旅人の心を忘れない

長く同じ場所にいると、何か大切なことを失っていく感覚に陥ることがあります。

それは僕が昔から持っている野心のような挑戦の心。

慣れ切った環境にいるのももちろん楽しいけれど、そろそろ次に向けたステップに進んでいく時が来ました。

だから決めました。来週、ジョージアを出ます。

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僕は旅が好きです。昔からいろんな場所に行ってきて、いろんなことを感じ取ってきました。

人によって旅の仕方はそれぞれ違いますが、僕は行ったことがない場所に行くことが好きで、常にそれを求めています。

見たことのない風景、想像もしなかった体験、そしてそこでの出会い。それらすべてが僕自身にとっての刺激で、それを求めて旅に行きます。

だから、同じ場所に二度訪れることはとてもまれです。いつも一度きりだと思ってその地を訪れています。

刺激を求めることが僕にとってのモチベーションの源泉であり、おかげさまで47都道府県の制覇と世界33ヶ国訪問を達成しました。

ストレングスファインダーの1番が「収集心」である僕にとっては、その数を積み重ねることもまた嬉しいことです。

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根っこの僕は怠惰なナマケモノです。

朝は布団から出たくない、昼は集中力がない、夜はひたすらYouTube。

そんな日常を送ってしまい、すっかり旅へのモチベーションが下がっていました。

普段、旅ブログやVlogなども一切見ないくらい、人の旅に興味がないため、動くきっかけは自分で作り出さなければなりません。

会社員であれば夏休みなどである程度の縛りがあった上で、旅の計画を作れるけれど、フリーランスという自由な状況ではなかなか難しいと思いました。

だから、今の宿の予約が切れるタイミングがちょうど良いのだろう。そう思って、チケットサイトを開きました。

その中から魅力的なものを発見します。「陸路でトルコ入り」。合計29時間に渡る長いバス旅を経て、トビリシからイスタンブールへ入るコースです。

いろんなことが頭に浮かびました。トルコに行きたいと漠然と思っていたから、イスタンブールへ行く手段を探していたけれど、まさかそれだけ長い時間のバスがあるなんて。

じわじわと好奇心が高まっていくのを感じ、チケットを購入。来週ジョージアからトルコにバスで向かいます。

以前、日本に帰ることについて書きましたが、このタイミングでずっと滞在していたトビリシを離れることにしました。

帰国まであと1ヶ月。その間は旅を続けようと思っています。まずはトルコのイスタンブールに向かい、それからギリシャ方面に陸路で抜けようと思います。

先日、トルコ国内で大きな地震があったため、少々怖い道のりにはなりますが、それでも今しかできないことをしにトルコにいきたいと思います。

最近は友達と行く旅が多かったため、久しぶりとなるひとり旅です。しかも、今回は全ての荷物を持って向かう「戻る場所のない旅」になります。

本来の「行ったことがない場所に行く」というワクワク感も感じつつ、今はどこか恐怖心のまじった感情があります。それでも僕は旅に出る。

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あと一週間を切ったジョージアでの生活ですが、ここでの生活は一生忘れることがないでしょう。

仕事に生き方に葛藤し続けた28歳の思い出。

いざ次のステップに進むため、これからまた新たな一歩を踏み出していきます。

旅を通して、挑戦を通して、今の自分があると思っています。人は過去の経験の上に存在する。これからも旅を通して、僕自身を磨いていこうと思います。

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それでは、また明日お会いしましょう！