忙しくすると忙しくなる
何言ってんねんと思っただろう。
波というのは不思議なもので、自分の意図したこととは全く関係なく押し寄せてくることがよくある。
「今めちゃめちゃスケジュールいっぱいなのに、なんでこんな時に限ってお誘いが続くんだ!」とか、
「仕事パンパンなのに依頼が止まらなくてダブルブッキングになる!」とか。
暇な時期に上手く分配できたらいいのに~と思うけど、時間がある時には逆にイベントが起きないもの。
同じ生活をしているはずなのに不思議だよねぇ。
でもこれは偶然でもなんでもない。
例えるならば、
流れる水(川)には常に波が立ち、たくさんの水流が合流していき、その川は次第に太く大きくなっていく。
だけど、溜まった水(池)は風が吹かない限り穏やかで動きがない。日照りが続くと干上がってしまう。
忙しい人には次から次へとイベントが舞い込んでくる。
フリーランスで生きていると、この波を経験することがよくあるのだ。いわゆる稼ぎ時。(お勤めの方は業種ごとに繁忙期とかあるけど)
だけど「貧乏暇なし」って言うじゃん?と思った方。
それはちょっと“忙しい”の意味合いが違う。
流れる水がどんどん大きくなる川だとしたら、貧乏暇なしは同じ場所をめぐり続けてる水。動いてはいるけど、新しい水流は入ってこないし、水の入れ替えもない。
いずれ無くなるジリ貧状態。
あくまで生産的で新しいことに取り組みに続けている忙しさが大事なのだ。
実はこの“忙しい”は意図的に作ることが出来る。
何でもいいから他者に伝わる形で何かを継続し続けることだ。
動画を作るでも、絵をsnsにアップするでも、記事を書くでも、趣味を発信するでもいい。時間が空いたと思ったらとにかく何かをする。
初めのうちはただの暇つぶしで行っていたことが、次第に実績が伴ってきて、関心を持たれ、信頼が生まれ、交流が増える。
すると、何かふとしたきっかけでその活動を続けていたあなたが思い出され、アプローチをかけられる。
勢いのある川は近くの水流とどんどん交わって新しいカタチを作っていくのだ。
つまり、「自分は忙しい」風にしているマインドを持つのが大切。
ただし、やってははいけないことがある。
それは「忙しい」「時間がない」を口に出してしまうこと。
穏やかな川の横に「この川は流れが速いです」と看板を立てても、周りの人には伝わっているもの。
そしてなによりダセェ。超ダセェ。
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