キバタン夫妻@AUS男性不妊治療ブログ

オーストラリアで不妊治療を行っている国際カップルです。 いわゆる男性不妊です。不妊治療…

キバタン夫妻@AUS男性不妊治療ブログ

オーストラリアで不妊治療を行っている国際カップルです。 いわゆる男性不妊です。不妊治療の大変さは世界共通です。同じ境遇で戦う人たちの励みに、少しでもなれればと思い、男性視点で書いています。不妊治療をしていない方も、現状を少しでも知ってもらえれば、それはそれで嬉しいです😌

最近の記事

  • 固定された記事

#1 不妊治療を頑張るみなさんへ。そうでない人も。僕たちの紹介

はじめまして。 日本とオーストラリアでの不妊治療経験があります(現在も進行中) 私(夫):ヨウケン 日本人(30代後半) 妻:ジュリー オーストラリア人(30代前半) いわゆる男性不妊で、精子が上手く形成されない造成機能障害です。 お医者さんからはセントルセルオンリー症候群と言われています。 (病名の詳細は、後ほど#19男性不妊の種類で詳しく解説します) 最近になって、ようやく男性不妊が世間一般で認知されるようになりましたが、昔は不妊=女性の問題とされており、僕自身も

    • #50 嫌いな言葉、普通と平凡。人生はオーダーメイドでいい

      僕の最近の嫌いな言葉は『普通と平凡』だ。 皆が口をそろえて言う。 将来は普通に就職して普通に結婚して、平凡な暮らしをしたいと。 多くの親も子供にそれを望んでいると思う。 でも 普通ってなに? 平凡ってなに? と不妊治療するようになって強く思うようになった。 普通も平凡も誰かが勝手に決めた尺度であって、人生はオーダーメイドやと僕は思っている。 衣類や靴にある、規定サイズと言われているS,M,Lというサイズは人生にはない。 誰かが勝手に決めた『普通』や『平凡』というサ

      • #49 2020年12月今思うこと

        コロナ禍にあって、いろいろと制限がある中で、日本への一時帰国もできないことがすごく、辛いなぁと思う。 そして、不妊治療を再開したものの、結果が得られず、なかなか、自分たちのゴールに近づいているのか・・? たまに心が折れそうになる。 ニュースを見ていると、東京では感染者が600人!400人!と減少する気配すらないし、仕事もコロナの影響を受けているので、ここが踏ん張り時なのかなと思う

        • #48 IVF(4回目・失敗)<2020年11月30日>

          血液検査の結果が妻の携帯に。 結果、またもダメでした。 1月に再度チャレンジする事を決意。 電話に対応した看護師さんはすごく良い人で今回は成功してほしかったとおっしゃってくれてたそうです。 電話をかける前に、PCで結果を見てすごく残念な気持ちになったと言っていたそうです。

        • 固定された記事

        #1 不妊治療を頑張るみなさんへ。そうでない人も。僕たちの紹介

          #47 血液検査(Blood Test)<2020年11月28日>

          IVF4回目が終了し、10日後、妊娠検査が必要なため病院へ。 月曜は仕事で忙しいため、土曜日やっている近くの病院へ行く。 初めて行ったところで、綺麗な設備の整った病院だった。 壁にはお洒落なオーストラリアの海の写真も。

          #47 血液検査(Blood Test)<2020年11月28日>

          #46 IVF(4回目)<2020年11月>

          妻が手術の当日と翌日のに休みをとり、病院へ。予約時間は10時45分。 当初の時間から変更があり。僕は仕事のため、妻が1人で病院へ、 どちらにせよ、コロナのため病院側も制限があり、夫でも院内には立ち寄れなかったので、今回も自宅で待機。妻に聞いたところ、 コロナの制限は少し緩和していたようだった。

          #45 IVF4回目に向けて薬受け取り

          4回目のIVFの日程が決まり、近くの薬局に処方箋を持って取りに行くよう 病院から指示を受けた。 病院からは処方箋が添付されたメールが送られてきて、それを持って取りに行くようにと。 しかし、いざ近くの薬局に行ってみると、処方箋がメールでのコピーのため受け付けてもらえず。 オリジナルでないと引き渡せないと言われた。 これでは近くの薬局で受け取りができない。 本日必ず服用しないといけない薬。 やむなく、L市の病院(以前、採卵をした病院)がある、薬局まで車を走らせる。

          #45 IVF4回目に向けて薬受け取り

          #44 IVF(3回目)2020年8月末

          IVF3回目を行うのに躊躇はなかった。 急遽の採卵を終えて、8月末日。僕たちは3回目のIVFに臨んだ。 今回もパンデミックで当人以外は病院に入れないことが既にわかっていたので、僕は妻には同行しなかった。 病院に通う回数が増えるあまり、いつしか駅にある和菓子屋さんで、大福を買うことが妻の楽しみになっていた。 お目当ては苺大福。 「帰りに買ってくるね!」 と妻が言う。 病院終わりの楽しみ。僕が小さい頃、母親に自動販売機のパックのジュースを買ってもらうのが すごく楽しみと

