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20年の闘いを経て下痢型IBSに打ち克った私の物語 メンタルが原因なんて嘘でした。。


今回は自己紹介と、20年の闘いを経て下痢型IBSに打ち克った私の物語を熱く、わかりやすく語って行きたいと思います。

最後まで無料ですので是非とも読んで頂けたら幸いです。

この数年で腹痛の原因を特定することが出来て、私は数十年にも及ぶ悪夢の腹痛との戦いに終止符が打たれました。

今思えばこの悪夢の腹痛に対するアプローチする方法が完全に間違っていたことを痛感しております。

今回は実際に克服するまでに試したことや投薬治療などを交えて、皆さんがIBSを克服でき、この呪縛から解き放たれ幸せな生活を送れるような記事にしたいと思っています。

また、実体験を踏まえ面白かったこと、辛かったことなどのエピソードを踏まえて語って行きます。

私の自己紹介をさせてください。


ワンネス太郎 スペック(現在)


年齢:40歳

身長:167cm

体重:64kg

体型:小柄で筋肉質

職業:IT系のカストマーエンジニアで顧客先へ訪問して機器のメンテナンスを行っております。

ITの最先端技術に興味があり、あらゆる生活のデジタルトランスフォーメーション(DX化)IOT化、RPAによる業務自動化のコンサル活動をしています。
BtoB BtoC問わずご相談をお受けしております。

趣味:キャンプ、バスフィッシングやエギング、マインドフルネス、
生成AIにより故人や愛犬、愛猫を現世に呼び戻すReencounterAIの開発とトレーニングを行っています。

私は20歳の時にIBSを発症しました。


私が20歳の時、過敏性腸症候群(IBS)の第一歩を踏み出しました。

当時の私は、「うわー、また下痢か。昨日何を食べたんだろう?」と、ちょっとした日常の出来事程度にしか捉えていませんでした。

しかし、仕事の異動で電車通勤が増えると、この隠れた敵の真の顔が見えてきました。

毎朝の通勤は、まるでサスペンス映画のようにドラマチックでした。


「ブラザー、あと1駅…絶対に耐えるんだ…」

「こちらマーベリック、あと少しだ!1駅ならいけるか?」

「だっ、ダメだ一旦退却(下車)だ。」

「快速は手ごわすぎる!各駅に乗り換えよう。」

このように満員電車の中で自分と自分の心理戦が繰り広げられました。
大量の汗と共に。

一体どれだけの駅を「あと1駅」で乗り越えたことか。

これらの体験は、私にIBSが単なる「お腹の問題」でないことを思い知らせてくれました。

会社を辞めようかと真剣に考えたこともあります。

IBSについて知らない方もいらっしゃると思いますので、以下簡単に説明させてください。

私も病名を知るまでに何年もかかりましたが、知った時は他にも困っている人が多く居ることを知り、少し楽になった記憶があります。

心配な方は記事を読んでより深く知ることで貴方の精神的な苦痛を和らげてくれる可能性が高いです。

過敏性腸症候群(IBS)に関する基本情報

過敏性腸症候群(IBSとは)
過敏性腸症候群(IBS)は、腸の動きや感覚が異常に敏感になる消化器系の慢性疾患です

主な症状には、腹痛、膨満感、便秘、下痢などがあります。

IBSは生命を脅かす病気ではありませんが、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

私ってIBS?


IBSの診断は、主に症状に基づいて行われます。以下の質問に「はい」と答えた場合、IBSの可能性があります

  1. お腹の調子が長期間(数週間)不調、もしくは痛みがある

  2. 便通異常(下痢や便秘)が続いている

  3. 便の形が悪い時期が続いている

  4. 排便をすると痛みが一時的に和らぐ

  5. 排便の回数が不規則

  6. 排便しても残便感がある

  7. 便秘が続き、便が出たとしてもコロコロとした便しか出ない

  8. 便に血が混ざる


日本の患者数と割合


日本におけるIBSの患者数は、成人の約10%と推定されています。女性の方が男性よりもIBSを発症する可能性が高いとされています。

日本人の10%がIBSって信じられますか?思ったより多く感じますが皆さんはどう感じましたか?

IBSの型


IBSは大きく分けて3つの型があります:便秘型(IBS-C)、下痢型(IBS-D)、混合型(IBS-M)。これらは主に排便の習慣によって区別されます。


上記のグラフは、過敏性腸症候群(IBS)の主要な3つの型(便秘型IBS、下痢型IBS、混合型/交代型IBS)の分布割合を示しています。
  1. IBS全般:
    • IBSは女性に多いとされています。一部の研究では、女性の患者が男性よりも多いことが示されています。

