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      立春

立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)において、春の始まり、1年の始まりとされています。

「立」(「り」と発音)は「始まる」という意味合いで、一年の中に、「立夏」、「立秋」と「立冬」という4「立」があります。その中、特に「立春」は一年全体のスタートということでより特別に思われているみたいです。

春が大好き私もその一人です。
今日は中国の家族から立春のメッセージをもらってから自分でもびっくりするほど背筋がピーンと伸びてやる気スイッチが入りました!
子どもたちに立春のことを説明しましたら、
まだ幼稚園児の息子たちはとても不思議な顔をして聞いてきました。
「まだ寒い冬なのに、でも、本当はもう春?」と何度も聞かれました。
幼い子どもにはまだ理解しにくい話ですね。

両親は実家で春菊水餃子を食べてささやかなお祝いをしているようです。
しかし、水餃子はつい最近食べたので何か違うものが良いなと思いました。
そこで私の中のほぼ唯一のチョイスの「春餅」を作ることにしました。

「春餅」は小麦粉でできる薄いクレープのよう「餅」(ビン)にお野菜や肉などを包んで食べるものです。
この「春餅」は中国の東北地域で食べますが、南のほうは「春巻き」を食べる習慣があります。よく考えれば、日本ではつい昨日に「節分」で「恵方巻」を食べたところですね。
いずれも「巻物」ということで共通しているのは、実に興味深いです。
しかも、そこでふと気が付いて、文化や生活環境、時には考え方まで共通点の多い日本に来てよかったと改めて思いました。

とても嬉しいことに今日は土曜日です!
張り切って子どもたちとこの「春餅」作りました。
時間はかかりましたが、出来上がった時の嬉しさで疲れも大変さも一気に吹っ飛びました。
それからはとても賑やかで楽しい時間で、家族と笑顔で春を迎えることができて本当に良かったです。

巻き巻きして食べる春餅

そして、不思議なことに、しばらく頭の中でずっとユーミンの「春よ、来い」が流れていました。
春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに
愛をくれし君の 懐かしき声がする……





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