樹林まきらむ

最近絵を描くのを再開

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小指の骨にヒビが入った

2週間前、私は書類を提出する為会社の駐車場に車を停めた。 別に急いで提出する必要はなかったが、息子の検診の為外出したついでに会社に寄って、昨日記入をしたばかりの…

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美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話③

続きだよ! 美大に行かず就職すると決めたとき一番恐れていたのは、 大人になるにつれ絵を描かなくなってしまうことだった。 小さい頃から絵を描き続け、それなりに自己肯…

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6か月前
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美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話②

続きだよ! 美大に行くことを諦めた高校2年生の私は、漠然となんかやりたいなと思い漫画制作をすることになる。 お話を考えたことはあまりなかったので、1番最初は指定さ…

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6か月前
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美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話①

こんばんは。今晩は私の自分語りたい欲に付き合っていただきたい。 「お前美大行ってもいいぞ。ただし行くなら有名大学にしろよ」 事の始まりは田舎の公立高校入学直後、…

樹林まきらむ
6か月前
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小指の骨にヒビが入った

小指の骨にヒビが入った

2週間前、私は書類を提出する為会社の駐車場に車を停めた。

別に急いで提出する必要はなかったが、息子の検診の為外出したついでに会社に寄って、昨日記入をしたばかりの書類をもう出してしまおうと思いついてしまったのだ。
次の日出勤するときでもよかったけど、朝は何かとバタバタするしね。
長い検診に飽きてグズグズな2歳児を連れて、さっさと用事を済ませようと私はバタバタと運転席を降りた。

後部座席はスライド

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美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話③

美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話③

続きだよ!

美大に行かず就職すると決めたとき一番恐れていたのは、
大人になるにつれ絵を描かなくなってしまうことだった。
小さい頃から絵を描き続け、それなりに自己肯定感の低かった私は、
唯一の特技といえる絵を描く行為をやめれば、私の価値なんてなくなるんだと本気で思っていた。
絵を描いていない私に未来なんてないと。

しかし絵を描くことから逃げた先の世界は、私が思っていたよりもずっとずっと楽しかった

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美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話②

美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話②

続きだよ!

美大に行くことを諦めた高校2年生の私は、漠然となんかやりたいなと思い漫画制作をすることになる。
お話を考えたことはあまりなかったので、1番最初は指定された数ページのネームを漫画に描き起こす作画担当発掘賞みたいなものに応募する。
もちろん賞には引っかからなかったが、なんとその原稿を見た編集者の方が電話をかけてきてくれた。
当時美術部員の同級生が持っていた吉成曜画集田中達之画集をかっけー

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美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話①

美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話①

こんばんは。今晩は私の自分語りたい欲に付き合っていただきたい。

「お前美大行ってもいいぞ。ただし行くなら有名大学にしろよ」
事の始まりは田舎の公立高校入学直後、車を運転しながらの父の言葉だった。
私はただの片田舎の絵を描くのが好きなオタク気質な高校1年生(なりたて)
高校も入学したばかりなのに、この親父は突然何を言い出すのかと思った。

当時私は将来のことなど微塵も考えておらず、漫画『動物のお医

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