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料理人の歩き方

いつも投稿を読んで頂き
誠にありがとうございます!
1ヶ月に半月ほどしか営業していないお店お食事処はんぐりーを経営しておりますジョージです。

最高の仲間に巡り会えた専門学校を卒業し現在は20年を超えるフレンチの老舗で働かせて頂くことになります。

2013年4月7人の新入社員と初めて顔を合わせました。
入社式です。
オーナーの話を聞いて食事をさせて頂きその後
ディナーから仕事が始まりました。

ディナー営業はファン感謝デー
常連様をお呼びしてスタッフとお客様が一緒になって楽しむそんな営業でした。

フレンチなのにやっぱり変僕が惹かれた理由です
先輩方に紹介して頂いて常連様とお話をさせていただきました。

緊張も凄かったですし、慣れないスーツと革靴に凄く疲れました。
初日の影響は夜2時に終わりました。

これが料理人への道かとそう思いました。
後に僕たち新入社員は初日が1番大変だったと語っていくようになります。

僕が働いたお店では入社してすぐ料理に携わることはありません。
まずサービスを勉強してからでした。
お客様の声を直に聞き雰囲気や表情からテーブルの状況を理解する。

料理人がただ料理を作っているだけではダメなのです。
誰のために…そこを理解することが最も重要でした。
僕の上司の方は神戸の有名ホテルのメートル
指導こそ少なかったですが背中で語るようなとても尊敬出来る上司でした。
そんな上司のかっこよさに魅せられ2年目もサービスをさせて下さいと志願するようになりました。

そして2年目のクリスマス前に事件が起こります。
2年目の9月ごろから料理長に出勤するだけで怒られるようになりました。

理解も出来ずにただ出勤して2時間ほど怒られ
営業をし、帰る前も夜2時、3時ほどまで怒られる生活が3ヶ月続きました。

そして12月20日の夜何かが弾けました。
友人に電話して「このままやと料理を嫌いになってしまうやから今日泊めてくれ」
全てを悟った友人は「わかった」その一言だけ返して僕を迎えてくれました。

無断欠勤
いわゆるトブと言うやつです。

携帯の電源を切って僕は逃げ出しました。
その日の夜携帯の電源を入れてみると
物凄い電話の数

その中で一つ僕の目に止まった着信
グループの総料理長からでした。

しかしその日の僕にはその電話をとる勇気がありませんでした。

次の日一通のメールが届いていました。
1人でおるから話にこうへんか?
誰も立ち入らへんから落ち着いた時に来てくれたらいい。
調理場で1番お世話になり大好きな総料理長からでした。

12月22日僕は総料理長に会いに行きます。
当時の状況を伝えてそのまま退社させてもらうように伝えます。

帰ってきた返事は意外なものでした。
「誰がどう見ても料理が好きなのは伝わる。全責任を俺がとるから戻ってこうへんか?」

嬉しいと同時にカッコいい。
こんな大人になりたい。そのためにはこの人の近くで働かないといけない。
一度折れた僕がもう一度やり直し誰かを助けられるように覚悟を決めました。





飛び込む覚悟は出来ましたか?

本日も読んで下さりありがとうございます^ ^
今回は2年目までのお話です。
次は同期との関係そして厨房へ編を投稿します



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