残り数日のジョージア生活
僕はなにかと不安を感じやすかったり、ネガティブ思考になりやすい人間です。
しかし、旅であったり、海外就職だったり、何か大きなことに飛び込むことも好きで、その度に気持ちの整理が追いつかなくなることがあります。
不安症で内向的な面も、野心をもって挑戦する外交的な面も、どちらも僕の個性だと思っています。
海外に出ると後者の人によく出会います。目をぎらぎらさせて、いろんな挑戦に果敢に飛び込んでいる人が多くいます。
そういった人たちと出会うたびに、僕も刺激を受け、同じように挑戦したいという気持ちが湧きます。
野心だけで過ごすと、僕自身の不安症は見えなくなる時がありますが、いずれは反動を起こすようにネガティブな思考の波が押し寄せてきます。
面倒な性格だと思うけれど、僕はこの内向的と外交的の両面のバランスをうまく保つことを心がけながら、最近は生きています。
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ジョージア生活も残りわずかとなりました。7ヶ月という期間を過ごしたため、名残惜しさはあります。
しかし、今が一番良い時期、といった感覚も強く持つようになってきました。
先日のウィンタースポーツが、僕にとって大きなモチベーションになっていたし、終わって帰ってきたらどこかやりきった感を感じたからです。
最近は集団で人と会うことを避けるようになっていました。もうこれ以上新たな人脈をつくっても、別れが寂しいだけだから。
ふと気づくと、ここにいることの違和感を自分の中につくりあげていました。
名残惜しさを感じるだけでなく、もうジョージアには居場所はないと感じてしまっていました。
まるで魂がジョージアを抜けてどこかをふらついているような。
良く言えば、すでに次のステップしか見えてない自分がいました。
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ジョージアでは、ありがたいことにいろんな人と出会えました。
日本から遠く離れた国で自分なりの生活を実現した人たち。
僕にとってとっても刺激であり、僕の野心を燃やしてくれる存在です。でも、僕の内向的な性格も理解してくれ、応援してくれます。
もう28歳になるのにまだまだ仕事への不安定感があり、人前に立つことに抵抗を感じてしまいます。
それでも彼らは親身に接してくれます。
世の中は熾烈な競争社会だと思っていたから、ここでこうして序列とか関係なく、フラットに個性を見て関係性を築けたことを嬉しく思います。
東京という争いの社会で育っていた自分にとって、ここは一つのユートピアだったのかもしれません。
人を信頼することの大切さをひとつ学んだ気がします。
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ジョージアを出てもまだ日本には帰らないため、日本への思いはまだ強くは実感していません。
これから1ヶ月ほどの旅に出て、新たな景色を見て多くの刺激を受けていこうと思います。
いつも過酷な旅にしがちな僕だけれど、少しは気持ちと対話して、ゆっくりとした旅にもしていきたいと思っています。
今しかできないことをする。
上昇志向の強い自分にとって上に昇っていない感覚はつらいものだけれど、このひとつひとつの選択を自分にとっての良い経験値とするために、目の前のワクワクにもっと飛び込んでいこうと思います。
そうして、少しは成長した姿で日本に帰ってこれたら、自分に対して褒めてあげようかな、と思っています。
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それでは、また明日お会いしましょう!
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