  2. IBS-C(便秘型IBS):
    • 便秘型IBSは特に女性に多く見られる傾向があります。

  3. IBS-D(下痢型IBS):
    • 下痢型IBSは男女ともに発生しますが、一部の研究では男性にやや多いことが示唆されています。

  4. IBS-M/A(混合型/交代型IBS):
    • 混合型または交代型IBSの男女比については、明確な統一見解はありませんが、両性に発生するとされています。

メンタル、精神状態と過敏性腸症候群(IBS)の関連性

過敏性腸症候群(IBS)は消化器系の慢性的な疾患であり、腹痛、腹部の不快感、便秘や下痢などの症状が特徴です。

しかし、IBSの影響は身体的な症状にとどまらず、患者のメンタルヘルスにも大きな影響を及ぼすことが知られています。

精神的ストレスとIBSの関連

  • ストレスの影響:精神的ストレスはIBSの症状を引き起こすか、悪化させる重要な要因です。ストレスが高まると、腸の感受性が増し、症状が悪化することがあります。

  • 心理社会的要因:日常生活のストレス、不安、うつ病などの心理社会的要因は、IBSの発症や悪化に関連しています。

不安とうつ病の共存

  • 不安障害:IBS患者は不安障害を抱えることが多く、この状態は症状を悪化させる可能性があります。

  • うつ病:IBS患者はうつ病のリスクが高くなると報告されています。これは、慢性的な痛みや不快感が精神的な負担となるためです。

心身相互作用

  • 腸脳軸:IBSは腸と脳の間の相互作用、つまり「腸脳軸」によって影響を受けます。この軸は、腸の状態が脳に影響を与え、その逆も同様に起こります。

  • 心理療法の効果:認知行動療法やリラクゼーション療法などの心理療法がIBSの症状を和らげるのに効果的であることが示されています。

過敏性腸症候群(IBS)の治療方法

過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛や排便の問題を特徴とする消化器系の疾患です。現在、IBSに対する特定の治療法はありませんが、症状を管理し、生活の質を改善するための多様なアプローチが存在します。

生活習慣の改善

  • 食生活の調整:食物繊維の適切な摂取、過敏反応を引き起こす食品の特定と回避、小麦製品や乳製品摂取量の調整などが役立つ場合があります。

  • 規則正しい食事:一日に何度も小さな食事をとることで、消化器系への負担を減らすことができます。

  • 運動:定期的な運動は消化を助け、ストレスを軽減することができます。

ストレス管理

  • リラクゼーション技術:瞑想、深呼吸、ヨガなどのリラクゼーション技術がストレスを減らし、IBSの症状を和らげるのに役立つことがあります。

  • 心理療法:認知行動療法(CBT)などの心理療法は、ストレスや不安を管理するのに有効です。

医療的介入

  • 薬物療法:症状に応じて、抗痙攣薬、抗下痢薬、便秘薬などが処方されることがあります。

  • プロバイオティクス:特定のプロバイオティクスの摂取がIBSの症状を和らげることが示されています。

代替療法

  • 鍼治療:鍼治療は一部のIBS患者にとって症状の緩和に役立つことがあります。

  • ハーブ療法:ペパーミントオイルなどのハーブ製品がIBSの症状を和らげる効果があるとされています。



過敏性腸症候群(IBS)に使用される治療薬

過敏性腸症候群(IBS)の治療には、症状に応じて様々な薬が使用されます。以下に、IBSの主な治療薬を紹介します。

便秘型IBS(IBS-C)の治療薬

  1. 繊維質サプリメント:水溶性の繊維は便を柔らかくし、便通を促進します。

  2. 下剤:便秘を緩和するために、刺激性下剤や浸透圧性下剤が使われることがあります。

  3. プロキネティック剤:腸の動きを促進し、便秘の改善に寄与します。

下痢型IBS(IBS-D)の治療薬

メペンゾラート臭化物(トランコロン®)とチキジウム臭化物(チアトン)
これらは抗コリン薬で、腸管運動の活発化を抑制する効果があります。下痢型IBSの場合、他の薬剤と併用することも可能です​​。

ラモセトロン(イリボー)
5-HT3受容体拮抗薬で、男性患者において5μg、女性患者に対して2.5μgの有効性が証明されています​​。この薬は腸管の神経節に存在する5HT3受容体を遮断することで大腸輸送能亢進、大腸水分輸送異常を改善し、下痢型IBSを改善します。また、大腸痛覚の伝達も抑えることで痛みの改善も期待できます。元々は男性専用の下痢型IBS治療薬でしたが、2015年に男性の半分の用量で女性にも適応が追加されました​​。

トリメブチンマレイン酸塩(セレキノン):「消化管運動機能調整薬」と呼ばれ、胃腸の動きが悪い時は活発にさせ、胃腸の動きが亢進している時は抑える作用があります​​。

混合型IBS(IBS-M/A)の治療薬

  • 混合型IBSの治療には、症状に応じて便秘型または下痢型IBSの治療薬が使用されることがあります。

その他の治療薬

  • 抗うつ薬:トリプタノール系やSSRIなどの抗うつ薬が、痛みを減少させる目的で処方されることがあります。

  • プロバイオティクス:腸内フローラのバランスを改善し、IBSの症状を緩和するために用いられることがあります。

1章まとめ

ここまでIBSについてざっと説明してきましたが、皆さんもIBSを治す為に色々と努力されているとは思います。
その努力が間違った方向に行っていれば、せっかくの努力が水の泡です。

私も医者に通ってた頃はどこへ行っても「ストレスが~」「精神的な~」と全ての主治医にメンタルの原因を疑われ、薬は「コロネル」「イリボー」を処方されずっと服用していましたが改善されませんでした。

IBSになったことによって「精神状態が不安定となり更に症状が悪化している」というなら説明にも納得も行きます。
しかし、当時は仕事も順調で精神的なストレスは殆ど無かったと思います。

それでもこいつはらは発症します。

次回は私がIBSを克服するために20年間で試したこと。
そして20年目にして特効薬?が見つかったことを書いていきたい思います。

本当につらい20年でしたが、自身で原因を突き止め、改善することに成功しました。

続く。。。


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