木元哉多

埼玉県生まれ。2018年『閻魔堂沙羅の推理奇譚』にてメフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『閻魔堂沙羅の推理奇譚』シリーズ。

木元哉多ゼミ〜推理作家の思考 第19回 映画講座 『母と暮せば』①

    まずは、映画『母と暮せば』のあらすじをざっと。     物語の舞台は、戦後まもない長崎です。ある一軒家に、伸子という母親(吉永小百合)が一人で暮らしています…

木元哉多ゼミ〜推理作家の思考 第18回 小説講座 第1巻第3話 門井聡子編

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』第1巻第3話の門井聡子編。     この小説の着想は、テレビのドキュメンタリー番組です。     東日本大震災で津波に襲われた町として、石巻市…

木元哉多ゼミ〜推理作家の思考 第17回 小説講座 『容疑者Xの献身』③

『容疑者Xの献身』において、最終的に解かれなければならないのは、石神の犯行の動機です。     この際、トリックはどうでもいい。東野圭吾はこの小説を書くうえで、明…

木元哉多ゼミ〜推理作家の思考 第16回 小説講座 『容疑者Xの献身』②

『容疑者Xの献身』で僕が注目するのは、これが昔話の『鶴の恩返し』と同じ物語の構造を持っていることです。     両者を重ねあわせてみます。 『鶴の恩返し』 (起)お…

木元哉多ゼミ〜推理作家の思考 第15回 小説講座 『容疑者Xの献身』①

    今回は、僕が他の作家の小説を読んで、参考にしているものを取りあげます。     最初に取りあげる作品としては、これ以外に考えられません。東野圭吾の『容疑者X…

木元哉多ゼミ〜推理作家の思考 第14回 小説講座 第1巻第2話 浜本尚太篇②

    浜本のまわりには、五人(一条華子、鹿子木、千原、天野、岩田)います。     そのうち物語を動かすうえでもっとも重要な役割を担っているのが岩田です。ただの脇…