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【限定公開】自分を壊さない生き方⑩

Kindle出版の内容を
マガジン連載で限定公開しています

私が自動車会社を20代で
辞めた経緯を赤裸々に書いています

前後編はマガジンでご覧いただけます

生き方に悩んでいる方に届いたら幸いです

7章 脱出準備


・転職活動?


2020年はコロナ禍で
転職活動出来なかったのですが、
翌年になると徐々に落ち着いてきたので
転職を少しずつ考えるようになりました。

私は入社時から終身雇用で
1社に定年までの約40年間
勤め上げる考えは元々ありませんでした。


最近は転職も当たり前な風潮ですし、
良い会社があれば行っても
良いかな程度の感覚でした。

同期も今の会社を定年まで勤め上げるとの
気概を持って入社した人は居なかったと思います。

価値観のベースの中に1社で定年まで
勤めるとの考えは無い世代なのかもしれません。

私は工場実習から戻ってから
転職に向けての準備として自己分析を始めました。

給料だけで選んでいきなり
履歴書を送ると今の会社と似たような会社に行ってしまい、
同じ失敗をしてしまうと感じていたからです。

転職するなら同業他社なのか?
自分の強みを活かせるのはどこか?
合う社風はどこか?
給与や勤務地など
自己分析と会社の条件の洗い出しをしていました。

しかし、
心がモヤモヤしてしっくりと来ません。
何か引っかかるものがありました

当時はそれが何なのか分かりませんでした。


・同業他社


私は自己分析をしていく中で気が付きました。

同業他社に転職しても
自動車を設計する場合、
仕事内容や進め方、
社風などはある程度同じです。


自分で自動車の部品を設計し
多くの関係者と会議や調整をする
という根本の部分は同じです。

具体的には、
決められた要件を
とにかく速く部品に織り込み、
不特定多数の関係者と
コミュニケーションを取ります。


決められた日程を
遵守しなければならないので、
短期日程で常に
時間に追われながらの仕事です。


製造業なので
基本的には体育会系な社風です。
こういった根本の部分は
同業他社である以上ある程度同じです。


・自分と向き合う


私はこの根本の部分が
自分の性格と合わないことに気が付きました。
私は子供の頃から1人でいるのが
好きな内向的な性格でした。

多くの方はクラスの中の
どこかのグループに入っていたと思います。

野球部グループ、
サッカー部グループ、
インドア派グループ、
勉強好きグループなど
様々なグループがあったと思います。

私はクラス内で話をする友達は
いましたがどこかのグループに
所属することはありませんでした。

なぜなら
グループにずっと所属して、
常にグループメンバーと
過ごす事が苦手だったからです。

話したいときにだけ話して、
1人になりたいときは1人でいました。

そのため放課後も
基本的には友達と遊ばずに家に直行し、
当時好きだったテレビ、
漫画、
アニメなど
を見ていました。

体を動かしたいときは
1人で公園に行って壁当てなどをしていました。

多くの方は不思議な
子だなと思うかもしれませんが、
私はこの過ごし方が
1番ストレス無く楽しく過ごせていました。


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