樹林まきらむ

最近絵を描くのを再開

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最近絵を描くのを再開

最近の記事

鈍い人

感受性は豊かな方だと自負していた。 痛そうな表現は苦手だ。作中の人物が痛がっていると私自身も同じように痛い気がしてきて苦しいから。 あらゆる物事にはすぐに影響を受けるし、あらゆる作品を鑑賞する度によく泣きよく怒りよく笑う。 感受性が豊かだと気軽に心が揺れ動くのでコスパが良いななんて考えたりした。 ただ最近思うのは、感受性が豊かであることと、人の気持ちを察知する能力があるかどうかは別問題だということ。 私は私が気付かないうちに、大切な人を考えなしの言葉で傷つけてはいないだろ

    • 漫画と私

      昨日実家で、昔描いた漫画のネームを発見した。 漫画の内容はほぼ記憶から消えてたので、新鮮な気持ちで記憶にないネームを読んだ。 こんなに丁寧に描いていたのかとびっくりした。 もっともっとひどい出来だと思い込んでいたのに。 私は2014年~2018年頃まで夢中で漫画を描いていた時期があった。 詳しくはこちらの記事をご覧いただきたい。 ご覧いただきたいと言っておいて恐縮だが、 こちらの『漫画を描いていた時期』のこの記事、久々に読んでみると、非常に適当に書いているなという印象を受

      • 【漫画】君衣

        2017年に描いた漫画です。週刊少年マガジンMGP賞で奨励賞でした。 この漫画も、内容が今の自身の価値観とちょっとズレてるかなと思ったり…だけどまぁ…頑張って描いたねって思います。

        • 禁酒本 全文

          2019年北海道コミティアで頒布したイラスト夢日記本全文です。 今でも非常に気に入ってます。

          【記録】10年前のガリョキン

          2014年に週刊少年ジャンプのガリョキンという漫画賞に投稿した原稿です。 既にあるネームに絵をつけて画力の高さを見せつける的な賞でした。 賞にはひっかかりませんでしたが、この投稿をきっかけに編集の方から電話を頂けたので、投稿はしてみるもんだなと思いました。

          【記録】10年前のガリョキン

          【記録】ステイアライブ

          2014年初めて描いたストーリー漫画です。 初めて編集部にアナログ原稿を郵送するも、どこかで失踪した思い出の初原稿です。載せるつもりはありませんでしたが、過去の作品順番に投稿していくうちに、もういったれとなってしまいました。 成長の記録として残しておきます。

          【記録】ステイアライブ

          【漫画】ハッピーエンドハッピー

          2018年に描いた漫画です。週刊少年マガジン新人賞用に描いた漫画でしたが、新人賞にも月例賞にも引っかからずでした。 漫画賞受賞を目標に漫画を描いていた時期で最後に描いた完成原稿だと思います。 正直内容については、今の自身の価値観と大分ズレていると感じる作品になっています。 この頃はもう何が描きたいかもよくわからないままとにかく漫画を完成させようと必死でした。 ただ絵の完成度とか、ここきっと描きたかったんだろうなというシーンは丁寧に描いていていいなとも思ったので、迷いましたが記

          【漫画】ハッピーエンドハッピー

          【没ネーム】light

          2015年全没ネームシリーズ。 わかりにくいことは置いておいて、題材自体は今でも嫌いじゃなかったです。 恐らく最後迷走の結果エンディングが2パターンあります。

          【没ネーム】light

          【没ネーム】テノヒラ

          2015年に漫画賞に向けて描いたけれど全没になったネームです。 色々言い訳したい気持ちをグッと堪えつつ、せっかくデータが残っていたしネームにしては頑張って描きこんでるなと思ったので、記念にnoteに残しておこうと思います。

          【没ネーム】テノヒラ

          【漫画】続命花を君に

          2017年に描いた漫画です。週刊少年マガジン新人賞で特別奨励賞でした。 漫画賞に向けて描いた漫画の中では一番評価された作品でした。

          【漫画】続命花を君に

          【漫画】DODO

          2016年に描いた漫画です。 週刊少年マガジン新人賞で奨励賞でした。 昨年Xにあげたところ、たくさんの方に読んで頂けて大変嬉しかったです。

          【漫画】笑ってほしいな

          2015年に趣味で描いた漫画です。 流血表現ありますのでご注意ください。

          【漫画】笑ってほしいな

          【漫画】三島

          2014年に週刊少年ジャンプトレジャー賞に投稿した漫画です。最終候補でした。ジャンプ連載作家の先生にお褒めのコメント付けて頂けたのがすごく嬉しかったのを覚えています。

          【漫画】三島

          夏の暑さがやってくる

          21:41 窓から吹き込んでくる風がぬるくて気持ちいい。 夜になってやっと涼しいと思える風になってきた。 今日は東京よりも気温が高かったらしい。 先週は最高気温16℃なんて日もあったのに、急に30℃なんて困る。困るよぉ。 私は生まれた時からずっと北海道に住んでいる。 あまりの暑さにたえかねて、昨年やっとポータブルエアコンを購入した。 数年前まで、エアコンなどなくても普通に過ごせていた。 数年前まで、耐えられない程暑い日なんて、片手で数えられる程度の日数しかなかった気がする

          夏の暑さがやってくる

          小指の骨にヒビが入った

          2週間前、私は書類を提出する為会社の駐車場に車を停めた。 別に急いで提出する必要はなかったが、息子の検診の為外出したついでに会社に寄って、昨日記入をしたばかりの書類をもう出してしまおうと思いついてしまったのだ。 次の日出勤するときでもよかったけど、朝は何かとバタバタするしね。 長い検診に飽きてグズグズな2歳児を連れて、さっさと用事を済ませようと私はバタバタと運転席を降りた。 後部座席はスライドドアになっており、チャイルドシートが乗っている席は手動で閉めるタイプのドアだった

          小指の骨にヒビが入った

          美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話③

          続きだよ! 美大に行かず就職すると決めたとき一番恐れていたのは、 大人になるにつれ絵を描かなくなってしまうことだった。 小さい頃から絵を描き続け、それなりに自己肯定感の低かった私は、 唯一の特技といえる絵を描く行為をやめれば、私の価値なんてなくなるんだと本気で思っていた。 絵を描いていない私に未来なんてないと。 しかし絵を描くことから逃げた先の世界は、私が思っていたよりもずっとずっと楽しかった。 絵を描かなくても友達はご飯にいってくれるし、職場の人とも変わらず楽しく話せる

          美大行けなかったコンプレックス克服までの思い出話③