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【20代女子】おしゃれが苦手でも「スキ」になれるコーデの組み方

 おしゃれが苦手な20代女子は、その苦手を「スキ」に変えられる。

 という持論を話したい。正確には20代±2~3歳くらいが範囲となる。

 何故なら、20代が一番ファッションの自由度が高く、スキなものを着やすいからである。

 本来は年相応の服を身にまとうべきと説く識者が多い。小中高生は全身ガーリーの服を着たほうが若々しさと可愛げがあるし、30代以上は逆にキレイめな服でまとめたほうが落ち着いた美しい大人という感じを出せる。

 しかし、若くもあり大人でもある「20代」は、ガーリー過ぎず、キレイ過ぎず、かといってカジュアル過ぎずという曖昧な状態が「おしゃれの到達点」と言えるので、ゴールの範囲が広く、やりやすいのである。スキな服を着ても、後述する基本を押さえておけば、得意にはなれないとしても「大きく外すことは無い」無難なレベルまで持っていける。結果的におしゃれが苦手な人でも「スキ」になれる、コーディネートを前向きに楽しむことが可能となるのだ。

 その「基本」とは何かを述べる。

1.着たい服を1点決める

 コーデのスタートは簡単。トップスでもボトムスでも良いから、その日に着たい服を1点決めるだけ。おしゃれは「スキ」から始めて良いのだ。

 ここでのポイントは、着たい服が「ガーリー」「キレイめ」「カジュアル」のどれに当てはまるかをざっくりとでも認識しておくことである。

 また「体型隠し」をこの時点でクリアしておけば後々楽になる。例えばヒップラインが気になる人はミディアム丈以上のスカートやワイドパンツを「着たい服」として選ぶ、低身長の人はAラインのボトムスを選んで広がりを持たせたり、主張の強めなトップスを選んで重心アップするなどである。

(↑ゆるふわトップスもAラインスカートも体型隠しに一役買う)

2.それに合う服を選ぶ

 着たい服をベースとし、それに合う服を決めていく。この「合わせる」という作業は一見難しそうにも思えるが、実は押さえるべきポイントは3つしか無い。

2-1.「ガーリー度」「キレイ度」「カジュアル度」を下げる

 前述の通り「ガーリー過ぎず、キレイ過ぎず、カジュアル過ぎず」というラインを目指すので、例えばベースの服がガーリー感強めならカジュアルなものと合わせる「カジュアルダウン」をしたり、レイヤードで露出を抑える。ベースがカジュアルならガーリーな服と合わせて甘さを足せば可愛くなれる。キレイめなベースにはカジュアルを合わせれば背伸びし過ぎない等身大のコーデになるということ。

(↑ガーリーなフリル付きのニットにはパンツを合わせればカジュアルダウン、タイトスカートを合わせればキレイ寄りに)

2-2.シルエットバランスを整える

 シルエットバランスは「体型隠し」「メリハリ」の2つがポイント。前者を1の時点でクリアしておけば、あとは「メリハリ」のみなので選びやすい。

 シルエットにおけるメリハリとは、例えばベースがゆるふわなブラウスや、これからの季節に必須なボアジャケットならスキニーやタイトスカートなど細身のボトムスと合わせる。ベースがフレアやプリーツのスカート、あるいはワイドパンツなどであれば細身のトップスと合わせて「全体的にAライン」を意識する。つまり「横に広いものには細身を合わせる、その逆も然り」ということである。

(↑ボリューミーなボアジャケットには細身のボトムスを合わせてバランス良く)

(↑キャミワンピのAラインを強調するには締まるトップスを)

2-3.着たい服を目立たせるカラーバランス

 最後は難易度高めの「カラーバランス」だが、とにもかくにも「着たい服=ベース」を目立たせてアピールすることを意識する。例えばベースがマスタード色のカーディガンならボトムスは無難な地味色にしてトップスを引き立たせる。花柄のスカートをベースにしたいのならトップスを白やベージュなどシンプルにする。

(↑カーディガンが主張強めな色ならボトムスは地味めに)

(↑花柄スカートには白のトップスを。花柄を目立たせつつ全体的に爽やかな感じも出せる)

 これは口で言うほど簡単なことではない。かといって最初から安易な黒に逃げるのは勿体ないし(もちろん黒が最適解になる場合もあるが)、パーソナルカラー診断を受けてあなたの似合う色の傾向を掴むなど、少しでも正解に近づけていく努力は出来るはず。あなたの「スキ」をアピール出来るかの勝負所なので、難しいとしても頑張っていただきたい。

3.小物は弱点をカバーするという認識で

 トップスとボトムスが決まれば、残すは靴や鞄などの「小物選び」である。ここで弱点をカバー出来れば100点に近づく。

 例えば全体的に地味めだと思うのなら少し派手な色の靴や鞄にする。ガーリー感が強くなってしまったらスニーカーでカジュアルダウン。下半身が微妙な感じになってしまったらショルダーバッグをヒップラインより上に来るように調節して重心を上げる

(↑スニーカーでカジュアルダウン)

(↑下半身が地味めならショルダーバッグで重心アップ)

4.あなたの「スキ」を大切に

 以上、コーデの基本を述べたが、これらの基本を守るだけではトレンドには対応しづらい(トレンドが似合うかは人によるので無理に対応させる必要もないが)、セットアップやオールインワンなどの全身同系色コーデが通用しない(小物でカラーバランスを取る方法はある)などのデメリットもある。

 ただ「スキな服」「着たい服」をベースに、トータルバランスを考えながら合わせていく方法なら苦手なコーデも前向きに楽しむことが出来るかもしれないという個人的なアドバイスをさせていただいた。

 20代女子の皆さん、自由度の高いコーデが組める今がおしゃれを極めるチャンスですよ。


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