![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110111524/rectangle_large_type_2_e4057b267703be389224f809f99f0fec.jpeg?width=800)
詩:クマゼミ
蝉の声が投げつけるように降り注ぐ
そのまま暑いアスファルトに
叩きつけられてしまうようだ
例えるなら
石が蝉だとして
輪切りのレンコンを一枚敷いて
上に薄い布を被せ
うっすら覗く穴を目掛けて
石を投げ込んだ時の
布の気分なのだ
大きなクマゼミが
そこかしこにいた
東のセミしか知らなかったので
こんなにも
音に打ち付けられるとは
思いもしなかった
Fin
▼他のおはなし▼
▼良かったらこちらもどうぞ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
蝉の声が投げつけるように降り注ぐ
そのまま暑いアスファルトに
叩きつけられてしまうようだ
例えるなら
石が蝉だとして
輪切りのレンコンを一枚敷いて
上に薄い布を被せ
うっすら覗く穴を目掛けて
石を投げ込んだ時の
布の気分なのだ
大きなクマゼミが
そこかしこにいた
東のセミしか知らなかったので
こんなにも
音に打ち付けられるとは
思いもしなかった
Fin
▼他のおはなし▼
▼良かったらこちらもどうぞ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?