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目先を追うばかりではない、新しいフード・コミュニティを。(コロナファームサポートを立ち上げた理由について。)

すでに身近な方にはお伝えしていますが、私や有志で「コロナファームサポート」というアクションを立ち上げました。

その名の通り、コロナをきっかけにこれから長引くであろう不況において、私達にとって一番大切な「食べ物」を作ってくれる生産者さんのために、具体的なアクションを起こして行こう、という場です。

コロナファームサポート facebookページ
https://www.facebook.com/groups/235166601225814/?ref=share

facebook上にグループを立ち上げたばかりですが、既に1000人にもなろうか、という集まり具合です。
皆さま、拡散やグループへのご招待も、本当にありがとうございます!

さて。

コロナ禍において、飲食店やホテル・旅館、給食などが自粛を余儀なくされています。そのために出荷先を失った生産者もいらっしゃいます。その一方で、春作はこれからだから今は影響がない、むしろ順調、という声もあります。

皆さんが共通している懸念は、
今よりもむしろ「これから」のこと。このコロナに端を発した不況がどれほどのマグニチュードで、いつまで続くのか、ということに不安を抱えています。

今に目を戻すと、コロナのせいで市況が崩れた作物もありますが、一方で上がっている作物もあります。スーパーは好調ですし、胃袋の数も変わったわけではありません。豊作で値崩れたとか、暖かったために出荷が早まったなど、市況はなにもコロナだけで変動するわけではないのです。

その傍ら、「コロナのせいでフードロスになる!食べ物や生産者を救ってくれ!」と謳って売られているものも増えました。目立ついくつかのものは、実はフードロスではなかったり、一時的にだぶついて市場価格が安くなったものを、ここぞとばかりに(利益を乗せて)売っている事業者さんによるものです。

時にはデパートやスーパー、通販業者や卸の在庫一掃セールの様相も呈してますが、それもまたロスを出さないという観点ではポジティブな取り組みでしょう。

(便乗商法な感を受ける方も多々いらっしゃるかとは思いますが、消費者が買ってくれるならまたそれもビジネスでしょうし、賛同や需要があるのだから良いことだ、という開き直った話なのかも知れません。)

でも。

それで生産者さんが助かったり、潤っていたり、続けていけるモチベーションに繋がってるわけではないのなら、「コロナファームサポート」ではない、と思っています(ここが違いです)。

この「コロナファームサポート」のグループでは、目先の、そうした一時的な支援や売買高を増やそうとは思ってません。個別の取引はグループ内でも外でも直接どんどんやってください、とお伝えしているのはそのためです。

目指すのは、

①生活者の払っている対価の大半が、中間事業者ではなく、生産者に行くように。

②支援を謳う業者ではなく、生産者と生活者が直接、現状を共有できるように。

③コロナや市況に関わらず、直接送り合うのが日常/優先になるように。

④産地と都市の間で、または街の中で、人と人がリアルに繋がり、手伝い合えるように。

⑤運営側に回る人(僕を含む)は、中間業者ではなく、この仕組みが回るように尽くす。


ことです。

これはきっかけに過ぎなくて、長い目で新しい家族の形のようになって行けば…と思っています。そしていつか、このグループのタイトルから「コロナ」と「サポート(支援)」という単語を使わなくなることを目指しています。

つまり、続けて行く、ということですね。

生産者さんと生活者が、または街の人同士が、食べ物を介してつながって行く社会を目指す方は是非、こちらのグループへご参加くださいね。

コロナファームサポート facebookページ
https://www.facebook.com/groups/235166601225814/?ref=share

そして、発信や参加を促し、このアクションの社会実装を進めるパートナー達も是非、お声がけ下さい。

皆様のご参加をお待ちしております。それでは。

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