)
ウィーンに行きたいと思ったきっかけは、7年前にバイリンガールちかさんのYouTube動画です。
「なぁぁぁんてお洒落な街なんだ!!!!!!!」
それまではビーチリゾート大好き、魚大好き、よく考えると海がない国には行ったこともなかったのですが
この街でジャケットを着てお気に入りのローファーを履いて歩いてみたい。カフェで美しい街並みを眺めながらお洒落にコーヒーを味わいたい。
音楽や芸術を楽しみたい。
ものすごく憧れて、それからはガイドブックを集めたり、歴史を調べたり、妄想したり。ほぼ恋してました。
当時、仕事がとても忙しく、ヨーロッパへ行くほどの長期休暇が全く取れない日々が続いていましたが
2019年にANAの羽田ーウィーン便が就航したと聞き
「こんなに働いても稼いでも、行きたい場所に行けない。疲れた。」
なんだか涙が出てきて「もう来年仕事辞めて行こう!」と心に決めたのでした。
結果、本当に退職しまして。
しかしまさかのパンデミック。直行便は休止。海外旅行に行けなくなってしまいました。
長年の思い入れあるウィーン。
満を持して旅行してまいりました。
乗り継ぎ空港でオーストリア航空の機材を目にしただけで涙。
到着して涙。
街中でも涙。
行きたい国、街に実際に訪れる
旅は人生に彩りを与えてくれますね。(この7年色々あった)
街はとってもコンパクト
ウィーンといえば音楽の都。ウィーン国立歌劇場を見学すること、ウィーン少年合唱団の歌声を聴くことは必須。
そのほかにも行きたい美術館や博物館が目白押し。
5日の滞在で周りきれるか心配でしたが、街がとてもコンパクトだったのでほぼ徒歩で見どころコンプリートできました。
電車を使ったのはシェーンブルン宮殿に行った時くらい。
数メートル歩くだけで次から次へと有名観光地が現れます。感動の嵐。
弊害としては2日目から感動が薄れてしまうことです。
とはいえ電車を調べたり、高いタクシーに乗ったりする必要がないのは本当に便利で、1人旅にとてもおすすめです。
クラシカルな落ち着いた街というイメージでしたが、どこに行っても意外と騒がしかったです。(観光客が一気に増えたからかもしれません)
日本人はあまり見かけませんでした。
シュテファン大聖堂 Stephansdom
まずは街の中心、シンボルであるシュテファン大聖堂
到着初日はこれでもかという曇天だったのですが、荘厳で美しい佇まいに感激しました。
晴れた日もまた違った美しさです。
このシュテファン大聖堂から徒歩3分のホテルに宿泊していたので、毎朝7:00頃にこのお姿を拝みに通いました。
朝9:00くらいまでは人通りもそれほど多くありません。昼頃には観光客で混雑します。スリの危険もあるので、撮影に集中できる朝がおすすめです。
モーツァルトの結婚式、葬儀が行われたシュテファン大聖堂。
内部もすごく美しいです。それほど広くなかったのですが、30分くらいぼーっと佇んでいました。このエリアは入場料はかかりません。北塔と南塔などの有料エリアには行きませんでしたが、大満足でした。
Stephansplatz駅から出るとすぐ目の前。
迷う心配はありません。
オーストリア国立図書館 プルンクザール
ウィーン王宮内にある世界一美しいとされる国立図書館
1501年から1850年までに出版された20万冊以上の古書が納められています。
滞在中は何度も思いましたが、ウィーンはどこに行っても歴史がすごい。
入場券は入口で。土曜日の昼間に行きましたが、待つこともなくすぐに入れました。
