見出し画像

ケップルにおける PdM の役割

こんにちは! KEPPLE CREATORS LAB で KEPPLE DB のプロダクトマネージャー(PdM)を務めている枝です。PdMという職種は各社で様々な役割を担っており、展開しているビジネスの属性によっても異なってくると思います。
私自身、他のスタートアップで PdM がどのような役割なのか非常に興味がありますので、今回はケップルにおける PdM の役割を参考までにご紹介したいと思います!


関わっているプロダクトについて

PdM の役割をご紹介する前に、私が関わっているプロダクト「KEPPLE DB」を簡単にご紹介します。
KEPPLE DBは、イノベーションを促進するスタートアップデータベースで、スタートアップのトレンド記事や、ファイナンス情報、国内外の類似企業、投資家のポートフォリオ情報などを提供しており、VC や CVC などの投資家様のソーシング活動に、あるいは事業会社のオープンイノベーション促進などにお使いいただいております。
いわゆる Vertical SaaS と呼ばれる領域のプロダクトになります。一般的な toB SaaS と最も異なる特徴を挙げるとすれば、社内でデータベースをメンテナンスし続ける体制を持つ点であると認識しています。

KEPPLE DB における PdM の役割

それでは改めての本題ですが、私が担っている役割は大きく以下の3つです。

1 .  新機能開発における初期構想のリード

BizDev の方針やユーザーからの改善要望を参考にして、いつどのような機能をリリースするのかを決めます。そのためのドキュメントとしては、プロダクトロードマップやPRD(要求定義書)の作成が挙げられると思います。PRDはあくまでも要求定義の範囲にとどめており、どのような背景でどのようなことを実現し、いつローンチしたいかを明記しています。

2 .  スタートアップのデータ設計をリードする

プロダクトの裏側でどのようにスタートアップのデータを保有するのかを私がオーナーシップを持って検討しています。プロダクト開発における詳細な仕様検討の領域になるかと思いますが、ドメイン知識やデータを運用するためのワークフローの観点が必要です。そのため、少し珍しいかもしれませんが、PdMとして責任を持って取り組んでいます。テクニカルな観点はエンジニアのメンバーと相談しながら、今後の可用性も考慮して検討します。

3 .  データ運用フローの検討

プロダクトのデータ構造・データフローについて私が一番詳しいため、必然的に運用フローの構築にも関わります。
運用フローでは可能な限り人の手による対応を無くし、効率よくデータを集めて提供できるかが重要となってきますので、時には Zapier のようなノーコードでワークフローを自動化できるツールを利用したり、GAS やスプレッドシートの関数を駆使して運用できるように設計しています。
最近では ChatGPT に聞けば GAS のコードも全部教えてくれるので、それほど負担なく対応できています。PdMでもエンジニアライクなことができる便利な世の中になりましたね。

PdM の重要な役割

PdMとしてプロダクト開発における様々なフェーズに関わっていますが、それぞれのフェーズで共通して重要と言える役割は背景や要求・データ構造などを、いかに形ある状態で残すかであると感じています。
ドキュメンテーションを通して、BizDev と擦り合わせた背景や要求をエンジニア・デザイナーに伝えることや、データ構造やデータ出力要件をエンジニアと認識齟齬なく擦り合わせられるかが肝になってきます。

プロダクト開発は一筋縄ではいかないため、ドキュメントを残しておくことによって、いついかなる時もプロダクトに関わるメンバーの足並みを揃えられます。ドキュメンテーションは非同期コミュニケーションツールとして、私の業務を何倍にもレバレッジをかけられるという観点でも非常に魅力的ですね。

あとはプロダクトを愛していること、プロダクトを通じて作りたい世界があることが何よりも重要です!私個人はデータを通じてスタートアップを透明化し、もっとスタートアップエコシステムにお金や人材が流れるようになって、これまで以上にスタートアップ市場が盛り上がったらいいなと思ってます。KEEPLE DB でそういった世界が実現できると確信しています。

最後に

一般的に PdM という職種は明確に役割が定義されていないと認識していますが、私自身はあえて定義する必要はないと思っています。定義されていない余白がさらなる価値を生み出すきっかけになると思いますし、PdM の魅力であると感じています!
私自身はプロダクト開発における潤滑油でありたいと思っていますので、プロダクト開発のリードやあらゆるステークホルダーのコミュニケーションの円滑化を中心に、その他足りてないピースがあれば積極的に取り組んでいくということを心がけています。

さらなる価値を生み出すために、KEPPLE CREATORS LABのメンバーとして、一緒に働いていただける方を探しています!


WE ARE HIRING!

KEPPLE CREATORS LAB では一緒に働くメンバーを募集しています。
募集しているポジションの詳細はこちらをご覧ください。

▼KEPPLE CREATORS LAB ブランディングサイト

▼KEPPLE CREATORS LAB 求人一覧

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?