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美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話③
続きだよ!
美大に行かず就職すると決めたとき一番恐れていたのは、
大人になるにつれ絵を描かなくなってしまうことだった。
小さい頃から絵を描き続け、それなりに自己肯定感の低かった私は、
唯一の特技といえる絵を描く行為をやめれば、私の価値なんてなくなるんだと本気で思っていた。
絵を描いていない私に未来なんてないと。
しかし絵を描くことから逃げた先の世界は、私が思っていたよりもずっとずっと楽しかった
美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話①
こんばんは。今晩は私の自分語りたい欲に付き合っていただきたい。
「お前美大行ってもいいぞ。ただし行くなら有名大学にしろよ」
事の始まりは田舎の公立高校入学直後、車を運転しながらの父の言葉だった。
私はただの片田舎の絵を描くのが好きなオタク気質な高校1年生(なりたて)
高校も入学したばかりなのに、この親父は突然何を言い出すのかと思った。
当時私は将来のことなど微塵も考えておらず、漫画『動物のお医