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どこかで出くわす老害というもの

さてさて、老害という言葉が一般化して久しいですが、昨日フェイスブックを久しぶりに開いたらトレイルランナーの鏑木毅さんが日経での自身の記事をシェアしていました。

経済学者の成田悠輔さんの「集団自決」も話題をさらっている昨今ですが、

普段のビジネスの場や気学などを通して
私の思う【老害】とは、

A.自分の築き上げたもの(立場)から卒業(引退)できない
B.その環境下で自分は必要とされていると自己認識する
C.過去にしがみついて、未来を創造できない
D.次の居場所を見つけられていない

というような人たちであり、いわゆる年をとった老人とは違うと思っています。もちろん権力やその環境における存在感は所属年数や経過年数などとも関連しますので、老人に多いのは明らかですが。

ひとくくりに老害と言われる老人は少し可愛そうとも思います。

中国古典の四書五経の一つ「易経」に六龍という教えがあります。
簡単にいうと、人生やビジネスなどなんでもそうなんですが、その流れの教えになります。

始まりは【潜龍】 志を描き、実現のための力を蓄え、事を始める段階。
次に【見龍】 基本を修養し、経験を積む段階。
そして【乾乾けんけん】 創意工夫し、独自性を生み出そうとする段階。
守破離でいえば「破」のこと。
次は【躍龍やくりゅう】 独自の世界を創る手前の試みの段階。
「離」の段階。
さらに【飛龍ひりゅう】 一つの志を達成し、隆盛を極めた段階。

躍龍と飛龍で飛躍である。

そして最も大事なのが【亢龍こうりゅう】 一つの達成に行き着き、窮まって衰退していく段階。すなわち引退するということ。

物事も人のいずれもこの6段階をサイクルしている。
そしてなぜ亢龍という衰退期もが語られているのか。
それは、自ら引退することができない人が多いからでもあります。
引退とはいなくなることではなく、次なる舞台へと進むということです。

晩節を汚すという言葉があるように多くの偉人と言われた人ですら栄光に毒されてしまいがちです。
一時の成功に固執し、しがみつき、そして周りも見えず、しかし周りからは望まれていると勘違いしてしまうのでしょう。

日本では、長年同じ場所で務めたり、会社においても出社して居るということが、変わってきているとはいえ、まだまだ重要と思われているが根強い状況です。

そして、そこでは何かをすることが重視されるのではなく、居ることが大事なので、新しい知識や環境を作るということがどんどん苦手になっていきます。

その結果、定年退職したら居場所がない人達がわっさわっさいて、その人たちがやり場のない感情を様々なモラハラで解消しているのでしょうし、

次の居場所を見つけられない人たちが、さも自分しかいないとその環境に居続けようと頑張っているのが老害問題の一面なのだと思います。

一概に、そういった人たちが不要なのでなく、やはり循環が起きていないのが問題だと思います。いわゆる老害の人たちも経験や知識はありますし、若手に不足している部分でもあります。
そこで、経験者が偉ぶったり、若手が卑下しすぎたりするのが問題をこじらせている一因なのではないでしょか?


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ありがとうございます😄

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