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二児のパパが3週間ワンオペしたらどうなった?その④「子どもの感情の揺れ」

こんにちは。Kid.iAです。

毎回情報を軸とした「問い」を立て、考えたことを書いている本note「Toi Box」。

ここ数日書いてきた「二児のパパが3週間ワンオペしたらどうなった?」シリーズも今日で4回目です。

前回のnoteでは実際にワンオペが始まる前に何をしたかという「事前準備」について書きました。(嬉しいコメントも複数頂きました!本当にありがとうございます🙏)

⬇️ 前回のnoteはコチラ

今回は、その後本番が始まってから終わるまでの「子どもの感情の揺れ」について書いていきたいと思います。

5歳と3歳、成長してきているとはいえまだまだ二人とも幼い子ども達。特に次男は「甘えた体質」なのが普段の様子から見て取れます。そんな子ども達が、期間限定とはいえ母親のいない生活を送る中でどのような感情を抱いたのか。

私も全てを感じとれたわけでは決してないのですが、今回はそのような「一種の情報(=子ども達の感情の揺れ)」を、「時間軸」で切り分けて整理してみました。

1.前半の様子(最初の一週間)

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今振り返ってみても、ワンオペ生活がスタートした最初の頃はカレンダー上4連休があったこともあり、子ども達の気持ちも「比較的安定していた」ように思えます。

まずは家での時間を楽しめるように、図書館に本を借りに行ったり、レンタルビデオ店にDVDを借りに行ったりしました。

また、「非日常」を作って楽しませてあげたいなと思っていたので、連休中にはテーマパークへ連れていったりもしました。

他にも大小諸々のイベントを詰め込んだ期間でしたので、子ども達にとっては「寂しさを忘れることで」楽しく過ごせた前半だったと思います。

2.中盤の様子(真ん中の一週間)

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良い感じの滑り出しをみせたワンオペ生活だったのですが、ちょうど一週間が経った頃、3歳の次男に感情の変化が現れました。

家で一緒にいるときには気付くことができず、その変化を私がキャッチできたのは「保育園の連絡帳」を通してでした。

平日は就寝時間を除けば、家で過ごす時間よりも保育園で過ごす時間の方が長かったりもします。ですので、先生が保育園での子どもの様子書いてくれる連絡帳は親にとって大変有難く、ワンオペ期間中は子どもの感情を汲み取るのに重宝していました。

夜その連絡帳を読んでいると、どうも保育園で過ごす中で「何か小さなキッカケで号泣」したり、「お昼寝の時間にオネショ」したり、普段ならあまりないことをしていることがわかりました。

また、ワンオペ開始から10日程経った頃、次男を保育園へ送った際にたまたま別の子がママと離れ際に泣いてる場面に遭遇してしまい、それを見た次男も母親を思い出してしまったことで尋常じゃないほど泣きわめいたこともありました。
(その見送り後も先生をバシバシ叩いたり、感情を表に出していたみたいです。)

保育園でお友達と遊んだり、帰宅後に兄と一緒に遊んだりしていると、また楽しい気持ちになります。ワンオペ中盤になると、夜にはママとテレビ電話をし始めていたので、それもまた楽しい時間です。

でも、そこから3日後の保育園の見送りの際にも号泣してしまい、一体どうしたものかと深く考えてみました。

結果、「夜のテレビ電話をあえてやめてみること」を私から妻に提案しました。

というのも、長男はテレビ電話中も楽しそうに話しているのが見ていてわかったのですが、次男は嬉しい・楽しい気持ちが見て取れる反面、時折悲しそうな表情をして、どこか楽しくなさそうに思えたからです。

親としては子どもが喜ぶと思ってやっていたことなのですが、いざやってみると逆効果になっていることはないか?そう考えると、確証は持てませんでしたが、妻と相談して暫くの間(あわよくば最後まで)テレビ電話はやめることにしようという考えに至ったのです。

