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【鬼滅の刃】(後編)炭治郎から学ぶマネこそが人と組織の成長の秘訣🌈〜誰でもできる黄金のマネ戦略〜

前回は、マネすることの重要性、身近な人から真似をすることの意義について話してきました。


後編は、何かを新しく始める時や経営する上で、身近に見本になる人がいない時に、誰のマネをしていけばいいかについて考察していきます。

その答えをマキャベリや星野リゾートの星野佳路氏やソフトバンクの孫正義氏から学びます。

最後に、何故、炭治郎がマネで急成長できるのかを考察して、明日から、沢山の方が『マネ』による戦略で最速で目標達成できるようにエールを送ります。

それでは見ていきましょう。

【🌻過去から学べ】

(鬼舞辻無惨を追い詰めたもの)

鬼殺隊は、『日の呼吸』『痣』『赫刀』『透き通る世界』 という能力を使って、鬼舞辻無惨を追い詰めました。

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しかし、
実は、これら全て、過去に継国縁壱という人が鬼舞辻無惨を追い詰めた時に使った能力でした。


つまり、鬼舞辻無惨を倒すヒントは、全て過去鬼舞辻無惨を追い詰めた継国縁壱にあったわけです🌈


(マキャベリの君主論)

この点について、
イタリア・ルネサンス期のフィレンツェの政治思想家である、マキャベリは、今から500年前にこのように言っています。

 多くの場合、君主が直面する選択は、すでに「過去のリーダーが答えを出した成功事例と失敗事例」があるのだから、重要な参考にすべきである。(引用)『古代から現代までの2時間で学ぶ戦略の教室』 著者 鈴木博毅

すごくないですか?500年前から「リーダーは、過去のリーダーから学べと言っているのです。

つまり、
私たちがやろうとすることは、過去、すでに、同じことをやろうとし、成功した人がいるのです。
成功した人は、試行錯誤の上、たどり着いた方法によって成功しているはずです。

ですから、その過去の成功者のやり方をマネすることが成功の近道になるのです🔥
(鬼滅の刃の場合は、成功しそうになった人ですが。。。)


(星野リゾートの例)

ここで、
星野リゾートの星野佳路氏は、過去の経営学者などの経営理論の本を「これが教科書だ」と信じ込んだらマニュアルのようにその本を持ち歩き、徹底的に真似をしているといいます。
星野佳路さんは、このようにおっしゃています。

中小企業の経営者で、こうしたビジネス書を読み、実践する人はそう多くはありません。もったいないことだと感じています。(中略)ポイントは中途半端に取り入れるのではなく、本の通りにやってみること。常に持ち歩き、徹底的にやり切る。
引用 PRESIDENT 2018年10月15日号

経営においても、過去に学んで真似ることが重要なのです🔥


(資格試験の勉強の例)

筆者の会計士試験勉強に関する実体験も一つ紹介させて下さい。

会計士試験を始めた当初、人よりバカだと認識していた私は、人より多くの時間勉強をしようと、勢い余って入門期から10時間以上勉強しました。

しかし、勉強すれどもすれども成績は上がりません💦偏差値は30前後を安定的に推移していました。勉強したことも、1日経ったらことごとく忘れる繰り返しの日々で、自分のバカさ加減にほとほと嫌気がさしていました💦

この時、このままじゃ絶対受からないと確信しました。

そこで、ふと、手にしたのが、資格の学校が出版している合格体験記でした。
合格体験記なんて、超優秀な人達が言っていることなんだから、私みたいな凡人にはあてはまらないと勝手に思い込んでいました。


しかし、冷静に考えてみると、私みたいな凡人が考えた勉強方法よりも、合格した優秀な人が優秀な頭で考えた勉強方法の方が理にかなっているはずだと思いました。

そこで、合格体験記を読み込んで、勉強方法を徹底的にマネをすることで、無事に公認会計士試験に合格することが出来ました。

ほとんどの合格者は、本試験の日に記憶のピークを持っていくために、どのような勉強計画を立てるのかについて書いていました。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、勉強範囲が膨大だと、目の前にある問題をこなすことでいっぱいいっぱいになり、勉強することが目的になってしまいがちです。

勉強することは、合格するための手段であることを教えてくれました。

私は、資格試験でも、この過去の合格者がやってきた勉強方法こそが、最短の道を示していたと実感しました。


そして、会計士試験受験生は今まで勉強でうまくいって来た人が多いため、勉強方法に対して過度にプライドを持っている人が多いように感じます。会計士試験は、勉強範囲が膨大なため、今までうまくいってきた勉強方法では太刀打ちできません。

にもかかわらず、プライドが邪魔をして、自ら成長を阻害しているのです。
時には、全てを脇に置いて、まっさらな状態で過去の成功者のマネをすることも重要なのです。


なお、私は、『偏差値30から会計士合格できた勉強法』という記事を15回にわたり連載していますので、勉強についてお悩みの方はご覧いただければ幸いです。


【🌻現在の成功者に直接聞く】


ちなみに、マネをする対象は、過去にこだわる必要もありません。

現在、成功している人が存在する場合には、直接聞きに行って、マネをすればいいのです。


(孫正義氏のマウンテンガイド理論)

ソフトバンクの孫正義氏が、幼いころから実践している行動に、マウンテンガイド理論というものがあります。

マウンテンガイド理論とは、目標を最速で達成するために、人の力を借りる手法のことです。


初めての山に安全かつ一番短い時間で登るためには、その山に詳しいガイドを雇うのが一番です。ガイドは危険なポイントを教えてくれたりしながら、道案内してくれます。ガイドがいなければ、途中で道に迷ったり、何度も引き返したりしながら進むことになってしまうのです。

