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#38 IVF(1回目)<2020年2月末>

IVFとは正確にはIVF-ET(in vitro fertilization – embryo transferの略で体外受精・胚移植 の事をさし、一般的には-ETを省略してIVFと呼ばれることが多いです。

通っているH病院からはIVFを進められており、すぐにIVFで進めることになった。

W産婦人科に通っていたころ、一度目の手術時に妻の採卵手術も同時にしており、妻からは15個の卵子が採れて、既に凍結保存し、手術前にW産婦人科からH産婦人科へ、移送も完了していた。

僕が辛いなぁと思うことは、自分自身が無精子症という症状の事もあるのですが、IVFの治療前に排卵誘発剤として妻の腹部に病院から指示された、液体の薬品を注射する事でした。

初めは見るに堪えれなくて、その気持ちは妻も同じで針が刺せなかった。

自分で注射針を使って、自分の腹部に注射する経験なんて通常ではないし、そんな事をするのはドラックユーザーくらいで・・
自分の病気のせいで妻にまで迷惑をかけてしまって申し訳ないなぁという気持ちに何度なったことか。

本当に不妊治療って大変なんだなと実感した事でもありました。

そんな注射が終わると、何日か経って 、経膣超音波検査(エコー)(子宮が子供を作れる状態にあるか?卵胞の大きさを確認する検査)があって
その後に、予め、胚培養士によって、精子と卵子を胚移植した受精卵を、子宮に戻すというのが一連の作業になります。

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【参考】
IVF-ET | セキールレディースクリニック (sekiel.com)より


その記念すべき第一回目の日がやってきて、僕も同席をし、胚移植した受精卵を妻の子宮に戻す作業に立ち会うことになった。

時間にして30秒もない。
一瞬だった。

受精卵をシリンジを使って戻す。
終わり。

実際どんなものかと思っていたけれど、痛みはないらしい。
採卵する時のほうが痛みを伴うと妻は言う。

**参考文献**
体外受精|国立国際医療研究センター病院 (ncgm.go.jp)

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