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私は多分、壁打ち相手にはもってこいなのかもしれない

「壁打ち」で検索したところ、noteでは頻繁に採り上げられているキーワードのようです。

今回用いる「壁打ち」は、ビジネスで使われる「人に話を聞いてもらうこと」を指します。

たとえば、何かの企画のアイデア出しを行う際、紙にアイデアを書き出すことや、チームなどの複数人でのブレーンストーミングが主流だと思います。

ですが、紙に書き出しても、自分の思考の枠からは逃れられず、ブレーンストーミングでは共通認識のわずかな違いから話がまとまらなくなることがよくあると思います。

そこで壁打ちといって、主に2~3人まで人数を絞ってアイデア出しを行うと、それぞれの役割が明確化し、発言機会も増えるので必然的にアイデアの量や、考えて話すので質も向上するように感じます。

ただし、壁打ちの最大の欠点は、相性が良くないと議論が膨らまないことです。

そういった性質を持つ壁打ちに、自分が適しているのではないか?と思う根拠とエピソードを交えて、アイデア出しに必要なマインドを考えて行こうと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

スタート・靴・路面・ビジネス・起点・発信

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とは言え、私は起点となる発言をする立場では、あまり機能しないと考えています。

どちらかと言えば「壁役」として、議論の席に呼ばれることがあります。

勝手ながら自己分析を行い、いくつか「壁役」に必要な要素が揃っているのではないかと思っています。

まずは聴く姿勢です。

傾聴スキルは、多くの出版物やnoteの投稿記事でも採り上げられていますが、最終的には「本人の性格×知識や経験」という公式に落ち着くと思われます。

どんなに知識を得ても経験しても、苦手な人はいます。

だからこそ、より習得を目指す方に向けてのハウツー本などが売れていると思うのですが…。

もともと、広い領域について好奇心はありますし、話を聴くことが苦ではなかった正確に加え、キャリアコンサルタントとしての学びや仕事でのヒアリング経験などが後押しとなり、聴く態度について評価される機会は多くなっています。

好奇心があることで、話をより深く聴こうとするので、身を乗り出したり、頷きや相槌で会話のリズムを刻む様子が、話し手にとっては信頼関係を構築しやすい相手と感じるようです。

…余談ですが、自分を評価する際、他者評価であれ良い評価を自分で語るのは恥ずかしいものです(笑)。

イラスト・電球・アイデア・学ぶ・ヒント・アイコン・ラーニング・知識・網羅的

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次に、知識体系がある程度網羅的に備わっていることも、相手を選ばず壁役になれる要素だと思います。

専門性が高いことは、絶対的な武器となります。

ですが、一つの専門性に固執してしまうと、当然に広範な領域に対しては得手不得手が生じてしまいます。

このあたりはバランスの問題でもあります。

ここでも好奇心の話が肝要なのですが、知識体系が広いことで、専門性の高い相手にとって、自分の知識外の情報が手に入りやすいと感じていただいているようです。

また、個人的見解として、壁役にとってもっとも求められる要素は、言葉を咀嚼して吐き出す能力だと思っています。

これは、相手の言葉を言葉そのものだけでなく、相手の立場や性格といった見えない部分にまで意識をして理解しようとするもので、一般にはハイコンテクストと呼ばれる要素でもあります。

ハイコンテクストとは、コミュニケーションや意思疎通を図るときに、前提となる文脈(言語や価値観、考え方など)が非常に近い状態のこと。民族性、経済力、文化度などが近い人が集まっている状態。
コミュニケーションの際に互いに相手の意図を察し合うことで、「以心伝心」でなんとなく通じてしまう環境や状況のこと。
(シマウマ用語集より抜粋)

そして、吐き出す能力とは、相手に伝わる言葉で話すことです。

相手が専門的な用語を用いる場合、つい自分も専門的な用語で返してしまいがちですが、伝えるときにはローコンテクストを意識します。

ローコンテクストとは、コミュニケーションや意思疎通を図る際に前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。言語で表現された内容が高い価値を有する傾向にあり、思考力や表現力、論理的な説明能力やディベート力といったコミュニケーションに関する能力が重視される。
(シマウマ用語集より抜粋)

ある程度は、意識するだけで変えられる要素なので、試してみるのもいいと思います。

ビジネス・契約

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ここまでの要素だけではありませんが、最近はよく壁打ち依頼を受ける機会が増えてきています。

これは単純に転職したことで、人と接する機会が増えただけなのかもしれません。

ですが、こういった他者から評価していただける自分の能力については、しっかり自分でも認めてあげようと思います。

これが、自分の能力をさらに高めていくためには必要だと、私は考えているからです。

もし、あなたも自分では自覚していなくても、誰かに評価される能力があるのなら、相手を信頼して自分の能力を受け容れてみてはどうでしょうか?

自己評価は低くても、きっと貴重な能力なのですから。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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