すると、そこからの数日は(あくまで個人的な感想にはなりますが)、次男の気持ちの不安定さも徐々に減っていったような気がします。

一方、5歳の長男の方は、時折寂しさを少しだけ口に出したりするものの、日々の保育園での生活や週末の習い事(スイミング)を、いつもと変わらずに楽しんで過ごしているように見えました。ここらへんは「さすがお兄ちゃんだな」と思えました。

3.後半の様子(最後の一週間)

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よし、なんとか中盤は乗り切った、最後の7日間までくると、ゴールは目前!あとはもう少し頑張るだけ!と普通なら思いますが、私としてはこの後半が「時間の流れが遅く感じるほど」大変な期間でした。

保育園の運動会や幼稚園の入園面談など、イベントが重なっていたことも理由の一つですが、一番の理由は、子どもが風邪を引き高熱を出したことです。

次男は38度超え。長男もそれにつられて、高熱こそないものの、微熱と風邪の諸症状。こうなると、子どもはいつもにも増して「寂しさ」が募りやすくなりますし、実際もそうでした。保育園も休ませて出来る限り安静にさせること、ムリをさせないことをこのときは優先に考えました。

その後、次男はなんとか運動会には間に合ったものの、当日も少し体調が悪いからか送り際はギャン泣き状態。

仕方がないので、もし本番で泣きながら観覧席に向かってきてしまってもムリには戻させずにしてあげれたらと思ってましたが、本番は見違えるほどハシャぎながら運動会を楽しんでいる姿を見せてくれたので、ホッと一安心。
(この運動会の日一日だけでも、凄く感情の浮き沈みがあったように思えます。)

運動会後は、もうすぐママもかえってくることもあったので、長男も含めて3人で「お疲れ様会」を近所の美味しいピザ屋さんで行いました。

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まとめ

私もある意味で冷静さを失っていたのか、ワンオペをはじめた当初の気持ちとしては

「折角の機会なんだから、ママがいない日常を、いる日常より楽しいものにしてやろう!!」

くらいに意気込んでました。

要は、期間中「寂しさ」を忘れるくらいに「楽しいこと」で埋めることができればいいという考え方です。

結果、子どもの感情を「楽しさ」一辺倒で埋められたかというと、上に書いてきたようにそんなことはなく、当たり前と言えるのかもしれませんが、彼らの感情は何度も、何度も、揺れに揺れ動いていました。

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こうして時間と共に振り返ってみると、期間中の寂しさ全てを楽しさで埋めることなんて「不可能」なことだったのだと、改めて感じています。

一週目が終わる頃には「寂しさ」を感じてしまい、間でどれだけ「楽しいこと」を一緒にしても、その「寂しさ」は後半になっても変わらず出てきてしまう。

そんなことを考えていると、寂しさを「消そうとする、埋めようとすること」に意識を向けるよりも、寂しさが表に出たときにはギュッと抱きしめてあげるなど、寂しさを「そのまま受け止めてあげること」の方が大切なんだなと改めて気付かされたりしました。

次男は寂しさを隠そうとせず、何かしらの方法で感情を表に出していましたが、逆に長男は「寂しさ」を感じていたはずなのに、それを表に出さず「我慢」しようとしていたようです。(後に、母親が帰ってきたときのリアクションでそれがわかりました。)

普段から、年齢的にも私の言うことを理解できるようになってきている長男には、「『楽しいこと』も『悲しいこと』も両方ともに、ちゃんと『表に出して伝えられること』が大事なんだよ」と伝えています。

私自身がそう伝えているのであればなおさら、表に出してくれた感情も、また抱いていながらも出せずにいる感情も、親として出来る限り気付いて、受け止めてあげたいなと思いました。


ここまで4回に渡り続けてきたワンオペシリーズですが、次回でラストにしたいなと思っています。

今回は、意図せずかなりの長文となってしまいました。最後まで読んで頂いた方、本当にありがとうございます‼️

(追記)以下に、シリーズ全編をまとめています。


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