【第2回】シミに悩む方必見!美容のプロ集団が教える本気のシミ対策
第2回のテーマは「シミ」。ある日突然現れたシミを見て、ショックを受けた経験のある人も多いのではないでしょうか。夏だからこそシミ対策はとっても大切。「どうすればシミを消せる?」「シミに効果的なケアは?」など美容のプロ集団がシミのお悩みについて語ってみました。
本当のところシミの原因って何?
EBATO:ネットやSNSを見ていると、シミにまつわる情報はたくさんありますよね。正しい見極めと念入りなケアが重要になってくる肌トラブルなので、何が正しいのか悩んでいる方は多いと思います。そこでお二人に改めて「シミの原因」についてお聞きしてみたいです。
Kei:皆さんがすぐに想像するシミは「老人性色素斑」と呼ばれ、主な原因は紫外線です。紫外線を繰り返し浴びることで、肌を守るためにメラノサイトが過剰に働き、メラニン色素が大量に作られます。その結果、皮膚内部から十分に分解・排出されず、メラニン色素が蓄積することでシミになります。
yuki:シミができる原因は紫外線以外にも、加齢やホルモンバランスの乱れなども関係しています。意外かもしれませんが、特に女性は産前産後にシミができやすいんですよ。
EBATO:二児のママさんならではの視点ですね!「老人性色素斑」以外にも「炎症後色素沈着」や「肝斑」を思い浮かべる方もいると思うんですけど、どんな違いがあるのか、見極め方についても話し合ってみたいです。
yuki:「炎症後色素沈着」や「肝斑」はシミの仲間ではあるものの、原因や色、形、対処法が異なるので、厳密にいうと「シミ」ではないんです。なので一般的に呼ばれるシミは「老人性色素斑」を指します。
Kei:たとえば「炎症後色素沈着」はニキビ跡など炎症が治ったときに色素が沈着することできます。「肝斑」は色々な原因が指摘されていますが、医学的に解明はされていないんですよ。
EBATO:このお話だけで時間一杯になってしまいそうですね(笑)。興味深い話がたくさん出てきそうなトピックスですが、今回は「老人性色素斑」について3人でさらに深堀りしてみたいと思います。よろしくお願いします!
Kei&yuki:よろしくお願いします!
美容のプロたちはどうやってシミ対策してる?
プロの日焼け止め活用法
EBATO:シミはできてから対処するより、作らせないことがとにかく大事ですよね。肌がとってもキレイなお二人ですが、普段どんな予防ケアを心がけてるんですか?
Kei:私は「紫外線対策の徹底」「肌に触れない」「肌を擦らない」の3つを意識しています。毎日の日焼け止めはもちろんのこと、塗り直しも心がけています。
EBATO:なるほど!第1回の記事でも話されていた内容にもつながってくるわけですね。とても興味深いです!yukiさんはどうですか?
yuki:私も日焼け止めは年中使っていますね。塗り直しが大切なことはわかっていても、つい忘れてしまったり、時間がなかったりしてできないこともあると思います。でも色々な美容法を試すより、まずは日焼け止めを塗り直すことを心がけてほしいなと思います。
EBATO:同感です。スキンケアは頑張った努力が必ず報われるわけじゃない。むしろ逆効果になる場合もありますからね。自分の肌が本当に必要としていることだけをコツコツ継続することがキレイの近道、というのが僕の持論でもあります。ちなみに塗り直しのコツはありますか?
yuki:UVカット効果を保つためには、2時間~3時間おきに塗り直すのが理想ですね。紫外線吸収剤は時間が経つと、どうしても効果が落ちてしまうので。特におでこや両頬、鼻筋、こめかみは日焼けしやすい部位なので、塗り残しがないように気をつけたいですね。
メイクの上からの日焼け止め、どう塗り直す?
EBATO:僕も仕事に集中していると、つい塗り直すのを忘れてしまうときがあるので反省せねば(苦笑)。日常的にメイクをする方は、メイクの上から塗り直すことになりますよね。輪をかけるように億劫になることもあると思うんですけど、皆さんどうしてます?
Kei:私はポイントメイクだけとかにしちゃうかな。しっかりメイクをした上から塗り直そうとするとヨレてしまうから。逆算して塗り直しが楽になるようなメイクで過ごしてます。EBATOさんは?
