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#40 コロナによるパンデミック<2020年3月>

2019年12月、中国武漢から広がったとされる新型コロナウィルス。

オーストラリアでもその猛威が広まってきたのは、2020年3月だった。
3月18日に非常事態宣言を発動したオーストラリア

州境は閉鎖され、自分たちが住んでいるY州でも、ロックダウン(都市封鎖)が始まった。

人々の行動は制限され、レストランやカフェはテイクアウトと宅配のみ。
ジムやスポーツバーは営業禁止になった。

仕事はテレワークに切り替わり、プライベートでは自宅中心の生活に変わる。
人との接触を出来る限り減らすため、片道車で1時間の距離にある、妻の実家訪問でさえ控えた。

病院やスーパーなどはEssential(生活上必要)な業種なので、感染対策を取ったうえで、営業は続けられたが、通っていたH産婦人科も、規制が緩むまでは緊急の手術以外は営業を停止していた。

不妊治療中のカップルにとっては『時間』というものがいかに貴重で、
女性にはリミットがあって、その事を考えると、時間との戦いだ。

そんな中のパンデミック。

また一つ希望の光を自分から奪っていったような気がした。

誰のせいでもないのだけれど。

5月になって、ようやくロックダウンは緩和され、通っていたH産婦人科も
マスクに手洗い、ソーシャルディスタンスの確保といった、基本的な感染対策を行いながら、病院の営業は再開された。

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