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人を動かすために。

信じる力。

 現在,104回目の夏の甲子園大会を行っています。その中で,私が監督で注目している1校について書きたいと思います。それは,香川県代表の高松商業です。高松商業は,昭和では甲子園の常連であり,甲子園で春夏何度も全国優勝をしています。そのような高松商業が平成の時代になり,地方予選で勝ちきれない時代になりました。そのような高松商業の再建を託されたのが現監督の長尾健司監督です。長尾監督は,監督に就任するとわずか2年で明治神宮大会優勝,選抜の甲子園準優勝,そして20年ぶりに高松商業を夏の甲子園に導き,今大会でも全国ベスト8にチームを導いています。

そのような長尾監督の素晴らしさは,選手を信じる力にあると思います。選手を信じ,自分の時間の多くを選手にかけています。また,選手に対して怒る指導ではなく,選手がのびのびとプレーできるように,選手の自主性を信頼し,選手承認型の指導を行っています。そのような指導を行うことで,選手は大舞台で普段の実力以上のものが出せて,好成績を残すことができるのだと思います。

 人を信じることは,とても忍耐力が必要です。自分の思い通りに人は動いてくれるわけではなく,うまくいかないほうが多いです。その時に,どれだけ強い思いをその人に持てるかが必要ではないでしょうか?しかし,高松商業の選手と監督が示してくれているように,正しく信じれば,必ず動いてくれる。そして必ず素晴らしい結果を出してくれると,私は確信しました。

 上司と部下の関係で悩まれている方は多いと思います。部下が思い通りに動いてくれないことはよくあることです。1度部下を思いっきり信じてみてはどうでしょうか?信じる思いが強ければ強いほど,時間はかかるかもしれませんが,部下は少しずつ動いてくれると思います。

最後に長尾先生が書いた本を紹介しておきます。

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