美しい内装に期待が高まります。
入場しました。
入って最初の感想は暑い。とんでもなく暑かったです。
この日は15℃くらいしかなく、上着を着ても寒かったのですが、中に入ると皆さん半袖。汗を拭う人もいました。
古書は暑さ大丈夫なのでしょうか。
本当にたくさんの本がずらっと並んでいましたが、図書館というよりは図書室くらいの広さかなと思います。それほど内部は広くありませんでした。10分程度で出ていく人が多かったです。天井はすごく高いです。
本の貸し出しはされておらず、THE観光地です。皆さんひたすらカメラのシャッターを押していました。(フラッシュはNG)
こちらのチケットは2023年現在€10です。
どこに行っても物価が高い+円安のため、€10を安く感じました。
ウィーン少年合唱団 王宮礼拝堂ミサ Hofmusikkapelle
ウィーンでやりたいことリスト、1番目に書いたのが「ウィーン少年合唱団の歌声を生で聴きたい」
ムートというコンサートホールでも彼らの歌声を聴くことができるそうですが、何しろ初めてのウィーン。ガイドブックの御心のままに一番人気スポットを選びました。
王宮礼拝堂では毎週日曜にミサが執り行われ、ウィーン少年合唱団と国立歌劇場合唱団・オーケストラのメンバーからなる宮廷楽団が参列します。
私は日本でWebサイトからチケットを申し込みました。
様々な予約代行サービスがあると思いますが、こちらの予約サイトはシンプルで分かりやすいので、ご自身で問題なくチケットを手に入れることができると思います。
チケットは印刷して持って行きます。
当日は9:15からスタートなので、30分前には到着できるようにやってきました。
到着までの間に何度も道を聞かれたのですが、予習のおかげでスラスラと案内できました。
余談ですが、ウィーン滞在中は現地の音大留学生だと思われて何度も声をかけられました。光栄です。
シュテファンプラッツ駅、カールスプラッツ駅から向かう方が多いと思いますが、いずれもまずはアルベルティーナ美術館を目指します。
アルベルティーナ美術館を左手にまっすぐ進んでいくと、少し不安になるような狭い通り(両側にお土産屋さん)がありますが、そのまままっすぐ。
数分歩くと、ミヒャエル広場に到着します。
プラッツ(Platz)とはドイツ語で「広場」
広場には馬車がたくさん。これぞウィーン。
こちらがミヒャエル門です。
ミヒャエル門を通り
通り抜けると中庭にはフランツ2世の像が現れます。
銅像を背にすると赤いスイス門があるので、そちらを通り
到着です。
こちらの行列は無料の立見席待ちとのこと。
前売りチケットを持っている人は並ばずに手前の階段から入場します。
気合いを入れて1ヶ月以上前におさえた3階席へ!!!!
こちらの写真の左側に窓があり、そこから4列席が並んでいます。
1列目は直接ウィーン少年合唱団を見ることができますが、2列目からはまったく見えません。そのため、モニターが設置されています。
チケット購入時には分かりやすいマップで席を選択することができます。
3階の奥(赤丸)のところでウィーン少年合唱団、オーケストラが演奏します。
この演奏を1番よく見ることができるのが、3階左手前の席。(赤矢印)
こちらの席はやはり人気があるので、すぐに売り切れてしまいます。
他にも見られる席はあるのですが、結構身を乗り出さないとよく見えません。
もちろんこのお席をゲットしました!
