見出し画像

読書日記~夢を叶える~

「ブレイン・プログラミング 自動的に夢が叶っていく」
アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ著


夢を叶えたい人はもちろん、何かに挑戦してみたいけれど自信がない人にぜひ読んでほしい。
人間の脳には元々夢を叶えるための機能が備わっており、自分がやりたいと思っていることは何だって達成できることが、著者の壮絶な人生を通して証明されている。この本を読んだ後は、誰しも何かに挑戦したくなること間違いない。

・自分がやりたいことを決める
やりたいことを決めるだけで、あとは脳が勝手にどうすればそれを達成できるか考えるようになっている。これは脳のRASという部分が持つ力である。
※RAS⇒ほ乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まり。体の生命活動を維持する働きがある。
このRASは、GPSと同じ働きをする。つまり、RASがやりたいことを達成する道のりを、自動的に示して進んでくれるのである。
具体例として、人はひとつの目標を立てると、そのことに関連した情報ばかり目につく傾向がある。旅先を設定した時、その場所に関するニュース(おすすめのホテルやレストランなど)ばかりをSNSで注目してしまうことは、誰にでもある経験ではないだろうか。

・紙に書く
やりたいことリストを紙に書くこと。その際重要なのは、どうすればそれを達成できるかは考えないことである。考えてしまうと実現性の有無まで考えて、やる前から「できないのでは」と自ら諦めてしまう可能性があるからだ。
興味のあること、おもしろそうなことを、スケジュール帳などいつでも見返すことができるものに書き込んでいくことで、RASが作動する。
やりたいことにはA、B、Cと優先順位をつけ、いつまでにやるか期限を決めることも大事である。
そして、やりたいことには80%の時間を使い、それ以外のことには20%で済むような生活にすることもまた重要だ。

・人生は自己責任
どんな環境で育ったにしろ、これまでも、そしてこれからも、人生を決めるのは自分自身である。
人生は100%自分の意志で選ぶことができ、誰のせいにもできない。
そして、やりたいことを実行する時には、「達成できる」と自分が信じること、「アファメーション(自己暗示)」が大切である。
特に大きな挑戦をする時には、「その年齢でできるわけがない」、「今はそのタイミングではない」など周囲から反対されることがほとんどだ。
その場合は、「たしかに年齢的には厳しいかもしれない」、「今はタイミングとしてふさわしくないかもしれない」と相手の意見を尊重しつつも、「それでも自分は今やる」と自分の思いを主張すべきだ。そして、このような挑戦に関してアドバイスを求める場合は、目標とする人や経験者、価値があると思う人へ関わるのが一番である。

<感じたこと>
「死ぬまでにやりたいこと100を書く」など、よく見聞きするが、やりたいことを書くことは、達成するために不可欠であることを改めて実感した。著者自身、本がベストセラーとなった後、無一文となり、うつ病、がんにもなり、一気に人生のどん底と思える状況になったにも関わらず、RASの力を信じて「やりたいこと」を常に書くことで、がんを克服し、再度ベストセラー本を出版し、世界各地で講演会を行うなど、普通では信じられないようなことを次々と達成してきた。
それは著者たちがエネルギッシュさあふれる心を持っているからではないか?と思う部分もあったが、今年の自分を振り替えった時、新年にスケジュール帳へ書き込んだ「今年のやりたいことリスト」を半分以上達成していることに気が付いた。中には人生を変えるような内容もあったが、毎日見るスケジュール帳の効果あってか、自然と叶えることができていた。

今年も残り2か月ほど。まだできていないやりたいことリストを改めて整理し、1日1日達成できる日を楽しみに、ワクワクしながら過ごしていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?