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はじめてのPV撮影【とあるバンドマンの軌跡】第11話

どうもーキクでーす。

第1話「プロローグ」

前回のお話→第10話


【物語の年代時に聞いてた曲の紹介】

smorgas


チックコリア


Mondo Grosso feat.UA

Do As Infinity


昔使ってたiPodから今のiPodに同期する時に、いくつか曲やアーティストが消えてしまっていて、当時聞いてた曲を思い出せないです。紹介する曲が少なります。



【第11話】



前回。はじめてのツアーを終えるも、事務所から半年後に2枚目のCDをリリースすると伝えられます。


無事2枚目のレコーディングも終え、はじめてのPV(プロモーションビデオ)を撮影する事になります。



私達の事務所は無名でしたが、大手のレコード会社とも繋がってました。それで実現出来た話しです。



スタジオで演奏の撮影

スタジオとは言っても、バンドを演奏するスタジオではなく、ドラマとかを撮影する場所のスタジオです。


スタッフは20人以上いたかと思います。


無名な私達でも、衣装の方がいたり、少しだけメイクしたりします(いわゆるドーラン。ファンデーションのみです。男の芸能人の方でもテレビ撮影の時に顔に塗るアレです)


私達のPVの為にモデルさんもいたりしました。

そして、演奏シーンを撮って行きます。


めちゃくちゃ緊張してたと思います。



休憩中。大手のレコード会社のお偉いさんに言われました。


「お前らの撮影費用は、某有名アーティストの売り上げのお金だからな。元取ってくれよ」


と言われます。


今でも有名な方の名前を出され、プレッシャーでしかありません。

と、そんな緊張感もありつつスタジオでの撮影を終え、今度は都内の街へと繰り出します。


街へ

活気がある街で、撮影とかしてても歩行者の方は私達を見向きもしない街。ドラマとかでも使われてる街。


そして撮影をして行くと、青い制服の方に止められたりもします。

「君達!邪魔だし、許可取ってるの?この街はなんでもアリじゃないんだよ」

と、こんな感じで止められてました。許可取ってなかったのかしら…


と、色々トラブルもありましたが、出来上がったPV。

今見ても緊張してるのがバレバレです。


事務所の人に見てもらうと


「初々しいねー」と言われたりしました。

今でも自分で見て「初々しい」と思います。


こうして無事、PV撮影を終わります。


【あとがき】

このような経験が出来た事が、とても貴重な体験です。

事務所に入ってても、PVを撮る事が出来ない事もありますし、自主制作の所もあります。


私達の場合は大した事ないのに、大勢のスタッフがつき、プロが撮るような所でプロの方達がいっぱいいました。そんな場所とスタッフさんの中で撮れたので、本当に貴重な経験でした。


この先も撮る事にはなりますが、こんな大掛かりな撮影はなかったです。

ありがたい話しです。




2枚目のCDも発売され、2回目の私達のツアーが開始されます。

しかし、正直この時のツアーの話は全く覚えてないので、一気に物語が加速すると思います。

次回。とあるLIVEの決定


noteまとめ『文章遊戯』に参加しています。



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