最後の1曲以外はこの3階で演奏します。
では3階のこのお席がベストなのか?というとそういうわけではなく
1階席だとミサの間ずっと頭上から美しい音楽が降り注いできます。また、最後の1曲は目の前でウィーン少年合唱団の姿を見ることができるので、こちらもとても人気です。
次回訪れる際には1階席を選択しようと思います。
美しい音楽と歌声。
特定の宗教を持っていない私でも「神様っているのかも?」と感じてしまうような。そんな厳かな雰囲気でした。
生で聴いたウィーン少年合唱団の歌声は、本当に素晴らしかった。
グッと、内臓に響くような、鳥肌が立ちました。
また、国立歌劇場合唱団の大人の声と混ざることで より力強い音楽でした。
こんな素晴らしい音楽を届けるためには、すごく厳しい軍隊のような指導を受けているんだろうな。緊張感あるステージなんだろうな。
と、思っていたのですが
練習中や曲の合間にはあくびをしている子がいたり(朝早いもんね)、お友達同士でツンツンといたずらしていたり、笑顔も見ることができて、なんだかほっこりしました。すごく可愛らしかったです。
ちなみにミサの間にお布施の回収の方がまわってきます。
1階席はほとんどの方がお布施を入れていましたが、2階、3階はあまりしていなかった印象です。
私がいた3階の部屋は全員見向きもしなかったことにビックリ。
最前列の一番奥の席に座るわたし。物凄くジロジロ見られましたが、、(ただでさえアジア人が全然いなかったので)せっかく準備してきたし、素晴らしい音楽を聴くことができたのでお布施させていただきました。
ブルクガルテン(王宮庭園)
ウィーンには至る所に緑豊かな公園があります。
王宮礼拝堂ミサの後は、こちらのブルクガルテンで休憩しました。
こちらの庭園は無料で散策することが出来ます。
とても美しく整備された公園で、観光客がベンチでのんびりしていたり、現地の方が芝生に寝転がっていたりと憩いの場になっています。
そしてブルクガルテンといえば
モーツァルト像!!!!!
像の前には、鮮やかな色の花で作られたト音記号。さすが音楽の都ウィーン。写真の仕上がりを考えると絶対に晴れた日がいいと思うのですが、曇りもいいんです。ウィーン。
庭園内にはフランツ・ヨーゼフが温室として利用していた巨大な建物があります。こちらは現在「Palmenhaus」というレストランとして使用されています。こちらでのランチは別記事に記載します。
自然史博物館 Naturhistorisches Museum
私はここに来たかった。
来たかったのです。
ハプスブルク家の宝石や鉱石、動物や昆虫、さらには人間、恐竜、化石に至るまでありとあらゆる展示品を見ることができる自然史博物館です。
私がここに来たかった理由は
この美しすぎる中央階段。
写真で一目惚れして以来、
私はこの階段に行きたくて行きたくて行きたかったので
12、13段目くらいで、なんと泣きました。(キツ)
こんなところで泣いてる人間いないので、日本人は感激屋さんという印象を他国に与えたのではないかと思います。
正直、この階段だけが目的だったので、ささっと見てまわろうと思っていたのですが、予想外にめちゃくちゃめちゃくちゃ見応えがあり、2時間ほど滞在しました。
音楽、芸術の都ウィーンにて、何を見るより食べるより一番興奮しました。ずっとヒィヒィ言ってました。
次回も絶対に来たい!何度も来たい!!と思う場所です。
美術史美術館 Kunsthistorisches Museum
ハプスブルク家の歴代皇帝のコレクション、有名な絵画、工芸美術品や彫刻、各国のコインまで。こちらもとんでもない収蔵品を誇る美術史美術館。
自然史博物館の向かい側にあります。
自然史博物館と同様、素晴らしい内装に感激します。
こちらが有名な世界一美しいカフェ。
出発前に予約が勝手にキャンセルされてガッカリしていたのですが、この日はスペシャルイベントのためクローズだったようです。
朝から歩きまわって1万歩。もう絵画を見る元気はなかったのですが、この後の予定もあったので気合いを入れ直して展示室への階段を上りました。
ん?
んん?
