廻る世界、廻る思考
「あぁ、今、私は何をしているんだろう…。」
近代的な建物の一室、少し照明が落とされた白い部屋の中で、私はぼんやりと、そんなことを思っていた。
かすかに聞こえる声、逆らうことは出来ない。
右へ、左へ。
私の身体は、滑稽なほど、くるくると、部屋の中で廻る…。
いつまで続くのだろう、時間の感覚が薄れていく。
…気がつけば、私は、この部屋に来た時と同じ姿勢に戻っていた。
声の主が近づいてきて、こう言った「お疲れ様でした。」
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何の話かと思ったと思いますが、本日、健康診断を受診してきました。
上記の文章は「バリウム検査」時の私の状態です(笑)。
毎年のことではあるのですが、とにかく疲れます、いろんな意味で。
ところで、皆さんは健康診断を受診されていますか?一般的な会社では、全社員対象で実施していると思いますが、「バリウム検査」は、若い人には無縁かもしれませんね。
ざっくり説明しますが、大きな機械の上で、バリウムを飲むところから始まり、胃の中にバリウムを行き渡らせるため、ひたすら体を動かします。
聞いたことのある方も多いと思いますが、その間「ゲップ禁止」です。
この「バリウム」ですが、「お笑いのショートコント」なんかで、何度もゲップしてしまう光景を見たことある人もいると思いますが、「出やすい人・出にくい人」それぞれ体質があるみたいです。
おそらく最も出やすいのは「飲みだした瞬間」だと思うので、なんとか我慢しましょう。ここからが本番です。
機械には、手すりが付いています。
それを駆使しながら、自力で左右に回転したり、頭が下の状態で傾いたときは腕の力で体を支えたりします。
個人的には、「ゲップ」より、こちらの重労働の方がキツイです。
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バリウム検査の説明だけで終わってしまいそうな勢いですが、今回、書こうとしたことは、「やっぱりマルチタスクは苦手(:_;)」ということ(笑)。
マルチタスクに関する投稿はこちら。
検査中、考えていたのですが、「バリウム検査もマルチタスクだ!」と思います。
「ゲップ」をしないように意識を集中しつつ、「ボソボソ声」の検査員の方の言葉に耳を傾け(ここで既に限界に近い状態)、体を指示された姿勢にする。
んー…こんなことでテンパるのって私だけですか?(; ゚Д゚)
この中で、「ボソボソ声」を聞き取ることって、合理的ではない気がするので、いっそのこと見やすい部分にタブレットくらいの画面とスピーカーを設置することを希望したいところです。
うつ伏せの状態では画面は見れないと思いますが、画面に指示する見本姿勢とか表示されていたら、もう少しどうにか落ち着ける…気がします!
とりあえず、何度も「ゲップ」連呼してゴメンナサイm(__)m。
あと、グチみたいになってしまいましたが、健康診断のおかげで、病気の早期発見に繋がることもあるので、やはり大事なイベントです。(ちなみに私も数年前に、とある先天性の病気が判明しました。)
こんなんでいいのか?って内容ですが、一応、今回の投稿は以上です。
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