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【鬼滅の刃経営考察】「孫子兵法」と「鬼滅の刃」の意外な関係とは!?

今から約2500年前に孫子によって書かれた「孫子兵法」。
この戦いにおける戦略書は、ビジネスという戦場で戦う経営者達に、2500年後の今でも読み継がれています。

鬼滅の刃経営研究会の一員である筆者は、「孫子兵法」の勉強会を定期開催しているのですが、この人類の知恵である「孫子兵法」のエッセンスと、鬼滅の刃が繋がっている事に気がつきました。
すごいぞ、鬼滅の刃。吾峠呼先生、ほんま天才。

ということで、今回は、「孫子兵法」のエッセンスをご紹介しつつ、鬼滅の刃の場面で解説をさせていただきます。
日々ビジネスに取り組む皆様にも、活用いただける内容ではと思います。


「孫子兵法」のエッセンス:「兵は詭道(きどう)なり」

では、早速ですが、
孫子兵法における重要なエッセンスを一つご紹介します。

孫子兵法において、繰り返し表現されているエッセンス、本質は、「兵は詭道(きどう)なり」、ということです。

詭道(きどう)とは、相手を騙す、というような意味あいですね。

「いやいや、相手を騙すなんて・・・」と拒否反応を示してしまう方もいるかもしれません。
気持ちは分かりますが、ちょっとお待ちください。

勝つため、生き残るためには、必要な事なんです。

珠代さんの戦い方は、まさに「詭道(きどう)」

我らがバイブル、鬼滅の刃で考えてみましょう。
珠代さんは、人間返りの薬を無惨に吸収させ、これは人間返りの薬だぞ、ということも、無惨にその際伝えます。
でも、これって、本当は無惨にわざわざ伝える必要ない情報ですよね。
これをあえて伝えたのはなぜなのか。それは、無惨が人間返りの薬を分解しようとする時間を稼ぎたかったわけです。

そして、本当の狙いは時間を稼いだ事により、老化・分裂阻害・細胞破壊の薬がじわじわと効いてくることです。
もし、これら全ての薬の存在を無惨に知られていたら、無惨は薬を吸収した時点で、逃げてしまった可能性があります。

また、もしも、正体不明の薬を吸収したと思ったら、慎重な無惨のことですから、安全をとって逃げる可能性もあったわけです。

ですので珠代さんは、一計を案じて、4つの薬のうちの1つ、人間返りの薬のことを、無惨にあえて伝えたのだと、考えられます。

無惨からしても、長年長年襲い掛かってくる鬼殺隊に、もううんざりしています。
ですので、あえて逃げず、無限城に引きずり込むことで、上限の月をぶつけ、あえて自分を危険にさらすことで、鬼殺隊の柱達を皆殺しにして、けりを付けようとしたわけです。

無惨の中では、時間を稼げば、人間返りの薬は無効化できそうだという自信もあったわけです。そして、実際に、無惨は人間返りの薬を無効化しています。

しかし、その間に、実はゆっくりと、老化・分裂阻害・細胞破壊の薬が進行をしていました。

これは、珠代さんと(おそらくは)産屋敷の、無惨を騙す、という計画があったのだと思われます。

これこそがまさに、孫子兵法の言う「兵は詭道(きどう)なり」、という事です。

「兵は詭道(きどう)なり」は奥深い言葉でして、色々な意味あいが込められています。

騙すこと自体が目的というよりは、騙すことで、相手を自らのコントロール下に置く、という意味合いを包含した言葉です。

また、「孫子兵法」では、如何に相手の手の内を読み、自分の手の内は明らかにしない、というマインドゲーム(心の読みあい)を推奨しています

上記はまさに、珠代さんと産屋敷が、無惨に対してしかけたことではないでしょうか。

当記事のまとめ

鬼滅の刃の物語と併せて考えることで、「孫子兵法」の言うところの「兵は詭道(きどう)なり」が、相手を騙す卑怯なことではなく、
勝利をするために、究極まで、必死に思考を研ぎ澄ませるという勝利にこだわる姿勢の表れだとも、解釈できるのではないでしょうか。

また、仮に自分は詭道を使わないとしても、世の中は弱肉強食。詭道(きどう)を使い、自分をコントロールしてこようとする相手は存在します。
そのような相手に対抗するためには、「兵は詭道(きどう)なり」という概念を理解することは、あなたと、あなたの大切なものを守るためには重要と言えるのではないでしょうか。

これは、大切なものを守るために、あなたは自分のエゴとプライドを捨てれますか?
という問いにも、近いやもしれません。

さて、最後に、いくつか問いを共有させてください。

あなたはビジネスにおいて、どれくらい、珠代、産屋敷のように思考を研ぎ澄ませていますか?

あなたはビジネスにおいて、思考をコントロールする側ですか?それとも、コントロールされる側ですか?

「兵は詭道なり」を日々の仕事において実践するとしたら、あなたにはどんな選択肢が新たに浮かんでくるでしょうか?

「兵は詭道なり」を実践しつつ、あなたがあなたらしく誠意を持って日々を生きる、この両者を両立させれるとしたら、どんな可能性が生まれてくるでしょうか?


2500年前に書かれた人類の知恵である「孫子兵法」と、現代の我々のバイブル「鬼滅の刃」が繋がっている、という考察でございました。

ご意見、ご感想、ぜひ聞かせていただけたら嬉しいです👹

参考文献:真説 - 孫子 2018/2/7 デレク・ユアン (著), 奥山 真司 (翻訳)


【最後に】

最後まで読んでいただきありがとうございました😍
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