大事に保存していた写真と見比べて気づいたのですが
私が一目惚れして、ずっと来たかった階段はこっちでした。
この美術館の良さはいたるところにソファがあること。
階段間違えで、完全に疲れ果てたので、ソファからソファへ移動していました。
ソファから素晴らしい絵画を眺められるとは、本当に幸せ者です。
展示品の数がとんでもないので、しっかり鑑賞したい方は自然史博物館と美術史美術館は別々の日程で訪れることをおすすめします。
ミュージアムクォーター Museumsquartier
複数の美術館、レストランなどが集まったカルチャーエリア「ミュージアムクォーター」は先述の自然史博物館・美術史美術館からすぐの位置にあります。
可愛らしい黄色い建物がお出迎え。
このエリアに入るには特に入場料がかかりません。
特徴的な赤いベンチが点在しており、大人から子供まで寝転がっておしゃべりしていました。
レオポルド美術館が特に有名ですが、他にも近代美術の展示やイベントが開催されています。
ここにいるだけでお洒落な気分。
ウィーン中心街のクラシックな雰囲気とはまた違った魅力あるエリアです。
朝早く来すぎてどこも開いていなかったので、次回ウィーンに来た時にはもっと楽しめたらいいなと思います。
シェーンブルン宮殿 Schloss SchönbrunnDinnerFiglmüller
行くか行かないか。
二つに一つ。
日本を発ってからも前日まで悩んだシェーンブルン宮殿。
「ウィーンといえば」くらいの観光地であり、世界遺産。
なぜこれほど悩んだかというと
電車に乗らなければならないからです。
今回のこの記事に掲載した場所はシェーンブルン宮殿を除き、すべて中心地から徒歩でまわることができます。
どうしてそこまで徒歩にこだわったかというと、初めての海外一人旅であり、何より電車内のスリが多発しているというニュースを読んでしまったから。
ギリギリまで悩みましたが、「世界遺産」という肩書きには敵わず
ヨーロッパにはオーストリアをはじめ、ドイツやスイスなど改札がない国が多くあります。信用乗車方式というのですが、「抜き打ちで検札があるからちゃんとみんなチケット買ってね?大丈夫だよね?」という非常にシンプルな考え方。
メリットも多いと思うのですが、駅構内に誰でも自由に出入りできてしまうという怖さがあります。
ホームレスやスリ集団などが不正乗車できてしまうのは勘弁してほしいよ。
そんなことを考えながらホームへ。
私は「WienMobil」というアプリでチケットを購入したのでチケットの打刻すら不要でした。
このアプリは乗換案内にもなるし、クレジットカードですぐに決済できるのでとても便利でおすすめです。
ホームは綺麗で、ゴミ一つ落ちていませんでした。
落書きもなし。少しホッとして電車を待ちます。
あっという間に到着。
こちらがシェーンブルン駅です。意外と近代的でシンプル。
駅からは人の流れに乗って10分もかからず到着しました。
当日券はこちらのチケットセンターへ。
平日で朝早かったので、あまり並んでいませんでした。
チケットは様々ありますが、ほとんどの方がこの3つの中から選ぶことになるのではないかと思います。
まとめてみます。
①GRAND TOUR
大人: € 29.00 子ども: € 21.00
全40室見ることができる。(所要時間:60分くらい)
時間指定をする必要があるため、予定変更できない。
せっかく訪れたならば全部見たいという方。足腰に自信がある方。
②IMPERIAL TOUR
大人: € 24.00 子ども: € 17.00
前半22室見ることができる(所要時間:40分くらい)
時間指定をする必要があるため、予定変更できない。
とりあえず主要なところだけは見たいという方。
③Sisi Ticket
大人: € 44.00 子ども: € 30.00
シェーンブルン宮殿(全40室)のほか、旧王宮、王宮家具博物館を見学できるチケット。
日時指定不要で期限内であればいつでも入場可能なスーパーチケット。
シシィ博物館もとても人気なので、そちらも行きたいという方はこちらがおすすめです。
ちなみに私は②を選びましたが、十分に楽しむことができました。
宮殿内は可愛らしいロココ調。
フランスのヴェルサイユ宮殿の大迫力!!豪華絢爛!!とは違い、非常に落ち着いた印象でした。
日本語のオーディオガイドがすごく分かりやすくて、勉強になりました。
内部は撮影NGでした。
ツアー後はとてつもなく広大な敷地内を散歩しました。
シェーンブルン庭園内の丘の上にあるグロリエッテ(記念碑)
徒歩20分と聞き、断念。
ズームで撮影させていただきました。
暖かい季節にリベンジしたいと思います。(9月下旬の寒い日でした)
1時間程度の滞在でしたが大満足しました。
ウィーン中心部のシュテファンプラッツ駅へ戻ります。直通電車がないので、カールスプラッツ駅で乗り換え。
戻りの電車もアプリでチケット購入し、意外とスムーズ。意外と簡単。
電車も乗りこなせたから、明日から色々行ってみようかな?と
この気の緩み。
まさにこの気の緩みでした。
乗り込んだのはほとんど人がいない車両でした。
閑散とした車内で窓側の席(①)に座ってしばらくすると、おじいさんと少年が後ろからやってきて
おじいさんは私の隣(③)少年は私の目の前(②)に座ってきました。
すごい勢いで座ってきたので一瞬、何事かと理解できませんでしたが
車内はガラガラで、たくさん空席があるのに?
