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【有価証券の売却🪐】:エッセンシャル会計学 No.19

今回は、有価証券の取得と売却について学んでいきましょう✨

有価証券を取得した場合「売買目的有価証券」勘定(資産)などの増加とします。なお、有価証券の購入に際して証券会社への手数料が発生することがありますので注意します!

この投稿で、どのように有価証券に対する仕訳をしていくのか?という基礎をインプットしていきましょう✨


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています!

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います!
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います。

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

有価証券の取得と売却

今回の内容は、有価証券の取得と売買について学習します✨
まず、有価証券を取得した場合、「売買目的有価証券」勘定(資産)などの増加とします。

なお、有価証券の購入に際して証券会社への手数料が発生することがあります。
この手数料は取得に係る付随費用なので、有価証券の取得原価に含めます。

$$
\\取得原価=購入代価+付随費用\\        \\
※株式の購入代価=1株当たりの購入価格×株数\\
 公社債の購入代価=1口当たりの購入価格×口数

$$

Pointとして、付随費用を取得原価に含める点は、棚卸資産や有形固定資産の取得と同じということを抑えておきましょう📝

仕訳例1 有価証券の取得
当社は、売買目的有価証券として保有する目的でB社株式を1株当たり100円で10株購入し、購入手数料30円を合わせた1,030円を現金で支払った。

$$
\\解答:売買目的有価証券\\
\begin{matrix}\\借方:金額&貸方:金額\\売買目的有価証券:1,030&現  金:1,030\end{matrix}
$$

なお、補足しますと、公社債の1口当たりの額面金額は100円と決まっています。そのため、100,000円の公社債を取得した場合、取得した口数は1,000口となるのです📝

有価証券を売却した場合の会計処理🔥

以下では、売却した有価証券の保有目的によって、どのように仕訳していくのか?という点を整理していきます。

$$
\\使用する勘定科目\\      \\\begin{matrix}
保有目的 & 売却益(収益)& 売却損(費用) \\
売買目的有価証券 & 有価証券売却益 & 有価証券売却損\\
その他有価証券 & 投資証券売却益 & 投資証券売却損
\end{matrix}\\      
$$

このように、有価証券を売却した場合、「売買目的有価証券」勘定(資産)などを減少させ、売却金額との差額を売却益または売却損とします。

ただし、満期保有目的の債券および子会社株式・関連会社株式は売却することを意図していないため、日商簿記2級において出題される可能性は低いでしょう…

以下の例題で、有価証券の売却に関する仕訳を整理します!
上記の株式(取得原価1,030円)を、1,050円で売却し、現金を受け取った。

$$
\\解答:売買目的有価証券\\
\begin{matrix}\\借方:金額&貸方:金額\\現金:1,050&売買目的有価証券:1,030\\&有価証券売却益:20\end{matrix}
$$

このように、売却金額と帳簿金額の差を比較して、収益の発生か、損失の発生かを判定していくのです。

加えて、売却手数料が生じる場合には、有価証券を売却する際に生じた売却手数料を、「有価証券売却益(または損)」勘定と 相殺するか、もしくは、「支払手数料」勘定(費用)で処理することもあります📝
なお、この際は、「支払手数料」勘定を用いて対応します。

2回以上に渡って取得した場合の売却原価の算定💛

同じ銘柄の有価証券を2回以上にわたって取得した場合、売却原価は平均原価法 により算定します。

平均原価法は平均単価を計算する方法であり、移動平均法と同様の計算方法です。

例えば、$${第2回取得:20株@120円  第2回取得:10株@180円}$$であった場合、有価証券の売却益は次の順番で計算されます。

第1回取得=2,400
第2回取得=1,800
合計=4,800円
この計算より、平均単価の算定として合計30株で割ることで一株当たりの平均単価を@140円と求めることができるのです。

総じて、今回のポイントを整理しますと
①「取得原価=購入代価+付随費用」であること
②有価証券売却損益は、売却金額と帳簿価額の差額として計算すること
③有価証券を2回以上にわたって取得した場合、売却原価は平均原価法により算定すること
の3点にまとめることができるのです✨

本日の解説はここまでとします📝
日商簿記2級の取得を目指して、コツコツ努力して参ります。

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません!

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです。

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます。
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています!

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います。
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです!
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります。

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう!

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います。
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお、本稿における参考資料は以下の通りです!

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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