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41.熟考

悩む事や考える事は日常茶飯事だろう。
それが"成長"ということに気づけている人間が幾人いるのか。

思考というものは、何気ない会話の中まで、多岐に及ぶ。

この時、おおよそ良い方向に考える。

他人を不快にさすまいと思う事や、どのような言葉で会話を弾ませようかといったように、良心的になる。

これが人間性の成長であると私は考える。

サイコパスでもない限り、人を攻撃する選択肢を選ぶことはない。
それでも不快にさせてしまうことはある。

それは善意からの失敗であり、悪意ある攻撃ではない。
熟考した末に誤った選択肢を選んだとすれば、自分が間違ったと悟る事ができる。

しかし、思慮を欠き、適当に物事を進めてしまった場合、責任の所在も曖昧になる。また厄介なのは、他人に責任転嫁する場合がある事だ。
悩んでいないから自分が邪である選択肢が無い。

つまり気付く余地がないのだ。

上記のようになってしまえば、人間としての成長は途絶える。

悩み無くして成長無しなのだ。

人間だけに許された"考える"という行為。

猿や犬、その他の動物に他人の考えを押し図る能力はない。

是非とも存分に活用し、思慮深い人間になっていただきたい。

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