2人は会話をするわけでもなく、下を向いています。
私がジッと少年を見ると目をそらされました。
少年は汚れたバッグ、おじいさんはボロボロの紙袋を持っていました。
「これはヤバイ」
次の駅に着く直前、私は立ち上がってドアへ向かいました。
すると、おじいさんと少年がも立ち上がりドアの方へ向かってきました。
「ひえぇぇーーーーー!!!!!追いかけてきたぁぁあぁ!!!!」
パッと目の前を見ると暗い駅。
これは降りたら降りたで危ない気がする!
ドアが開いた瞬間、咄嗟に足を止めて、手すりにしがみつき(相当アクロバティック)、車内にとどまりました。
おじいさんと少年は勢いよく向かってきたため、そのまま電車の外へ。
ドアが閉まり、電車が動き出し
チラっと外に目をやると
2人は直立で、こちらを無表情で見ていました。
いや怖すぎるって!!!!!!!!!
もしかしたら。
偶然、隣と前の席に座って
偶然、同じタイミングで同じ駅で降りようとして
偶然、電車を降りた後にこちらを眺めていたのかもしれない。
と思いたいところです。
ウィーンは治安がいい、
とはいえ
されど海外。
できれば一度も怖い思いをしたくなかったのですが、おかげで改めて気を引き締めることができました。
カフェ・ラントマンからウィーンのリンク通りを散歩
ウィーンの街は23区に分かれており、その1区が環状のリンク通りに囲まれた旧市街と呼ばれるエリアです。
リンク通りの全長は5.3kmもあります。
このリンク通りを歩くことで迷うことなく、様々な名所を巡ることができます。
有名なカフェ ラントマンで朝食をとったら、そこを起点に半円ほどの散歩がおすすめです。
ヴォティーフ教会 Votivkirche
朝一のヴォティーフ教会は本当に美しい。
特徴的な二本の塔が、遠目にも目立っていました。
ウィーン大学を設計した建築家であるフェステルが設計したとのこと。
教会の目の前は美しい公園があり、地元の方が犬と散歩したり、ランニングしたり。なんて贅沢なランニングルート。
なんとこちらの公園には、日本から送られたソメイヨシノが植えられているそうです。
ヴォティーフ教会から歩いてウィーン大学へ向かっていると、可愛い信号機を発見。
ウィーン大学 Universität
ウィーン大学は、ドイツ語圏で最も古い大学といわれています。
宮殿のような佇まいに、本当に入っていいかどうか迷いました。
勇気を出して入ってみました。
観光客に慣れていらっしゃるのか、職員の方も、生徒の方々も気にしていない様子。よかった。トイレもお借りできました。(大事)
講義室に続く階段はまるで美術館や高級ホテルのよう。
ウロウロしていると中庭に出ました。
食事する人、瞑想する人、寝ている人
すごく静かで木々が揺れる音がするくらい。
とても心地良い空間でした。
こんなに素敵な大学だったら、毎日通うのが楽しいだろうなと、心からうらやましかったです。
中庭の周囲は美しい回廊があり、こちらにはブルックナーなど偉業を称える像やプレートが並んでいます。
市庁舎 Rathaus
クリスマスマーケットが有名なウィーン市庁舎。
ガイドツアーが無料とのことで訪れてみたのですが
この日はなんと
ヴァルトフィアテル(オーストリア北東部)の年に一度のお祭り直前ということで、完全閉鎖されていました。
このように市庁舎前広場は、1年を通してイベントが多いので、訪れる前には必ずチェックしていくようにしましょう。
私もこれからそうします!