EBATO:僕はメイクをしてるときは、ティッシュを水スプレーで軽く濡らして、汗や皮脂を軽くオフしてからミストタイプの化粧水で保湿して肌を整えます。そうするとメイクがヨレにくくなるんですよ。あと混合肌なので、日焼け止めは油分の少ないジェルタイプorスプレータイプで塗り直すことが多いです。最後にパウダーをうすーーく乗せれば完了♪
yuki:すごい!他にどんなコツがあるんですか?
EBATO:大前提は擦らないことですね。男性は特に顔をわしゃわしゃ擦る方が多いんですけど、絶対にNGじゃないですか。指でポンポンと伸ばしたり、やさしくハンドプレスで塗ることを心がけてます。
Kei:擦るとトラブルの原因になりますからね。擦るのは絶対にやめてほしい!
yuki:本当にそうですね。ちなみに日焼け止め以外でみんながやってよかったお手入れはありますか?すごく興味あります!
プロが本音で語るやってよかったシミ対策
Kei:私は肌がデリケートなので、触れる回数を最小限にすることを意識しています。シミは紫外線による老人性色素斑以外にも、炎症による色素沈着など多岐にわたります。シミの原因を徹底的に排除することを心がけています。
Kei:yukiちゃんとEBATOさんのも知りたい!
yuki:私は肌に赤みが出やすいので、年間を通しての日焼け止めにプラスして抗炎症ケアを行っていますね。
Kei:流行とかじゃなくて、自分の肌にとって最適なお手入れを見つけるのは大事よね。
yuki:そうなんです!そのためにも肌の様子を毎日観察するようにしています♪ EBATOさんは?
EBATO:僕はお二人が言ってくれたケアはもちろんなんですけど、第1回のときにもお話したようにエイジングケア、具体的には美白や抗シワ、抗酸化、抗糖化などに強いとされている成分が配合されたお気に入りコスメで毎日のお手入れを楽しんでますね。
yuki:友達のおすすめよりも、自分に合うお気に入りのコスメでケアをするのは大事ですよね!
Kei:人の肌はそれぞれ個性があるからね。
EBATO:僕は色々なコスメを使って実体験を増やすこと自体は賛成しています。ただ、使用前後の肌状態をよく観察したり、なぜイイと感じたのか。肌にどう合わなかったのか。などの積極的にフィードバックをしていただくとより質の高いコスメ選びができるようになるので、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。
急にできたシミ、セルフケアで消せる?
EBATO:最後に少し踏み込んだ話をしてみたいと思います。ネット広告でシミが剥がれたり、ポロリと取れたりする動画がありますよね。勘違いしている方も一定数いると思うので、美容医療に携わるyukiさんと、美容医療責任者の経験をお持ちのKeiさんにあえてお聞きします。シミをセルフケアで消すことは可能なんでしょうか?
yuki:老人性色素斑(紫外線によるシミ)は、ハイドロキノンやトレチノインの使用や美白化粧品などで薄くする事は出来ますが、消すためにはレーザー治療しか方法がないのが現状ですね。
Kei:医療専売品のハイドロキノンは、シミを薄くする効果は高いのですが、紫外線から肌を守れなくなるリスクや、白斑という色素が抜けてしまうリスクもあります。ハイドロキノンは連続使用6か月後、2か月の休薬期間が必要だということも知った上で、取り入れてほしいですね。
EBATO:化粧品と同じ感覚で使うのは危険だということですね。勉強になります。
yuki:そうですね。きちんと用法用量を守ってお使いいただくことをおすすめします。
Kei:シミは何より予防が大切です。長期的に見てシミは出来てしまってから対策をするより、作らせないことの方が大切です。将来の肌のためにも、ぜひ正しいシミ対策を継続してほしいと思います。
yuki:紫外線対策や、メラニンの蓄積を抑えるために美白化粧品の活用をするということもあわせて認識していただければと思います。
EBATO:同感です!シミは誰にでもできる可能性があるものだからこそ、自分は大丈夫と過信せず、シミのメカニズムを理解して正しい予防・対処をすることが大切ですね。
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