自己肯定感を上げる私の方法3選~掃除、書き続ける、日常生活の延長線上で
今まで「頑張る」「少しでも上を目指す」「自分を鍛える」と言う言葉に価値を置いて生活してきました。
それでうまく行ったこともありますが、常に「苦しい」思いを持っていたことも確かです。
それは自分が自分に対して「ダメ出し」と言う否定、「まだまだできるじゃないか」「なまけずしっかりやれよ」という責める気持ちが根底にあったからです。
いつしか、自己肯定感は下がりっぱなしで、常にびくびくして、失敗を恐れ、皆と過ごす時間を楽しめず、周りの人とうまく付き合えない状態にまで追い込んでしまいました。でもそれは、周りの人がそうしたわけではなく、自分が自分を追い込んでしまった結果です。
周りの人とうまくやろうとばかり考えているうちに、いつしか、自分が自分の事を一番大事にしていない状態になっていました。
自己肯定感が低くなると、ちょっとした出来事にも心が揺れ動き、自分を責め、気分が沈みやすくなります。そして、あらゆることのネガティブな側面に注目しやすくなり、さらに、落ち込みます。当然のように行動も消極的になったり、止めてしまったりします。
逆に自己肯定感が高い状態であると、物事を前向きに、ポジティブにとらえられますし、気持ちも落ち着き、安定します。積極的な行動につながります。
そこで、私自身が取り入れている自己肯定感を高める方法を3つ紹介します。あくまで、私の感覚的なものですが、何かの参考になれば幸いです。
1 掃除をする
大きく分けると2つあります。
自分の身の回りの掃除と地域などの清掃活動です。
自分の部屋やトイレ、洗面所、お風呂場など、汚れていると気持ちもどよーんとしてきます。
また、必要ないものが辺りに散らかっていても、落ち着きません。
モノから「メッセージ」が発っせられているからです。
「早く片付けてよ」
「もうすぐ返す期限だよ」
「スマホ、充電したかな」
・・・
気づかないうちに、無意識にそんなメッセージを受け取り、頭の中でおしゃべりをしてしまっています。それで、頭の「作業スペース」をとられてしまい、自分自身の動きが鈍くなっていたり、部屋で何かしようとしても、作業がはかどらなかったり、質が悪くなったりします。
比例するように自己肯定感も落ちていきます。
片付けや掃除によって、「すっきり」させる必要があります。
大掛かりなものではなくてもいいです。私は、よく、テーブルを水拭きします。
目で見ては感じなかったのですが、意外と汚れていて、布巾がかなり黒くなりました。
しかし、その代わり、綺麗にできたという達成感が少しの時間と労力で感じられます。あるいは、部屋に散乱したものを一か所に集めるだけでも気持ちが整います。
捨てる捨てないと仕分けるのは大変ですが、その前段階として、物を集めて、綺麗なスペースを増やすことで、気持ちもすっきりします。
時間があれば、お風呂のカビ取りやトイレ掃除もかなり気持ちが上がります。
溜まっていた汚れがごっそりと綺麗になるからです。
自分が決めて、自分できれいにしたという気持ちが、自己肯定感アップにもつながっていきます。
また、自分の家以外にも、地域の清掃活動に参加して掃除すると、気持ちが上がります。
綺麗にできた喜びももちろんありますが、こちらは、
何か人(地域)の役に立てたという貢献感を感じられ、それが、自己肯定感のアップに繋がるからです。
こちらも、人に言われてとか、強制的にではなく、自分から掃除するというところがポイントになります。
すぐに汚れることも多いですが、それでも力を合わせて、少しでもきれいにできたという気持ち、つながりがけっこう自分を支えてくれます。
人には、「人に喜ばれると嬉しい」「人に役立つと嬉しい」という本能もあるみたいです。
2 書き続ける事
たとえ、小さなことでも、誰かから認められなくても、コツコツと続けたことは、自信になります。
それは、ある意味、自分を信じる気持ちが根底にあるからです。
自分にとって必要な事、自分が成長するために行っている事、・・・いろいろと気持ちはあると思いますが、
自分で決めたこと、自分が自分と約束したことを守り続けているからです。
私の場合は、ずっと続いているのは、手帳の記録や日記です。
続けて20年以上になります。
もちろん、書き方や中身は、いろいろと変遷してきています。
