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【地味だけど超大切】うまいやつほど基礎練をする#1153

おはようございます。
花粉の猛威に早くも挫けそうな森下です。
#そろそろ慣れろおれの身体

すぐ上手くなりたいからなのか、つまらないからなのか基礎の練習をするよりも、変わり種の練習や大技を練習したりする人が多いけど、トップアスリートなほど基礎練はめちゃくちゃやってるよ。というお話です。

<凡事徹底>

初心者の方だったり、まだまだ伸びしろがある人たちはやりがちなんですけど、必殺技ばりの大技ばかり練習したくなってしまったり、追い込んで満足してしまうパターンにハマってしまうパターン。
(#パターンにハマってしまうパターン)

確かに大技に挑むのは楽しいし、出来た時のアドレナリンどばーっ!は何とも言えない快感だし、追い込んでやり切った後の爽快感といったら依存度高めですよね。

エンジョイでやっているならいいんですけど、競技として取り組んでいるのであれば、楽しむことも大事ですけど、それが試合やレースで使えるか、活きているかも重要です。

どんな競技でもそうだし、もっと視野を広げるならばスポーツ以外の分野でもプロフェッショナルと呼ばれてる人達はめちゃくちゃ「基礎」を大切にしてます。

ひとつひとつにフォーカスしてみると、それほど難しいことはやってなかったりするんです。

でも、その難しくないことをめちゃくちゃレベル高くやるし、徹底しています。

水泳だと「スカーリング」っていう手で水を捉える(集める?)感覚を養うための練習があるんですけど、まぁ地味なんです。

泳ぐというか犬掻きに近い感じで、地味だし、あんまり進まないし、カッコよくないし、まぁつまらない。(個人的な感想です)

やっぱり練習といえば、たくさん泳いだり、タイム測ったり、「キツい練習頑張った!」と思える練習の方が達成感はあるのだけど、水を捉えるというところは水泳の基礎中の基礎みたいなところがあるわけで、そこが出来ていないと頑張ったとてあまり速くならないんです。

そんな地味でつまらないけど大事な練習を世界のトップスイマーはこれでもかというくらい確認をします。

ナショナルチーム代表のコーチから聞いた話ではありますが、東京オリンピックの時にアメリカ代表のスイマーたちはウォーミングアップの際にかなりの時間を「スカーリング」に費やしていたそうな。

下手くそな我々が地味でめんどくさい基礎トレをやってない(時間とってない)のに、オリンピックスイマーが優先的に基礎練をやってるという現実。

やっぱり基礎は超大事だし、やるべきなのは分かってるんだけど、なぜみんなやらないかと言えば、シンプルに「つまらない」からじゃないかなと思うんです。

<基礎練を楽しむ>

当然ながら基礎の部分をおろそかにしているとミスが多くなるわけです。

特に試合の時なんかは、いろんなプレッシャーがかかるわけですから尚更ミスしやすくなります。

基礎ができていないと、相手との勝負どころの話ではなく、自爆して終わってしまいます。

そんなことはわかってはいるけど、地道な努力よりも一発逆転、急成長を狙ってしまいがち。

さて、なぜ多くの人が基礎練を「辛い」とか「つまんない」と思ってるかというと、成長感じづらいに他ならないと思ってます。

基礎練をしたから上手くなったと感じることあまりないといいますか、急に何かが変わることがないんですよね。

でも、もし基礎練をやったことによって動きが良くなったり、できるプレーが増えたり、タイムが早くなったりするとしたらどうでしょう。

そしたら多分みんな基礎練やると思いません?
人間は単純だから「これをやったらこうなる」というイメージが湧いていないとなかなか行動に起こせないわけです。

なんでやってるのかわからない、地味でめんどくさい作業なんて、たいていの人は苦痛に感じてしまうんじゃないでしょうか。

それと同時に、こうなったらこうなるイメージに近づいてるのかどうかが分からなければ継続できません。

とっても単純だけど、
大谷くんが毎日素振りをやっている(とする)→じゃあおれも素振りやったらそうなれるかも→ちょっとずつ上手くなってきたから続けてみよう
という流れを作りたいわけです。

例えるならば、ドラクエでいうところのレベル上げ。

ドラクエのレベル上げは、「◯レベルになったらこの魔法覚える」とか「このくらい強くなる」ということが(調べれば)わかります。

つまり「こうすればこうなるイメージ」をハッキリとイメージできているわけです。

そして、あとどのくらいの経験値でレベルが上がるのかも数値でわかるようになってる。どのくらい近づいてるのか、あとどれくらいやればいいのかが可視化されてますよね。

だからこそ、地味なレベル上げも楽しく出来るし、もうちょっとやりたい(強くなりたい)とハマっていくんです。

それはゲームだからでしょ、みたいに言う人もいるかもしれませんがそんなことはありません。

なんのために基礎練が必要なのかを意図明確することと、成長を視覚化すること、この2つが出来れば基礎練も楽しいと感じれるはずです。

<基礎に始まり基礎に終わる>

全てにおいて基礎は土台の部分になりますから、土台の幅が脆かったり狭かったりすると、その上には何も積み上がっていきません。

だからこそトップアスリートは基礎練の大切さを理解していて、基礎練を欠かしません。

「あの選手だから出来るんだよ」と思えるようなプレーやパフォーマンスも、その基礎の上に成り立っているわけで。

トップアスリートのようなプレーやパフォーマンスをしたい人は、派手な練習や追い込む練習だけでなく、基礎練を極めるくらいやったほうが、一見遠回りのように見えて、近道だったりします。

ただ、基礎は基礎でも基礎を無意識で出来るまで持っていくことが必要です。それも高いレベルで。

当たり前のことを当たり前以上に行う。徹底してやり続けることは身につけるまではなかなか大変なことだと思います。

武道には「守破離」という言葉がありますが、基本となる「守」を徹底して、考えずともできるようにならなければその先の「破(応用)」も「離(オリジナリティ)」も中途半端になってしまう。

神は細部に宿るともいいますが、突き詰めるとやることはシンプルになって、細かい動きや意識を磨いていくことにたどり着いていくんですね。

難しいことをしない。シンプルイズベスト。
当たり前を忘れない。凡事徹底。めちゃくちゃ大事ですね。

<まとめ>

① プロフェッショナルと呼ばれてる人達はとても「基礎」を大切にしている。

② なんのために基礎練が必要なのかを意図明確することと、成長を視覚化すること、この2つが出来れば基礎練も楽しいと感じれる。

③当たり前のことを当たり前以上に徹底して行う。基礎を無意識で出来るまで持っていけるまで反復して行う。

地道だけどコツコツが一番の近道で、かつ最強だと思ってます!

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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(6歳)と娘(3歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。

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