見出し画像

めんどくさい、集中できないを克服するには?

今日は先生の仕事術「仕事をやり始めるには」「仕事の集中を続かせられるコツ」をお話ししていきます。
当然これは、先生だけではなく、子供の勉強に置き換えることが可能です。

この記事を書いている人:
現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。


仕事をやり始めるまでが長い問題

復職して新年度が始まってからというもの、あっという間に2週間が経とうとしています。そこで休職する前との大きな違いに気が付きました。

それは、よし作業を始めるぞ!と仕事をやり始めるまでの時間が長くなってしまったと言うことです。

これは自分なりに原因の分析をしていて、1つは久しぶりに始まった授業が想像以上に体の疲れを溜めていると言う点です。

授業が終わった後すぐに授業準備に取り掛かられれば良いのですが、終わった後の思い疲れからかそのあと一息をついてしまいます。

やり始めがなかなか一方踏み出せない。

そんな状態であることに気づきます。


もう一つの原因としては、復帰後の体調を考慮して担任業務を外してもらっている事が関係しています。

外してもらっていること自体は自分の心身の安定にとってとても重要なことだったので、大変感謝しています。しかし、その分ホームルームや面談等等の業務の時間が取られないことで、かえって時間がたくさんあるように錯覚し、結果やり始めるまでが少し遅くなってしまうのではないかと考えています。

これは心理学的にも実際に証明されている法則の1つだそうで、人間は時間があればあるほど今やるべき業務を時間いっぱいでやると言う法則があるそうです。

これらの点から、やり始めが遅いのではと思います。


始まった仕事の集中力も続かない問題

そんな状況を乗り越えてようやく作業に手をかけた時よっしゃやるぞとやってみたものの、想像以上に集中力が落ちていることにも気が付きました。

これは休職中に、あまり残りの時間など気にせず、心のままに過ごしていたため、締め切りに間に合うように集中力を高めて何かを作業すると言う状況に不慣れになっているのが原因だと考えました。


ではどうしているのか?

ではどうすれば以上の2つの問題を乗り越えられるのでしょうか?

私はそこで、普段子供たちに指導するときに伝えていたアドバイスを自分でも実践してみることにしました。

その方法とは‥

1分だけやると決めて本当に1分間はかりすぐやる方法

この方法を採用した理由としては、人間の脳は、やる気が出てくるのをいくら持ったとしてもやる気と言うものは出てくるものではなく、何か行動が始まることによってやる気が出てくると言う性質があるからです。

つまりやり始めを克服しさえすれば、少なくとも少しの間作業が進む事は保証されているのです。

したがってまずはそのやり始めのハードルを極限まで下げるために、一分と言うとても短い時間に限定してやると決めるのです。

実際にやってみると1分間ですぐ終わるなんて事は、逆に作業が途中すぎて気持ち悪くなってしまうことがほとんどなので、一分どころか10分ぐらいは集中してできる。下手したらそのまま1時間波に乗るなんてこともありました。

生徒たちにアドバイスしていたこの方法は、自分の体で実証することができたのです。

✳︎✳︎✳︎

しかしやり始めの問題を克服したとしても、その後集中力が続かずにすぐに飽きてしまうと言う問題が残っています。

集中の波に乗れれば良いのですが、基本的にはそんな甘いものではありませんでした。

さてここでも子供たちにアドバイスしていた方法を自分でも実践することにしてみました。
巷でよく言われるポモドーロテクニックです。

ポモドーロテクニックとは、25分間タイマーをセット私、その25分間は作業を進めていく時間、そして25分のアラームがなったら、5分間休憩の時間を入れます。これもタイマーをセットします。この休憩の時間が終わったら、再び25分間の作業を進めるのです。

これは、人間の脳が平均して30分程度の集中力しか持たないと言うところから考案された集中力持続のテクニックだそうです。

一般的に、集中力が続く人のイメージとして、1時間も2時間もずっと集中していられる人と言う感覚があるかもしれません。

しかし実際には、より脳の機能に即した集中力の続け方というのがあるみたいです。

長時間の一本での集中ではなく、細切れに集中する時間と休憩を入れて結果としては総合で作業時間が長く持つことができる。

これが戦略的で効率的な集中力の持たせ方なのです。

さてこれも実際に自分で実践してみました。
これが非常によく、これをやる前は1時間と持たずその後ダラダラしてしまうこともあったのですが、これをやってからは午前中いっぱいまるまるいろんな作業をこなすことができたのです。


まとめ

まずやり始めのハードルを下げるために1分間から始めてみること。そしてまずは1分で本当に切るっていうことが大事です。

実際は何時間もやるって心の中で決めつつ1分だけのタイマーをかけると言うのは、結局自分に嘘をつくことにつながりますので、効果は薄いと考えます。

そのやり始めの壁を突破できたら、ポモドーロテクニックを使って集中力を持続することにしていきます。

✳︎✳︎✳︎

これは大人の仕事の話でもあるとともに、当然ですが子供の勉強に対するアドバイスにもなりえますよね。

全国のやる気が出ない協会のなかまのみなさん!笑
今週も折り返しですが、頑張っていきましょう☺️


🖋あとがき

ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございました😊

よかったら、ほかのエッセイや読書ノートも目を通してもらえたら嬉しいです!

< 自己紹介 「7つの習慣と教師とわたし」>


<教員が学校教育で悩んでいること、アレコレ>

<2021年4月現在、特にスキをしてもらった記事たち>

✅スタートラインは「わたしが教育すれば変わる」と思わないこと。





サポートは美味しいおやつとコーヒーで心をみたすことに使わせていただきます☕️