          #43 友達の有難み

          僕が不妊治療をしているという事は家族以外に2人の友達に打ち明けている。 どちらも親友と言える友達で、僕自身が一番信頼を置いている友達だ。 1人は、学生時代から親しくしている、W君 かれこれ、20年以上の付き合いになる。 学部が同じで、同じスポーツ団体に所属し、そのころから良く行動を共にしていた。 社会人になった今でも、国内旅行や海外旅行に行く仲でもあるし、何でも相談できる唯一の友達である。 彼の良いところは、『物事を俯瞰して客観的に捉えて、良いことは良いし、悪いことは

          #42 採卵&凍結<2020年8月>

          3回目のIVFは採卵をした新鮮な卵子を使って、IVFを進めていこうとドクターとそういう話になって、事前に注射をまた打っていた( ① 卵胞を育てる注射② 排卵を抑制するための注射) そして、子宮内の経膣超音波検査(エコー)をしたとき、卵子の数が増えすぎているので、予定を変更して、採卵する必要があると言われた。 急遽、日曜だったが、ドクターが出勤しH産婦人科のもう一つの姉妹病院。L都市にあるK産婦人科に足を運ぶことになった。 自宅から車で約30分の距離にある。 日曜日なの

          #41 IVF(2回目)<2020年6月初旬>

          1回目のIVFが失敗に終わって、僕たちは2回目をすぐさま考えた。 しかしながら、コロナによるパンデミック。 事態が少し落ち着くまで待って、落ち着いて来たころの6月初旬。 僕たちは2回目のIVFに踏み切った。 僕自身も仕事の休みを取って、妻と同行する。 病院に着くと、さすがにコロナの感染対策が厳しく、入室は本人のみとなっており、家族でも病院内にはいることが出来なかった。 妻は入り口で検温をして、院内に入り。僕は病院の外で待つことを余儀なくされた。 病院の外にあるベ

          #41 IVF(2回目)<2020年6月初旬>

          #40 コロナによるパンデミック<2020年3月>

          2019年12月、中国武漢から広がったとされる新型コロナウィルス。 オーストラリアでもその猛威が広まってきたのは、2020年3月だった。 3月18日に非常事態宣言を発動したオーストラリア 州境は閉鎖され、自分たちが住んでいるY州でも、ロックダウン(都市封鎖)が始まった。 人々の行動は制限され、レストランやカフェはテイクアウトと宅配のみ。 ジムやスポーツバーは営業禁止になった。 仕事はテレワークに切り替わり、プライベートでは自宅中心の生活に変わる。 人との接触を出来る限

          #40 コロナによるパンデミック<2020年3月>

          #39 不公平

          1回目のIVFが終わって、病院側の指示で妊娠検査である、血液検査を10日後、近くのGPでするように言われていた。血液検査のデータは近くの、GP(かかりつけ医)からH産婦人科に結果は送られることになっていて、僕たちは血液検査を受ける事を楽しみにしていた。 IVFが終わった数日間の妻というのは本当に嬉しそうで、 もうすぐ子供が出来るんだ。 パワーを送ってお腹をさすってと僕によく言ってきた。 どこか嬉し気な表情で、この先の子供がいる未来を二人で描いた。 IVF後、1日休んで妻

          #38 IVF(1回目)<2020年2月末>

          IVFとは正確にはIVF-ET(in vitro fertilization – embryo transferの略で体外受精・胚移植 の事をさし、一般的には-ETを省略してIVFと呼ばれることが多いです。 通っているH病院からはIVFを進められており、すぐにIVFで進めることになった。 W産婦人科に通っていたころ、一度目の手術時に妻の採卵手術も同時にしており、妻からは15個の卵子が採れて、既に凍結保存し、手術前にW産婦人科からH産婦人科へ、移送も完了していた。 僕が辛

          #38 IVF(1回目)<2020年2月末>

          #37 精子バンク(オーストラリアと日本の認識)

          不妊治療がここ最近フォーカスされるようになって、精子バンクというオプションがある事も、少しずつではあるが、身近に日本でも報道されるようになった気がする。 デンマークに本社を置くクリオスインターナショナルという世界最大の精子バンクの日本進出もそういった背景がある事だし、いろんな原因で子供を授かれない家族にとって、そういった精子バンクを選択するオプションを日本にも作っていくことは、僕自身反対するどころか、賛成である。 なぜなら、反対する事自体、世界的な流れに反していると感じて

          #37 精子バンク(オーストラリアと日本の認識)

          #36 ドナー選定、アメリカ(シアトル)より空輸

          オーストラリアの産婦人科はいくつかの国内や海外の精子バンクと提携しているのですが、僕の通っているH産婦人科もオーストラリアとアメリカにある精子バンクと提携していた。 事前の問い合わせの時に、既に日本人ドナーの確認を取っており、使用できる状態にあった。 精子バンクのドナー登録に書かれている情報とういうのは、本当に詳細に書かれていて 一部を紹介すると、 まず、 〇ドナー番号 〇出生地 〇身長・体重 〇母国語と第二言語 〇髪質・肌の色・目の色 〇学歴 〇病歴・既往症の有無 〇

          #36 ドナー選定、アメリカ(シアトル)より空輸