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夫の定年後の、我が家の経済事情

こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、夫が定年退職した後の、我が家の経済事情がどう変化したかを、書いてみようと思います。
夫が定年を迎えてから、来月で5年になります。

夫の事情


夫は、定年退職したとは言っても、社員から個人事業主に身分が変わったというだけで、
退職した翌日も、前日までと同じく、当たり前のように会社に通っていました。
例の伝染病のおかげで、今は毎日テレワークで、会議もすべて画面越し。
先日、久し振りに会社(本社)へ行きましたが、ほぼ二年振り。
そんな生活を送っていますが、それで支障はないようです。

もともと、定年の2年くらい前から、会社側から、
再雇用で働くか、個人事業主となって会社と新たな契約を結んで働くかの、
二通りの選択肢を提示されていました。

収入面に限って言えば、個人事業主になった方が条件が良いため、
今のような形態で働くことになったのです。
ただ、再雇用されるよりは、収入はいいとは言え、
年収は現役時代の半分以下、下手をすると3分の1程度になるだろうという見込みも聞かされていました。

収入がまったくないのに比べれば、3分の1あるのなら、いいではないか、
というのが、私の正直な感想でした。
夫は、どうも忘れているようですが、昔は、
「定年退職したら、仕事はしないで、のんびり過ごす」
と言っていたのです。

舅は69歳で亡くなるまで、様々な会社で働き続けていたので、
自分は、定年後は、趣味の天体観測などをして過ごしたい、というのが夫の希望でした。
日蝕や月蝕、流星群の観測など、
日本にいては見られないものを、定年後には、海外まで行って、見てきたいと言うので、
私はほほえみながら、
どうぞ(一人で行って来てね)」
と応えたものです。

それが、いつの間にやら、会社の同僚の方々に影響されて、
「再雇用で、同じ部署で働く、という人もいるが、
自分は、今までと仕事の内容は変わっても、やるなら個人事業主だな」

と言い始め、
定年一年前からは、部署を移って、定年後の仕事に備えるようになりました。
「定年後は働かないんじゃなかったの?」なんてうっかり言って、
「やっぱり、定年後は仕事はしないで家にいる」
と言われても困るので、
「あなたの好きなようにしてね」
と言っておきました。

当時はまだ、伝染病のきざしもなく、
男が働くというのは、会社に行く、というのと同義だったため、
定年で家に四六時中いられるより、たとえ収入が激減したところで、
会社が夫を預かってくれる、というだけで、何よりありがたかったのです。

それに、収入が減ると言ったところで、私の年収よりは確実に多いのです。
家のローンはすでに返済し終えていましたし、
娘は大学を卒業して、金融OLとして、働いていました。
息子がまだ、大学院生でしたが、学部の授業料に比べ、大学院の授業料は安いので、さほどの負担ではありませんでした。

定年以前


以前は、夫のお給料は年俸制でした。
それを12で割った額が、毎月、銀行口座に振り込まれます。
賞与は夏と冬、個人の功績と、会社の実績とを勘案した額が、
年に2回、年俸とは別に振り込まれるのでした。

夫の現役時代、私は、会社から振り込まれた夫のお給料を、銀行から出してきて、
家のローンや子供たちの学校の授業料やお稽古事の月謝代として、払っていました。
光熱費は銀行口座からの引き落としにしていたので、
残ったお金を食費、日用品代などに充てました。

定年以後


定年後は、夫がお金の管理をすることになりました。
私は、よろこんで銀行口座の通帳とカードを夫に渡しました。
これで、私は自分のお給料の管理だけをすればよくなりました。
今は、私は、自分の収入からは、食費と日用品代のみを分担して出しています。
それ以外のすべての支出は、夫が受け持っています。

生命保険や損害保険など、諸々の見直しをした後、
今後の方針を話し合いました。
その時に、新車を買うこと、トイレ(1階と2階)のリフォームをまずすることを決めたのです。
もともと、夫が働いて得た収入が原資なので、夫の好きなようにすればいいと思い、賛成してきました。

次のリフォームは、玄関の床と、息子の部屋(床と壁)になりそうです。
続いて、洗面台とお風呂に取りかかろうと思っています。

定年退職後、夫に四六時中家にいられては、息が詰まるかと思って、
仕事を続けることに賛成してきました。
ところが、今や、全世界的な伝染病のおかげで、夫は家でリモートワークです。
ただ、そのおかげで、義母の病院の送り迎えや、ちょっとした呼び出しにも、夫が対応してくれるので、助かっています。
仕事を続けている間は、頭脳もしっかりしていると思うので、このまま出来る限りは、働いてくれるといいなあと思っています。
聞くところによると、70歳になっても、夫と同じ仕事を続けている人もいるとか。
健康に留意して、めざせ、現役高齢個人事業主!

今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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