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小説『ガーリーな魔法少女』について

 おはようございます、当方128です。

 先日、短編(4000字以上)としては2本目の創作小説『ガーリーな魔法少女』を苦難の末UPさせていただきました。

 改めてお読みいただいた全ての皆様、スキをいただいた皆様、ありがとうございました。

 日数は経ってしまいましたが、今回の創作にかけた様々な想いを整理したいので、少々お付き合いいただければ幸いです。

1.個人的に執筆しようと思った理由

 前作の『指揮者と伴奏者』は企画参加作品なので、本作『ガーリーな~』は初の個人的な短編作品となります。

 1本目を書き上げたことにより、私の小説における課題がいくつか浮き彫りになりました。ただ、1本だけで判断するのも……と思い、もう1本書けば弱点がしっかり見えてくるのではないかと思ったのが最大の理由です。練習の意味合いが強かったので、企画参加という形ではなくあくまで個人的に、その分自由に書いてみようと思いました。

2.ファッションをテーマにした理由

 前作のテーマである「合唱」は(実体験を基にしているとはいえ)全く知らないジャンルだったので、ネットで調べまくっていました。一度、自分が多少は得意とする分野で勝負すれば物語に深みも出てくるのではと思い、何故か男性の私が女性のファッションをテーマにするという珍事に出ました。

 というのも、私は何故か女性のファッションに興味を抱いています。自分自身はおしゃれを極めることをとうの昔に諦めましたが、代わりに女性へのおしゃれの妄想を膨らませる方向に行ってしまったのです。もちろん現実世界で強要するとかではなく、あくまで理想の姿を脳内で妄想するだけに留めています。

 インスタやWEARを毎日チェックしているうちに知識も身に付き、こんな記事を書いたこともありました。

 このような研究の成果を小説という形でアウトプットし、何らかの伝えたいメッセージを込めれば何か見えてくるのではないか。そんな思いから本作を書き上げました。しかし、ラストに色々書きすぎて伝えたいメッセージはブレてしまったかもしれません。

3.ファンタジー要素について

 これまでの私の作品は、掌編も含めてすべて「現実世界に起こりうる話」しか書いてきませんでした。どんな世界も文字だけで作れてしまう創作小説において、世界観が現実の範囲内でしか膨らまないのは勿体ないと常々思っていたので、思い切ってファンタジー要素を入れてみよう最初から決めていました。

 しかし、以前のつぶやきで画像をUPしましたが、当初の構想は「タイムリープもの」でした。それについてはイメージが上手く固まっていなかったこともあり、実際に書いていくうちに設定の整合性がとれず却下となりました。

 加えて、女性のファッションがテーマでありながら男性の読者様も付いていける工夫を入れるにはどうすべきか考えた結果、魔法少女を出してみようという安直な発想に至りました。結局、魔法少女にしたところで世界観の書き込みは足りなかったと反省していますが(一応参考書籍を買って読んだが上手くいかず)。

4.お蔵入りの可能性もあった

 本作は実に2週間以上もの期間をかけて執筆しましたが、途中途中でかなり悩みました。悩んでいる時は3日間一文字も進まない時もありました。誰も書けと言っていないのに、何の為にこれを書いているのかと思う時さえありました。ここまで来たからには完成させないと勿体ないという義務感だけで筆を進めていた時期もありました。

 そんな中、創作の途中経過を記事やつぶやきで数回UPしたところ、その度にスキを押していただける方が何人もいました。それがとても大きな励みになり、無事完成させることが出来ました。本当の本当にありがとうございました。

5.謝罪しなければならない

 肝心の出来上がった作品ですが、専門用語が多く分かりづらい部分も多々あったかと思います(あえてそうしたとも言えますが)。用語はもちろん、最低限の知識も必要になってきます。そもそもガーリー、カジュアル、キレイめの3系統に大別されるという説明も省略していましたし、お尻が大きいとスキニージーンズが似合わないというのは男性の方はピンと来ないはずです(ヒップラインが目立つから)。ファッションに詳しくない人でも作品に没入できる工夫を取り入れるべきなのですが、その配慮は欠けていました。誠に申し訳ございません。

6.おわりに

 反省点はありますが、完成させられたのは良かったです。ここで挫折していればまた創作から離れてしまう危険性もありました。諦めたら何も得られないつまらない人生になることは6年前に経験済みなので、何かを得る為に小説の執筆は続けていきたいと思います。次回は更に違う毛色に挑戦したいです(そろそろ「家族」をテーマにすべきか)。そして少しでも分かりやすい文章を。いつになるかは未定ですが、その際はよろしくお願い致します。

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