国会議事堂 Parlament
このギリシャのパルテノン神殿のような建物が国会議事堂です。
リンク通りを歩いていると、次から次へと美しい建物が現れるため、若干慣れてきました。
ギリシャで建築を学んだ建築家の代表作とのことです。
この日は学生の団体が多く諦めましたが、国会議事堂も無料のガイドツアーがあるので、次回は必ず訪れたいと思います。
内部もとても美しいようです。
ブルク劇場 Burgtheater
ウィーンの劇場というと国立オペラ座が有名ですが、こちらのブルク劇場もヨーロッパ演劇界で最高レベルと言われています。
第二次世界大戦で破壊され1955年に再建されたこの劇場はグスタフ・クリムとの天井画でも有名です。
国立オペラ座 見学ツアー
音楽の都ウィーン
ウィーンの国立オペラ座はパリ、ミラノと並ぶ三大オペラ座の1つです。
先述のリンク通りに建つウィーンで最も格式の高い劇場で、1869年にモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」でこけら落としが行われました。
今回の旅行中は残念ながら観劇できなかったのですが、ぜひ建物内部を見たいと思い、ガイドツアーに申し込みました。
設定日は少ないですが、日本語のガイドツアーもあります。
オンラインでチケットを購入したらPDFを印刷して持っていきます。
当日の購入も可能ですが、団体ツアーと重なってしまうと一気に定員オーバーになることも。
入館すると言語ごとに集合し、そこで担当のガイドさんから簡単な挨拶と自己紹介があります。
早速館内を案内していただきます。(写真はOK、動画はNG)
劇場の歴史や、小話など、とても興味深かったです。
こちらの素敵な部屋はティーサロンなのですが、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世はオペラにあまり興味がなかったので、オペラ鑑賞中にいつもこの部屋に逃げてきてお茶を飲んでいたそうです。
クラシカルで美しい観客席から舞台を見ると
意外と幅が狭く感じました。奥行きはすごくありそう。
一番驚いたのは舞踏会。
1階席の座席はすべて取り外し、床板を貼ることで舞台とつながって、舞踏会のボールルームになるということ。ものすごく巨大な会場だなぁと感心しましたが、実際はかなり大勢が集まるため意外と狭く感じるそうです。
冬の間には約450もの舞踏会が開かれ、世界中から紳士淑女が集まります。
ホワイエも案内していただきました。
シェーンブルン宮殿よりも豪華絢爛に見えました。壁面の装飾や絵画がどれも美しく見惚れました。有名な作曲家の胸像も多く飾られています。
40分ほどのガイドツアーでした。
ガイドツアーは€13.00なので、円安の今、決して安くはないなという感想です。もっと裏側を見られるのであればいいかもしれません。
お時間が許す方はガイドツアーではなく、しっかり観劇される方がいいと思います!
ペーター教会 Peterskirche
街の中心地、シュテファン大聖堂から歩行者天国のグラーベン通りを歩いていると右手にバロック様式の教会が見えてきます。
ペーター教会では毎日のように15:00から無料のパイプオルガンコンサートが行われています。
内部はそれほど広くありませんが、天井が高く、とても重厚感があります。
窓から差し込む光が心地よく、素敵な教会です。
天井には美しいフレスコ画が描かれています。
滞在中に3回訪れるほど、すごく落ち着く、とても好きな教会でした。
週末でもそれほど混み合ってはいませんでしたが、朝早い時間の訪問をおすすめします。
ウィーンは1つの記事では書ききれないほど、見どころがギュッと詰まった夢のような街でした。
右を見ても左を見ても美しく歴史ある建物ばかり。
初めての海外一人旅で緊張もありましたが、この街を選んでよかった!と思います。
次回はウィーンといえばカフェ文化
ウィーンで訪れたカフェ、レストランをすべてまとめた記事を書きたいと思います。
長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!