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減塩の罠。血圧を下げるために塩分を控えると血圧が上がる理由

「血圧を下げるには塩分を控えよう」という間違った知識が死亡率を上げるというのが新常識であり、真実です。


こんにちは、ちょらです。

タイトルにもある通り、死亡率を下げる為に減塩して血圧を下げることは、逆に死亡率が上がります。

この記事では減塩の正しい知識を解説していきます。


さて、血圧に大きく影響するのが塩分ですよね。

塩分過多になると血圧が上昇して、高血圧になり、心疾患など様々な病気の引き金となります。
そのため「塩分を控えよう」と言われているわけですが、実は塩分を減らすことで血圧が下がったという明確な研究結果はありません。

そもそも塩分は保存料として使用され始めました。
そのため多くの加工食品に含まれており、塩分を控えることは加工食品の摂取量を減らすこととなり、これが結果的に血圧を下げることになります。

つまり、塩分だけを減らしたからと言って血圧が下がるわけでは無いのです。
実際に塩分を減らしていても、加工食品を多く摂っている人では血圧が下がりにくいとされています。

それどころか塩分を減らすと心疾患や脳疾患での死亡率が上昇するという研究結果がいくつも報告されています。(2011年や2016年など比較的新しい研究結果のため世間では認知されていないのが現状です。)

塩分を減らす目的としては、血圧を下げて心疾患などを防ぐことですが、実際にはその真逆のことが起こっているわけです。

これは塩分を控えることで、塩分(ナトリウム)とカルシウム、マグネシウムのバランスが崩れ、結果的に動脈硬化を引き起こすからです。

塩分を減らすことで、血中カルシウム濃度が高くなり、相対的にマグネシウムの濃度が低くなります。
こうなるとカルシウム過多となり、血管や細胞に存在するカルシウムが固まる石灰化を引き起こし、動脈硬化へと繋がります。

このように塩分を減らすことで動脈硬化となり、心疾患や脳疾患を引き起こすことは科学的にも証明されています。

だからと言って塩分(ナトリウム)を多く摂ればいいのかと言うと、そう単純な話ではありません。

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