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習慣が変われば性格、運命が変わる。魔法の習慣⑤の3~読書は言語力を上げ、頭を活性化し、自己成長につながる。

マザー・テレサの言葉です。

 言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。 
 習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

また、ナイチンゲールも同じようなことを言っています。

 習慣が変われば、人格が変わる。
 人格が変われば、運命が変わる。

 自分の人生をすぐに、急に変えよう、良くしようと思っても、なかなかできません。着実に一つ一つ良い習慣を身につけるほうが、遠回りのようでいて、近道です。
 特に「よい」習慣は身につくと、それに裏打ちされた行動が、「全人格」として表れてきます。
 習慣自体が、「その人、そのもの」と言えるかもしれません。

 私自身はまだまだ、ごつごつといろんなトラブルにぶつかりながら、凹みながら暮らしています。でも、いろんな先人の言葉、行動から学び、少しは身についた習慣、あるいは、効果があった(良い人生につながった)と思える習慣も増えてきました。
 そのおかげで、トラブルを小さくしたり、立ち直りが早くなったり、そして、ネガティブな思いを引きずらずに、前を向けるようになりました。
 そんな「人生を変える魔法の習慣」を、これから、いくつか紹介していきたいと思います。
 よかったら、お付き合いください。

本を読むことは、能力を上げ、自己成長を支える。


1 「疑う」力がつく。自分の思い込みを見つめ直せる。

 特にミステリー作品を読む中で、出来事の背景について知ろうとするようにもなりました。
 宮部みゆきさんは「理由」という作品の中で

『「マスコミ」という機能を通してしまうと、「本当のこと」は何ひとつ伝わらないということ。伝わるのは「本当らしく見えること」ばかりだ。そして、「本当らしく見えること」は、しばしば全くの「空」のなかから取り出される。』

と書いています。
 出来事の当事者でなければ分からないことはたくさんあります
 でも、マスコミ報道があると「分かったつもり」になってしまい、自分がもっているフレーム(考え方)だけで「理解したつもり」になってしまいます。
 もっといえば、マスコミの論調に流されてしまう時もあります。ミステリー作品でよくある「ミスリード(人の誤解を招く、判断を誤らせる表現)」と同じで、ひょっとしたら、「世論操作」「印象操作」されているのかもと、いい意味で疑う(全て鵜呑みにしない)よう、気をつけるようになりました。
 新聞やニュース、雑誌記事についても同じです。

いつも推理小説で自分がだまされてばかりいる経験をしているので、「まだ分からない」「別の見方があるかも」と考えるようになりました。

2 書く力の土台になる

 作家、ライターと言われるほとんどの人が、まず例外なく、圧倒的な読書量を誇っています。

 
「書くことに忙しいから、最近本は読んでいないわ・・・」

と言う人も、作家になる前、幼少期にはそれこそ「本の虫だった」と言う方ばかりです。
 また、取材と言うことで、本にかわる「インプット」をし続けています。
 
 アメリカのベストセラー作家スティーヴン・キングは次のように言っています。

「作家になりたいのなら絶対にしなければならないことが2つある。たくさん読み、たくさん書くことだ。私の知る限り、その代わりになるものはないし、近道もない」
 
 読書はインプットの基本です。
 そして、読む中でたくさんの語彙を知り獲得します。言い回しなどの表現も分かります。そこで得たことを、実際に「書く」ことで身に付いたものになっていきます。
 何にしろ、書く力からの土台に「読書」があるのは間違いありません。
 逆に言うと、上手な文章を書くのには「たくさん読んで、たくさん書く」方法しかないということかもしれません。

3 頭の活性化につながる(読解力・コミュニケーション力・要約力・・・)


 脳科学研究からも読書によって「地頭が良くなる」「知能が高くなる」「脳が活性化し、パフォーマンスが上がる」事が分かっています。
 
 また、細かいですが次のようなメリットがあります。羅列してみます。
 
・何を読んだかではなく、どれだけ読んだか。
 IQを査収する要因として遺伝の次に大きいのは読書量だ。

・読書には脳の老化防止効果がある。
 高齢になってからの読書は精神的対価を遅らせる。

・読書やパズルなど日頃から頭を使った興味を持つ人は、アルツハイマー病リスクが低い。

・文学作品を読むと、人の表情からその心情を読み取る能力が向上する
 
 考えてみれば、読書は「言語能力」に関わります。
 よって、読んでたくさんの言葉を理解すると読むスピードや読解力も上がります。
 また、語彙を知ることで、コミュニケーション力も上がります。
 相手の話を聞きながら、頭の中で要約したり、流れをつかんで的確に受け答えたりすることにつながります。
 「5分話をすると、相手の知的能力が見えてくる」と言われるのもうなずけます。
 言葉のやり取りの中の、その人の人柄も透けて見えます。
 
 読書によって、脳の活性化、言語力、そして性格までも良くして行けそうです。

4 知的好奇心を満たせる 新しい世界に触れられることが何より楽しい

 子供の頃、本があまり好きでなかった要因の一つが、「無理やり」読まされたからかもしれません。
 あるいは、有名な作品などを推薦され、自分には合わないのに、我慢して読んだからかもしれません。だいたい、学校で推薦される有名な作品は、「品行方正よく」と、堅苦しいというか、おもしろくないという印象が強かったです(笑)・・・とまあ、それは、まだ理解力が足らなかっただけで、人生経験が増えていくとその話の面白さが分かるのですが・・・子供時代には無理な事でした。

 では、何がきっかけで本が好きになったかと言えば、やはり自分が好きなジャンルの本をとにかくたくさん読んだことにありました。
 
小学生の頃は「ズッコケ三人組シリーズ」をよく読みました。
 また、「怪人二十面相」や「シャーロックホームズ」など、探偵もの、推理小説系の本を夢中で読みました。
 読書も「頭の筋トレ」みたいなところがあるので、好きな分野に偏った読書であっても、言葉の力は付き、読むスピードも速くなり、理解力も上がっていきます。
 
すると、何かのきっかけで、別の分野の本に手が伸び、だんだんと読書の幅も広まっていきました。
 この辺りまで来ると、とにかく、本によって「新しい世界」に触れることが楽しくなってきます。なんでだろう、どうしてだろうともっと知りたくなって、周りの大人から本を読めと言われなくても、勝手に本を読んでいました。
 今現在も、図書館に通うことが多いです。
 今は、自分の視野が狭くならないように、必ず1,2冊は、興味関心が薄い分野~今だと音楽、絵本、宇宙、物理~なんかの本を借りています。借りても読まずに返却することがありますが、それでも、せっかく借りたのなら・・・と1,2ページでも、あるいは中の図や絵だけでも見て、読んでから返します。
 それが積み重なると少しずつ、新しい分野への関心も高まっていきます。
 
 ここまで、ずらずらと書いてきましたが、

読書は「脳や心の栄養」である

ことは確かです。毎日読む習慣によって、いつでも「健康」を保ちたいと思います。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。

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