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世の中、腹落ちマニアが多すぎる
納得できないと動けないのは分かるけど
コーチングをやっていると何度もぶち当たる話題とは、
この「腹落ちできるかどうか」ってこと。
人間、納得がいかないと動き出せないというのはよくわかります。
でも人生において全てにおいて納得がいく、腹落ちできるってことはあるのでしょうか?
自分の価値観へのリスペクトが強すぎて起こる事象
世の中の事象とは、自分起点で発生しているわけではありません。
自分起点で作り上げられているイメージとは、あなたの頭の中で展開していること。
それが、世の中で起こっている事象と一致することはあり得ませんよね。
あなたが神でもない限り。
あなたが通ってきた学校には先人の考え、創立者の教えが根幹に貫かれているし、会社に勤めているなら、会社におけるルールや哲学に沿って働くしかないのです。
そもそも社会通念というものがありますよね。
若者が「9時から5時まであくせくと人の下で働くなんて自分らしい生き方じゃない」と自分探しに奮闘するように、大人だってそういう考えを捨てきれない人がたくさんいます。
そういった人たちを見ていると「自分リスペクト」が過ぎるんじゃない??って思います。
腹落ちできる「場」を持ちながら割り切るのが大人
もちろん、この世に生まれてきた以上、自分の在り方や価値観を尊重し、
それを人生をかけて突き詰めていくというのは大きな命題だとは思います。
今の日本のように、多くの人が中流意識を持つ、一応人並みの生活ができる
何不自由のない生活を送っていると感じられないかもしれませんが、
「やむにやまれず」自分の本心を押し殺して、生活のために、
やりたくないことを愚痴も言わずにこなしている人がこれまでも、
そして、今現在もたくさんいます。
不憫な境遇で生まれた人は、ある人は若くして家族を養うために
将来の夢より、目の前に稼ぎのために働き、勉学をあきらめる人だっているでしょう。
こんなことを言うのは、
あなたに自分の夢を諦めなさいとか、腹落ちするのをこだわるのをやめなさいと言っているわけではありません。
人生全体を通して、ではなく、ある部分では夢を追い求め、また別の部分では現実を直視した割り切りで行動するってことも大切だということを言いたいのです。
すべてに腹落ち、なんて到底無理があります。
自分が腹落ちする分野、場所、タイミングはどこなのか、
また一方で、無駄に夢想することなく、粛々と割り切ってこなすべき部分はどこなのか。。
この二つのスペースの境界線を決めるのはあなた自身。
人生全体で成し遂げようとするより、一部では割り切ることが出来れば
もっと腹落ちがしやすくなると思うのです。
まずはあなたが欲しい価値観の在りどころを特定することからはじめましょう。
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