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アビスパ福岡が勝った

僕は今年からアビスパ福岡を見始めた。これが9試合目。1試合も勝ち試合を見たことはなかった。

今年、4試合目の観戦で勝てなかったとき、アビスパ福岡が本当に厳しい状況なのだと悟った。

5試合目や6試合目でも勝てなくて、次こそは勝つと思った。

7試合目にも勝てなくて、次も行くしかないと思った。

8試合目に勝てなかったときは、ちょっとイラっとしてしまった。

そして、9試合目の今日。「今日こそは勝つ」と思うことにも慣れてしまった。

いつしか、勝負は負けか勝ちかではなく、負けか引き分けかだったんじゃないかという気がするようになった。

どこかで今日も負けても大丈夫なように、負ける心の準備ができてしまっていた。


でも、今日は何か違った。

僕は自然とセランテスと叫び、城後と叫んでいた。

バックスタンドでずっと手拍子をしていた。

2-0になったとき、僕はドキドキが止まらなくなった。

「本当にいけるかもしれない」と思うと、胸騒ぎがしてきた。

スポーツを見てこんな気持ちになったのは、今からちょうど20年前。1999年8月31日。福岡ダイエーホークスは千葉ロッテマリーンズに勝利し、マジック20が点灯した時だ。

その時と同じ気持ちがした。


アビスパオーレー

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アビスパオーレー オーレー

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勝った。今日は勝った。

試合終了した瞬間に叫んだ。

今日は勝った!!

こーくんが試合終了後に笑ってる。

今日は勝ったからだよ。

こーくんがピッチそばまで下りようと訴える。

勝ったぞ。勝ったよ。勝ったんだよ!!

カメラ向けて、2人でこの笑顔なのも勝ったからだよ。

勝ったんだよ。俺もこーくんも嬉しくて、楽しいのは、勝ったからなんだよ。

帰り道に肩車の上のこーくんが「じゃんねんだったね」ということもない。

肩車の上のこーくんは「たくしゃんゴールした」と言ってる。

帰り道に聞こえる周りの話し声には笑い声が混じっている。

全部、今日勝ったからなんだよ。

アビスパ福岡が今日、勝ったんだよ!!勝ったのを見たんだ、俺!!


勝った。勝ったよ!!もっと勝ってよ!!次も絶対勝ってくれよ!!

次の勝ちも、見逃さない!!


勝った!!!勝った!!!勝ったんだよ!!!!!


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