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コーポレート領域は「COOLでSEXY」であると人材紹介を通して学んだ話

私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、早いもので10年が経ちました。今も変わらずやり甲斐を感じており、一生この仕事を続けていきたいと考えています。
まだまだ未熟な部分も多いのですが、この業界で同じ仕事をしたいと考えてもらえる人が増えたら嬉しい、この仕事の立ち位置も向上させていきたい、何よりスタートアップへの健全なチャレンジをする方の支援を更に増やし、同業界の発展に貢献したいと考えている次第です。

実はそのキャリアの途中で、全く思いもよらない突然の異動辞令で出会った魅力的な領域がありました。それは「スタートアップ×コーポレート」です。

およそ6年程前、上長からの意としない突然の異動辞令でこの領域に出会ったことがキッカケです。
当時、スタートアップ領域のビジネス/エンジニア支援部隊を立ち上げて、軌道に乗っていたタイミングでもあったのでその話を受けた時は、「本気で嫌だ、、、何とか撤回できないものか、、、」と正直思いました(笑)
というのも、私の中でのコーポレートのイメージは「コンサバで・堅く・古めかしい領域」であり、営業バックグラウンドの私からはイメージが遠く、フィットする感覚のない分野であったからです。(コーポレート領域の皆様、当時だけなのでお許しください🙇‍♂️)

しかし、今はコーポレートは本当にCOOLでSEXYな領域であり、皆様へのリスペクトを払っています!今回はその変遷をまとめた話です。

1.かつてはスポットライトが当たらない領域
2.知れば知るほど味の出るコーポレート
3.自身で感じたコーポレートの有り難み
4.コーポレートはますます面白くなる
5.最後に

かつてはスポットライトが当たらない領域

実際に異動してみると、メーカーや外資系企業への転職が花形であり、スタートアップの多くが見向きもされていませんでした。特にコーポレートは顕著でした(笑)結果、殆どタッチされていないこともあり、また未開拓の地に来てしまったことを即座に理解しました。

それからは、直接自社コーポレート部門の方に話を聞いたり、コーポレート領域を担当している友人に話を聞いたりと、ひたすらまた泥臭く向き合いました。その際も「スタートアップのコーポレートへ行く人はなかなかいないんじゃない、、、?」と数多くの方から言われたものです。

面談時にも質問や知識レベルが低かったこともあり、スタートアップ求人の魅力を語るにまでに至らず、ご満足いただけていない空気を自分でもひしひしと感じたので、入門編としてコーポレートに関する漫画を読み込んだり、コーポレート領域の求人や転職に成功した方のレジュメにひたすら目を通し(個人で勝手に100本ノックと称してました)、同部門の役割と魅力を段々と感じることが出来ました。

知れば知るほど味の出るコーポレート

コーポレート人材とビジネス人材は、思考や意思決定パターンも異なり、その点も大きな学びがありました。それを自分の中で、肌で感じられたことはとても良かったです。

例えばコーポレートの方は、サプライズ要素の少ない意思決定が多いです。だからこそ、私も情報を伝える際に、具体的に根拠立てて丁寧に情報を届けるということを意識し、その方法を学べたことはとても貴重な機会でした。

スタートアップやインターネット領域にコーポレート担当として転職するということは、ニッチな思考であったため、そのニッチな思考を持つ方々にフィットする情報や案件の言語化は、「数ある案件から求人をピックし、条件ではなくその企業や役割で得られる機会を必ずセットで提供すること。事業成長に紐付き、どんなコーポレートミッションが待っているのかをクリアに語ること。」を徹底し、積み重ねる事で磨きを掛けられる様になりました。

実際にこの領域をやり込み経験を深めている方々は、非常にスマート且つ様々な情報整理に長けている方が多い印象を受け、堅くて古めかしいという印象は、自分の偏見だったなと激しく反省をしたものです。やればやるほど優秀な方々とお会いし、色々な経験談を聞くことができ、非常に魅力的な領域だなと感じるようになりました。
この気持ちは、スタートアップ領域を見つけた感覚と近く、皆があまり手をつけたがらない領域だが、会社を強く且つ健全に成長させるために必要不可欠な機能であり益々盛り上がっていくであろうと強く思いました。そして今では成長する企業を見定める企業理解の軸として楽しめるようになってきたことは喜びでもあります。

(キャリアに関してはこの「韮」の記事が大好きです)

(10Xの津田さんのブログも素晴らしいです↓)


自身で感じたコーポレートの有り難み

また私自身がWARCでの事業を運営してきた気づきとして、経営企画・経理のアクションで数字が締まり・事業のあらゆる数字がスピーディーに見える化されることで、感覚値ではないファクトの事業進捗を得ることが出来ました。また改善もし易く、そのスピードも年々上がっている実感を持てています。

その他にもリクルーターは組織づくりのパートナーですし、人事労務がいるからこそ安心して働けており、法務は契約書締結の際など幾度となくお世話になり、総務は環境を日々整備してくれています。感謝しかありません。

WARCにはコーポレートを支援しているCo-WARCという部署があり会計士やコンサル出身のメンバーも複数いるのですが、側で見ている彼らの仕事っぷりは泥臭い上にプロフェッショナルであり、そんな彼らを私は心からリスペクトをしています。
また、このリスペクトの高まりと同時に、私はコーポレートの方々を”バックオフィス”とは言わない様にしています。決して良し悪しの感覚ではなく、会社の成長にはフロントやバックなどは無いかな〜と思いますし、今やバックと称される存在ではないと感じているからです。


コーポレートはますます面白くなる

またコーポレート部門を取り巻く環境も大きく変化をしています。
同部門におけるテクノロジーの発達が顕著であり、SaaSを活用した業務効率化と最適化を推進することが役割として求められています。背景としては、成長企業のスピーディーな変化へのキャッチアップができる組織を支える基盤を生み出す事ができるからです。

その流れでドメインエキスパートという職種のニーズも高まっており、コーポレート職に従事していた方々がその知見を持って事業を創っていくというトレンドも非常に好印象です。

そして今では、スタートアップ各社のコーポレート人材の採用熱も日に日に高まってきており、転職希望者のチャレンジ数も増加しています。優秀な人材(模範解答を知っていて新たなトライができる柔軟性を兼ね備えた方)は複数社からの引き合いも多く、これは益々加速をしていく印象です。

異動当時は、ネガティブな感情がありましたが、今こうして振り返るとこの領域の支援に携われて心から良かった思っています。この領域を学ぶことがあらゆる好循環を生んでいると確信しています。今後も継続してキャッチアップをしていきたい所存ですコーポレート最高!

最後に

来月、スタートアップ×コーポレートのCOOL&SEXYさを感じられるであろう10Xさん主催のイベント「黒子のコーポレートの大激論 Days」に登壇をします!私は10Xの津田さん@mameco_0417   小酒井さん@m_kozakai と「コーポレート人材のキャリアの広がり」についてお話をさせていただきます!ご興味のある方は是非ともご参加いただけると嬉しいです!

(追記)その後、イベントへ参加したレポはこちら↓です!


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