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設計できる建築と、設計したい建築が違う

こんばんは!kimikoです。

今日の夜、学生の頃の学内コンペでの自身の作品と、他者の作品を見ていました。

そこでふと、感じたこと。

私は学生の頃からずっと
このまま自分は建築設計の道に進んでいいのか、自分は進みたいのか
という迷いがありました。

そして、そんな気持ちで新卒でアトリエに入社し、撃沈。

今はショールームスタッフの事務職をしています。

なぜ私が設計の道に進むのに迷ったのか、今はやっていないのか

自分に才能がない
建築業界が厳しい

もちろんそういった理由もあります。

だけれど、一番の理由は
「自分が設計できる建物と設計したい建物の乖離が大きい」ということな気がします。


私は、造形やコンセプトで、インパクトのあるいわゆる
「一発アイデア」
は人よりも得意。
けれども
土地の環境を考え、使い手の気持ちを考え、マテリアルを考え
「丁寧で綿密な計画」
をする設計は苦手だった。

でも、私は、後者が人々に愛される建築だと感覚的に感じていたし
現実の設計も、多くは後者が多いと思います。
(住宅なんかはまさにそう!)

だけど、私はどうやってそれを生み出せるのか、その考え方がわからなかった。
綿密な設計を提案しても、うまくまとめることができなかった。

なので、設計できるものとしたいもののGAPが生まれてしまい
それを目の当たりにするのが辛かった。

それで段々と設計が辛くなった気がします。

今建築設計に携わっている方は
設計したいものと、設計できるものの乖離を感じたことはありますか?

こんな気持ちになるのは私だけなのだろうか…



この文章が誰かの心に届いていたら幸いです。

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