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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育… もっと読む
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#note

自己紹介| 『7つの習慣』と教師とわたし

はじめましてこんにちは。私は、学校の教員として働いている女性です。社会科教員として地歴分野を中心に教えています。 noteを細々と始めて2年が経ちました。もともと文章を書くことが好きで、誰かと考えを共有することが好きだったので始めたのですが、今では自分自身の思考整理ツールとして救われている大切な場所となっています。 どのくらいの人が今までのnoteを親身に読んでくださってるのかは分かりません。でもせっかく続けているのだし、改めて自己紹介を書いてみようという気になりました。

新年度、ふみ出す人に贈りたいnote

いよいよ新年度初日になりましたね。 今日新たな第一歩を踏み出した先生、 社会人のみなさんに贈りたい記事をまとめます。 手前味噌ですが、わたしが書いた記事の中でおすすめのものを紹介します。興味のあるテーマに飛んでみてくださいね。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 新任の先生に送りたいnote(お仕事術編) 新任

先生が、noteのおかげで音声入力の威力を知った話。

今日のテーマは音声入力の威力を知ったよと言う話。 最近休職中に比べて、格段に時間がない。もちろん当たり前のことではあるんですが、復職してからと言うもの、自分がやりたいと思っていることに充てる時間が格段に減った。 特に一番大きな削減となったのが、noteの記事の執筆である。すきま時間を縫っては、ちょこちょこパソコンでメモを取ったり、携帯にアイデアの記録を取ったりしているが、まとまった文章としてを記事を練って投稿すると言う時間がなかなか取れずにいる。 さてどうしたものかと困

アウトプットするチャンネルを増やしてみて気づいたこと。

ずっと自分に自信がなかった。正直、今だって自信なんてない。 だから、私が考えたことを誰かに伝えることなんて、できないと思っていた。 だってこわいから。否定されたらどうしよう、とか思うから。 それが膨れ上がった結果、心がパンクして、休職することになった。 そこで私は、noteという街で自分発信することにしてみた。 そしたらーーーー *** こんにちは。何となく勢いで、エモいプロローグ的な始まりとなりました(笑) 
今日は、自分の考えを発信するチャンネルを増やしてみて

note毎日投稿をふりかえりつつ、今後のワークビジョンを考える。

初めての毎日投稿もあっという間に30日突破です😊めでたい!! 1ヶ月毎日noteを続けてみて記事への反応がどう変わったのかを考えてみます。 今日は、かなりざっくりとした、雑感です。 投稿記事を、ダッシュボードで振り返る▶︎月間PV数ベスト5 1:大人になった卒業生のみなさんへ 2:先生が語りたい学歴の話① 3:中高教員がヨシタケシンスケの絵本に背中を押された話 4:スタンフォードが中高生に教えていること 5:あの頃の私へ、憧れのラジオやってみてるよ ▶︎月間スキ数ベスト

教員が、学校教育について悩んでいること

最近、復職したら「仕事に対する課題感」が頭の中で再燃してきました。 モヤモヤが続く時は、まず「書き出す」という行動が大事!と休職中に学びましたので、早速実践です。 ということで今回は、わたしが仕事としている学校や教育について考えていることを書き出してみました。 読書感想文を生かし「ゼロ秒思考」でまとめたので抽象的なものもありますが、もし似たような気持ちの方がいたら嬉しいです。 (「ゼロ秒思考」のまとめはこちら) 一斉講義授業の限界を感じる○授業について来られない子ども、

先生、感情を書き出せる練習します。

約1ヶ月ぶりのテキスト投稿です。 この間に、本当に本当に色々なことが起こりました。コロナ対策に伴う休校措置を筆頭に、生徒のこと、教員の突然の異動など、未曾有の変化に迫られています。 わたし自身、自分の影響が与えられる領域と、関心を寄せることしかできない領域の区別はだいぶできていて、必要以上に動揺していないつもりでした。 しかしここ数日、思考停止になる瞬間があまりにも多く、自分の心と身体の状態に危機感を覚えるようになったのです。 考えたいこと、行動したいことは無限にある

