GWお疲れ様です。ありがとうございます。#7119
連休後半は全国的に天候が安定した行楽日和。ニュースは観光地の賑わいや、渋滞情報が多くのんびりしたものです。
そんな日も一生懸命に働くヒーローがいるのです。
田中弥三郎です。鍼灸マッサージ師をしています。
GW。快晴で仕事日和さ。
あんまり休みはないけど、そんなもん
私の仕事は鍼灸マッサージ師。
基本的に寝たきりや外出困難な患者さんのお宅に訪問して施術・治療をしています。
世間一般よりは、休みは少ない勤務です。
長い付き合いになると、十年を越えることや、親子二代で診させていただくこともあります。
ほとんど家族みたいです。
実際、私の両親よりよっぽど頻繁に会ってるし、話してます。
家族には、余計に言えないようなこともあるものですから、ガス抜きも大事な仕事。
メンタルケアみたいなものです。
そして、ごくまれに、救急車をお願いすることもあります。連休中に、そんなことがありました。
訪問したら、明らかに様子がおかしい
2週間ほど前から、血圧が高いとは聞いていました。身体もむくみっぽいし、気になっていました。
数日前に受診して、クスリも変えてもらって、少し血圧もむくみも落ち着いたような感じだったのに。
めちゃくちゃ顔から全身むくんでますやん!
見るからに息苦しそうにしてるやん!
大丈夫ちゃうよ!アカンってまじで!
月曜日来たら冷たくなってましたー、とかイヤやから!!
なんて言っても、本人さんからすると、救急車は抵抗があるんですよね。
でも一人暮らしだし、とても一人でタクシー乗ってなんて悠長なことは言ってられない。
そんなときは、プロに相談するのだ!!
困ったときの相談ダイヤルがあります。
看護師さんなど専門知識のあるオペレーターが、救急車呼ぶべきかどうか相談にのってくれます。
#7119 救急相談ダイヤル
迷うときは相談。プロに判断を委ねる。
私は鍼灸マッサージ師ですので、投薬やその他の指導や処置はできません。
鍼か灸か揉むくらいしかできないのです。
さらに今日は連休の真ん中。主治医に連絡を取ることもできません。
なので、救急相談ダイヤルに判断を委ねます。
めったにあることじゃないけど、これまで救急相談ダイヤルに聞いたら100%で救急車を呼ぶように言われました。
プロの方にハッキリ言われると、本人さんも救急車を呼ぶことに納得してくれるんです。
本当にしんどくても、救急車を呼んでいいのか迷ったり、抵抗のある患者さんは多いです。
私だって、救急車を呼ぶのは抵抗感があります。
そんなときに相談できるのは、本当に助かるんです。
何かあってからじゃ遅いので。
不安なときに相談できる神システム
本人の年齢性別、今の状態と数日前からの経過を説明します。
持病の有無を確認します。
これまでに腎臓の病気はありますか?
腎臓ちょっと弱いです。
スマホをスピーカー通話にして、患者さんと一緒に聞いてあげて、それぞれに補足説明をします。
血圧手帳付けてる患者さんだったので、この2週間ほどの数値の経過を伝えました。
救急車を呼ぶことになりました。
本人さんも、納得してくれてました。
電話に出てくれたオペレーター様、感謝申し上げます。
改めて救急車をお願いする
二度手間は仕方ない
相談ダイヤルは相談専門なので、改めて救急車をお願いします。
もう一度、いまの状態と、相談ダイヤルに救急車を呼ぶように言われたと伝えました。
救急隊は救急現場で忙しくしてるので、二度手間とか言っちゃいけません。
伝言ゲームするより、ちゃんと伝えるほうがいいですから。
救急車が出払っていて、隣の区域からなので20分ほどかかるとのことでした。
到着まで付き添うことと、準備しておくこと、サイレンが聞こえたら呼び込むことが私の役割です。
荷物の確認と関係各所へ連絡、火の元戸締まり
どこの病院に搬送されるかは分からないので、荷物を準備します。
保険証、おくすり手帳、毎日のくすり、血圧手帳をカバンに入れました。
火の元をチェックして、家の鍵を用意します。
息子さんは遠方なので、元嫁さんに連絡。ヘルパーのサービス責任者にも連絡がつきました。
本来はケアマネジャーなんですが、サ責のほうが話が早い(本人談。場合によります。)とのことでした。
確認したりしてると、救急車のサイレンが聞こえてきました。外に出て呼び込みます。
GW、お疲れさまです。
救急隊員は輝いて見える。マジで。
救急隊員が来てくれて、状況を説明して、連絡も回したと伝えて、あとはお任せです。
不安なときに来てくださる救急隊員さんたちは、本当に後光が指して見えます。
救急隊員さんたち、あとはよろしくお願いします。
相談ダイヤルも、つながるまで時間がかかってました。相談が立て込んでるんでしょう。
オペレーターさん、本当にありがとうございました。
できることは限られてるけど、できることだけでも
訪問していると、色んなことがあります。
鍼灸マッサージ師にできることなんて、鍼か灸か揉むことだけ。救急現場では役に立ちません。
でも相談ダイヤルにつないだり、救急車に引き渡したり、そこまでなら出来ますから。
救急車も相談ダイヤルも、利用せずにすむなら越したことはないけど。
なにが起きるのか分からないのが現実だから。
不安に思ったときは、プロに相談。
相談できる場があることを知ってるだけでも、大事なことなので。
その後。無事に退院。
搬送された患者さんですが、心電図を取って投薬治療だけで改善したようです。
次の日には電話をくれて、元気な声を聞かせてくれました。
救急相談ダイヤル、#7119。
使わずにすむならベストだけど、迷ったときの素人判断は危険ですから。
GWも終わりました、いつもの日常を大切に。
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