ただ、変遷してきてはいても、とにかく書き続けていることが大きな自信になっています。そして、記録を読み返すことで、自分の事を知る機会になり、学びが深まります。
記録や日記のお陰で、今では、月ごとの自分の体調の変化や特に気を付けておくこと、薬との付き合い方も自分なりに分かってきました。
なので、今でいうと、6月は疲れやすくなり、風邪をひくことが過去何回もあったので、健康対策として、6月こそ、睡眠時間を多くとるように変わってきました。
あるいは、体を冷やしすぎると、夏でも片頭痛の発作に襲われることを経験してきたので、特にエアコンがきき始める季節には、逆に腹巻をしたり、靴下をはいたりして、体が冷えすぎないようにケアするようになりました。
何でもいいとは思いますが、仕事で強制されてとかではなく、自分が本当にやりたいと思って、ずっとコツコツと続けていることは、自分を支えるものになります。
「キマイラ」「陰陽師」の作者である夢枕獏さんは、
くじけそうなときに最後に自分を支えるのは、「ここまでやった」という小さな積み重ねです
と言っています。
実際に今まで手書きで、書き続けた原稿用紙を部屋に積み上げているそうで、オブジェのようになっているそうです。きっと、その原稿用紙の束を目にすれば、「自分ならできる」「よ~し」と少しの困難なら、すぐに乗り越えて行けそうですね。
3 日常生活に変化をつける。
ビビりな私は、なかなか一歩を踏み出せませんでした。このNOTEでも、書き始めるまでに4年以上かかっています(笑)。
まあ、「準備期間」と言えば聞こえはいいですが、要は、はじめてのことで、どうなるのか、どうなっていくのか不安で、なかなか書き出せなかったんです。
いつもと違う大きなことをしようとすると、心がすくんでしまって、なかなか動き出せませんでした。
かといって、ずっと、自分が安心できる場所に居ればいいかと言うとそうでもありません。結局のところ、飽きてきますし、悶々としてしまいます。そして、だんだんと自己肯定感も下がっていきます。それは、同じことのくりかえしの生活にネガティブな気持ちが大きくなっていくからです。
やはり、自己成長を求めていますし、いろいろ新しいことを知りたい、やってみたい気持ちもあります。
あとは、この、怖がって、前に行く、行動することを止めてしまう自分をどうするかが問題です。
そんな時に「小さく始めて、大きく育てる」という指針が役に立ちます。
あるいは、いきなり、全く新しいことをするのではなく、日常生活の延長線上で、新しい行動を試してみることでも、動きやすくなります。
例えば、家と職場の往復で、たまに別の道で帰ったり、買い物で店によったり。
家庭菜園で、新しい野菜作りに挑戦したり、新しい料理にチャレンジしたり。
私は、「掃除の会」に参加して、地域の学校や公共施設のトイレ掃除を行っていますが、そのメンバーの方が別の場所で掃除をしたり、総会を開いたりする時は、出席してみたりします。
新しいチャレンジではありますが、これまでに似たことを経験していますし、顔なじみの人もいたりしますので、全く「0」から始める、新しいチャレンジより格段にハードルが下がります。行動しやすくなります。
そして、やってみることで、経験値も増え、別のご縁が広がったり、「なんだ、私にもできるじゃん」とちょっとした自信が出てきたりして、さらに、次の行動を起こしやすくなります。
こうして、ちょっとしたチャレンジ、
行動してみて気がついたのは、動き続けることで、修正ができるということです。
プランBなり、プランCなりを考えられるようになるということです。
これが、何もしないうちから、ただ、う~ん、どうしよう・・・と考え込んでいる、考え事に逃げ込んでいると、良いアイデアも、何も浮かんできません。やってみない事には分からないからです。
そして、たとえ失敗したとしても、成功するまで続けていれば「失敗」にはなりませんし、怖くても、不安でも、ちゃんと動きだせた、経験できた自分のことを自分がよく分かっています。
だから、
成功、失敗に関わらず、動き出せたというだけで、かなり自己肯定感は上がります。
「掃除する」「書き続ける」「日常生活の延長でチャレンジする」
よかったら、試してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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