実際、孫氏が、まだ無名だった16歳の時に、日本マクドナルドの創業者である藤田田氏に、無理矢理会って、「これからの時代、何を勉強したらいいか。」質問したらしいです。その時、藤田氏は、「これからの時代は、コンピュータの勉強をすべきだ」とアドバイスしたそうです。
そして、この言葉が孫氏のビジネスの歩みを決定づけたとのことです。

一部引用『孫正義社長に学んだ「10倍速」目標達成術』 著者 三木 雄信 


このマウンテンガイド理論において、『その道の成功者や経験者の話を直接聞く』という発想が重要なポイントです。


これ、意外と実践出来ている人少ないのではないでしょうか。

現在進行形で成功している人のやり方をそのまま真似ることが出来たら、目標達成の最短ルートになりますよね!


(マウンテンガイド理論×マネの経営戦略)


このマウンテンガイド理論を利用したマネで、私の実体験をお話します。


私は、先述したように、最初は、公認会計士の仕事をしていました。しかし、税理士事務所の所長をやっていた父が脳梗塞になり、急遽、税理士事務所を継ぐことになりました。

会計士と税理士の仕事は、全くの畑違いです。

さらに、私は従業員として仕事をしてきたので、経営者の仕事もド素人でした。

やったこともない税理士の仕事、経営者の仕事を急遽やることになり、何をしたらいいか、よくわかりませんでした。

さらに、会計事務所の業績は20年連続右肩下がりと、絶対絶命のピンチでした😣

そこで、藁をもすがる思いで、マウンテンガイド理論を参考に、全国の成功している会計事務所の事務所見学や勉強会にひたすら参加して、話を聞きに行きました。

そして、その経営のやり方を徹底的にマネしたのです。

つまり、『競合他社を徹底的に真似する』という経営戦略をとったのです。

もちろん、すぐにはうまくいきませんでしたが、2年で最悪期を脱し、経営を安定させることが出来ました。

経営において、競合他社を徹底的に真似することは極めて有効な手段であることを身をもって体感しました。

なお、経営の神様と呼ばれた、松下電器(現パナソニック)の創業者 松下幸之助氏も、『マネシタ電気』と皮肉を言われるくらい他社製品のマネを徹底的に行う経営戦略で、トップ企業に君臨しました🌟


(成功者は何でも教えてくれる)


私は、この経験を通して、もう一つ分かったことがあります。

それは、

成功者は、意外なことに、ノウハウを隠すことなく、一生懸命教えてくれるものです。

きっと、自信や余裕があるからなんだと思います。

ですから、みなさんも、勇気をもって、目標とする道の成功者に直接話を聞きに行きましょう

最初は、オンラインセミナー、オンラインサロン、SNSなどでもいいでしょう。

そこから、直接話を聞ける関係を作りましょう。


生の声を聞くと、より具体的にマネが出来ますし、何より、モチベーションが上がります。


【🌻炭治郎は何故マネがうまいのか】


最後に、鬼滅の刃に戻りましょう。

炭治郎は、何故、マネがうまいのでしょうか。

私は以下の2点が炭治郎にはあるからだと考えています。

①目標を絶対達成したいという強い気持ち

②自分に奢ることなく、周りの人を心から尊敬する姿勢

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目標を絶対達成したいという気持ちがあれば、苦難が起きても心が折れず、最後まであきらめない力になります。

何か打開策がないのか、一生懸命考えます。炭治郎の場合、友や師匠の声が頭をよぎり、その声をヒントに、マネをすることで、突破口を切り拓きました。

また、周りの人を心から尊敬しているからこそ、人の長所が見え、自分に奢っていないからこそ、その長所を忠実にマネをすることが出来るのです。

マネにより成長スピードを加速させるためには、
炭治郎のように、謙虚さを持ちつつ、目標達成に貪欲さを忘れずにいること
大事なのです。

ぜひ、みなさんも、自分の目標達成のために、謙虚さを忘れずに徹底的にマネをしていきましょう!


【🌻後編まとめ】


✅新しいことをやろうとした時、ほとんどの場合、その道の成功者が過去、そして現在にいます。

✅私達は、そのノウハウを利用しない手はありません。

✅過去の成功者の本から真似をしましょう。

✅現在の成功者から直接話を聞いて真似をしましょう。

✅謙虚さと目標達成の貪欲さがマネによる成長スピードを加速させます。


【🌻総括】


マネは、趣味、部活、勉強、資格試験、仕事、経営戦略、どれでもあてはまる黄金の戦略🎇です。

マネが、『基礎を築き』、そして、『最速で』『目標達成に導き』、『オリジナリティ』を形成する手助けをしてくれます🔥

皆さんが、マネの力でやる気や自信をつけて、沢山の成功を収め、夢を実現されることを切に願っています!

【最後に】

最後まで読んでいただきありがとうございました😍
貴重な時間を頂き、本当にありがとうございます🤣
フォロー、コメント、スキいただけると嬉しいです😊
今後も有益な記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いします🤲

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鬼滅の刃経営研究会の一連の記事は、「鬼滅の刃」を愛する以下のメンバー陣で、記載しています。
🌞自らも経営者である公認会計士・税理士 矢崎誠一
⚡️社会保険労務士として経営者を支援する高橋謙一
🔥コーチとして経営者に伴走する山田寛之


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