先生のモーニングルーティン

最近よく聞く言葉、モーニングルーティン。 自分はいつも何してるかな?とふと疑問に思ったので整理してみます。先生だから、これをやるということではありません、かなり個人差があると思いますので悪しからず。 なんちゃってマインドフルネス瞑想前にも同じような記事を書きました。詳しくはこちらをご覧ください。 ギリギリまで寝ていたい、けれどギリギリで起きると心が穏やかじゃない…。そんなめんどくさがり屋な葛藤を解決しようと始めたのが、アプリをながら聞きして朝の準備をするという、なんちゃ

授業 〜到達目標は最初に作る

久々に、授業研究です。来年度の授業づくりをしています。前回のnoteに書いたように個別化×到達度に近づける授業を目指して考案中です。今日は、到達目標の観点を書いていきます。 〔前回のnoteはこちら〕 到達目標を示すのはなぜ?これまで私は、課題やテストなど成果物が出てはじめて評価を与える、後付け評価を行なってきました。しかし、よく考えてみると、この評価は「評価のための評価」にすぎないのでは、と考えを改めはじめています。つまり、先生が成績表をつけなければいけないから、つける

授業 〜個別化×生徒主導×達成度基準

『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』の衝撃授業と学習指導の悩みを解決すべく、本を乱読しています。その中で、衝撃だったのが、マイケル・B・ホーンとヘザー・ステイカー著(小松健司 訳)『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』です。 この本では、従来の「一斉講義型授業」を「工場型モデルの教育」と言い、変化スピードが早く個人のニーズが多様化する現代に必要な教育のあり方とのギャップを説いています。要するに、社会に合わせて学校のあり方が大きく変わる転換点にいるというのです。 一斉講義型に

生徒指導〜「できない」を自分で表現できない

教員の日常茶飯事の中に、未提出や忘れ物の指導があります。そこで最近目立つようになったのは、生徒自身で忘れてしまった、できなかったと言えないということです。 約束を破ったら気まずいことを知っているそういう子と対話をすると、「忘れちゃいました〜てへ!」みたいなことはあまりなくて、「すみませんでしたしゅん」ということがほとんどです。中には泣き出す子もいます。最近思うのは、子どもながらに約束を破ったら気まずいことを知っているし、いけないことだという感覚があるんだなということ。 「

生徒指導〜ネガティブな言葉はなぜダメ?

私が生徒指導でモットーの一つとしているのは、ネガティブな言葉を使わない、使わせないということです。 絶対に無理、私にはできない、めんどくさい、私は〇〇だかダメ、疲れたよね〜 などなど 思春期のこどもだったら当たり前に使い、あいさつや呼吸のように使っています。これらの口癖に気づき、言わないように意識することが非常に重要とかんがえているのです。 なぜ、ネガティブな言葉を言わない方がいいのかこれには根拠があります。みなさんはNLPという言葉を聞いたことはありますか? NLP

授業研究と「みるトコロ カード」

こんにちは。前回の授業研究についてのブレストをもとにしながら、今日も授業研究について作戦を練っていきます。今回は、他の先生に「見てください」とお願いする時に書いてもらう「みるトコロ カード」(仮称)のアイデアを整理します。 (前回の記事はこちら) 研究授業が「ふわっと」したまま、意味をなさない理由そもそも、なぜわざわざ見てもらうポイントを明示する記録シートを作ろうと思ったのかというと、今までの研究授業があまり意味をなさない理由の一つが「見て欲しいトコロを見てもらえない」と

生徒と向き合う〜大人が怖い子

こんにちは。今日は、生徒指導・向き合い方についてです。最近、子供たちと面談をしていて、大人が怖い、ということを伝えてくれた生徒がいました。なぜ怒るのですか、と。 何を伝えたら、その子にとって心が自立するのか。その感情と向き合えるのか。非常に悩みました。今でも悩んでいます。 怖いという感情は、嫌なことから避けたいという目的アドラーの中で学んだ目的論から考えると、その感情は何かこうあって欲しいという目的があり、それを達成するためのものだという。 その目的を自分と向き合い整理